2017年3月14日火曜日
ごきげんさん 2017.3.14.
80才代の膵癌(手術不能:十二指腸通過障害あり)の患者さんが初診されました。
数日後に、軽い抗癌剤を開始することになっているが、受けた方がよいかどうか?のご相談です。
癌医者の説明では(ご本人も家族もあまり理解できていませんでした=癌医者の責任です)どうやら膵癌ステージ4aか4b・・・つまり末期癌です。
癌医者は「軽い抗癌剤だから大丈夫ですよ」とオレオレ詐欺まがいな誘導をしていました。
主訴は「お腹がモヤモヤする」 食事は流動食なら可です。
とてもはっきり&しっかりと話される典型的な「大阪のおばちゃん」(言動に裏表なし!)です。
顔望診は年齢相応の腎虚、肝火心火、脾に悪血で、舌診所見と一致しています。
アーユルヴェーダの脈診と漢方腹診で心下痞(心窩部がつかえる感じだが圧痛はない)、臍下虚、臍周虚、やや肝火上炎を診ました。足太陰脾経には特に反応穴がありませんでした。
背診では、膵臓部に圧痛も熱感もなし、膈兪(BL17)〜腎兪(BL23)までに反応穴なし。百会も湧泉も疎通あり。
院内迅速検査で、顆粒球:65%とやや交感神経の過緊張状態でした。マクロファージは低下しておらず、免疫力もOKです。
この方は四診・体表観察から、免疫力&自然治癒力>>癌 と判断できます。
話し声も表情も性格も、生命力に溢れていますからね、当然です。
結果として ① 抗癌剤はすぐに断りましょう。放射線もNGです。
(そもそも3大癌療法をやっても、何もしなくても(代替医療はOK)膵癌ステージ4の予後はあまり変わらないです・・・3大療法しない方が元気で長生きする可能性大)
② 十二指腸の通過障害がひどくなれば・・・高カロリー輸液をご希望でしたので、必要となれば鎖骨下静脈へのポート埋め込み術(2〜3日入院)をしてくれる病院を紹介します。
③ 生活指導
・華陀刺絡療法を週1回続けてみましょう。
・玄米菜食(玄米粥がお薦め) 味噌汁発酵食品中心に。魚は可。卵は控えましょう(元々肉は食べない)。大豆中心にしましょう。
・乳製品・精白食品(砂糖・小麦・白米)は禁止。
・コーヒー大好き・・・OKです(砂糖とミルク抜き)
・ごきげん少食療法(朝はニンジン+リンゴジュース(元々昼抜きだったので)夕食はフリー)
・生姜をしっかり摂りましょう。
・華陀鼎灸でお腹〜下半身の冷えを取りましょう(腸内フローラ=造血&免疫力の向上)
・お腹のモヤモヤ感は、大建中湯:山椒1-2;人参2-3;乾姜3-5;膠飴20-64で処します。
・早寝早起き 太陽礼賛ヨガをお薦め。
④ 大阪人の癌治療特診です!
・週1回以上は、難波よしもと劇場で2〜3時間、大笑いしてくること。
(自転車で通える距離だそうです)
あとは華陀刺絡で、交感神経の過緊張を緩め、陰陽と氣血水のバランスを整えて、全身の経穴経絡を疎通すれば「大丈夫です!」
心斎橋 奥山医院から難波よしもと劇場まで、歩いても30分ほどです。
(心斎橋筋商店街のアーケード・超有名なグリコ看板・千日前・・と歩いても楽しいです)
朝7時か8時に華陀刺絡を始めれば、10〜11時には難波に着きます。
華陀刺絡に引き続き、よしもとで大笑い療法すると、どんな癌だって治っちゃいますよ!
まるで虎渓三笑ですね。笑っていたら、癌も消えちゃった(大阪なら、あり得る!)