2017年10月31日火曜日

ごきげんさん 2017.10.31.

ミヒャエル・エンデの「モモ」を久しぶりに読み返しました。 時間泥棒のお話は、いつの時代でも「これは今のことだ!」と叫んでしまいますが、 世界情勢も人々も大変化を遂げようとしている「今」、時間泥棒たちとの死後のバトルが始まっています。 医療の世界を眺めてみると「短時間で・多くの人たちを・簡単に治す」が医学の本流でした。 この「治す」は、症状を抑える、という意味でした。 薬で咳を止める。薬で痛みを止める。 眼内レンズで見えるようにする。補聴器で聞こえるようにする。 腎不全に透析する。アトピーにステロイドを塗る。 治す=対症療法は、効率至上主義に最適でした。 100年前の第1次世界大戦までは、人類はずっとホメオパシーと自然医学、呪術などの波動量子医学、薬草や漢方などの対症療法を上手に使いこなしながら治してきました。 ひとりひとりを、たっぷりと時間をかけて、病の根元から治していました。 生まれてくる時に授かってきた時間を、笑い声と慈愛と友だちの輪に浪費していました。 仕事や家事や子育てにも、笑いながらどんどん時間を注ぎ込みました。 そこに時間泥棒たちがやって来て・・・それに気がつくと、何だか灰色の顔をした時間泥棒たちにいたるところから監視されているような気がします。 死後の世界には、時間も病もありません。 そんな死後の世界から「今」の私たちを眺めたら、さて? どんなふうに見えるのかしら? せっかくの人生なのに、何をそんなに急いでいるの。もっと楽しみなさいよ・・・かな。 ガンになると、人生の残り時間が急に少なくなったような気がします。 時間泥棒に身ぐるみ剥がれて丸裸にされてしまった・・・悲壮な顔つきになります。 残り少ない時間で何とかしなくちゃ!と焦りに焦ると、ますます時間泥棒たちの思うつぼです。 ガンの自然療法の極意も陰陽太極です。 これまでの食と生活を大逆転させます。 残り時間が少ないのに、たっぷりと時間をかけて、ゆっくりと病の根元から治していく。 焦りは禁物だと叱られ、日々の笑いと感謝と慈愛を求められます。 本当は簡単なことなんだけど、ほとんどの人たちはとても難しいことだとあきらめます。 時間に追われて焦ると波動は下がります。 時間をゆっくり&たっぷりと楽しむと波動は上がります。 剣の達人も、ヨガの聖者も、赤ちゃんも時間をゆっくり&たっぷり楽しむ達人です。 だからとても波動が高いですよね。 大災害や戦争の時には、短時間で・多くの人たちを・簡単に治す医療が必要です。 でもそれは非常時だけ。 日常では、たっぷり&ゆっくり人生を楽しむのが一番の予防医学ですよ。 第三次世界大戦? 大丈夫 起こりませんよ。