2017年3月19日日曜日

ごきげんさん 2017.3.19.

奥山医院では「ごきげん少食療法」をお薦めしていますが、世の中にはいろいろな少食療法・断食療法があり、素晴らしい効果をあげています。 最近、気になっているのは「星野式ゲルソン療法」です。内容は・・・ 1)有機人参を中心にリンゴ+レモンの生しぼり野菜ジュースを1回400ミリリットルを1日3〜5回、計1.2〜2リットル程度飲む(スロージューサーをお薦め)。 2)玄米や全粒粉パンなどの未精白の穀物、いも類などを主食として摂る。副食では海藻類、キノコ類を摂る。 3)無塩食を心掛ける。 4)油と動物性食品を制限する。 5)嗜好品(アルコール、カフェイン、煙草、精製された砂糖)や食品添加物を摂らない。 もはや「ごきげん・・・」とは言えない厳しさです。有機野菜に限定すると、ジュース代だけで月10万円ちかくかかるでしょう。 でも大丈夫! 伝家の宝刀:プラセボ効果があります! 体毒の排泄効果がアップしているのだから、少々の(有機野菜でない)デメリットなんか一緒に排泄されてしまう! と気楽にやりましょう。 海藻類はいいですね。私も数ヶ月前から身体が無性に海藻を欲しがっているので、一日1食の具だくさん味噌汁に出汁昆布をいっぱい入れて、一緒に食べています。 カボチャも身体がとても欲しがるので、この冬は毎日、たっぷりと味噌汁に入れて食べています。ニンジンもカボチャもベーターカロチンの王様ですからね。 塩はどんどん摂りましょう。 私は自家製梅干し(たっぷり塩を噴いている)と多めの味噌で塩を摂っています。 時々、味噌汁を摂らないと、その夜、足がつったり、むずむず足病のようになります。 玄米菜食・味噌汁・時々魚ですので、油は摂りません。もちろん動物性蛋白食品はもう摂りません。 数ヶ月前に鶏肉と卵をやめました。身体は喜んでいます。 精製された砂糖・塩はもちろんNGですが、コーヒーはOKです(焙煎すると中性食品になります) ゲルソン療法の進化型?に「済陽式食事療法」という療法もあります。 1)調味料の塩分はほぼゼロに近づける。 2)四足歩行の動物は食べない。卵は1日1個まで。 3)野菜&果物をジュースで1日1.5〜2リットル飲む。 4)胚芽を含む穀物といも、豆類を食べる。 5)乳製品・キノコ・海藻類を食べる。 6)レモン・ハチミツ・ビール酵母を摂る。 7)油はオリーブ油かゴマ油を使う。 8)水はナチュラルミネラルウォーターか浄水。 9)禁酒・禁煙。 これも塩分と卵OK、乳製品OKが私の少々療法と違うところです。 この「済陽式食事療法」の臨床成績は・・・ 症例総数353件に対して(平均観察期間4年)、完全治癒49件、改善176件、不変9件、進行20件、死亡99件(以上いずれも、『ガンを消す食事』済陽高穂監修、主婦と生活社より) 特に、乳がん・前立腺がん・リンパ腫など、食事療法が効果を発揮しやすいがんについては有効率が70%にも及んでおり、再発を含む進行がんでも60%以上が改善するとのことです。 3つの少食療法をまとめると・・・ 1)ニンジン+リンゴ+レモンの生絞りジュースをできるだけ大量に飲む 2)玄米菜食、海藻・キノコ・豆類。イモ類を摂る。発酵食品LOVE! 3)禁煙・禁酒・肉類もNG 4)そしてやっぱり 朝:ジュース 昼:ジュース 夕:玄米菜食 ですね。