2016年11月28日月曜日

ごきげんさん 2016.11.28.

「福田稔先生の氣血免疫療法と刺絡療法は、どこが違うのですか?」とのご質問をいただきました。 同じです。 福田先生の施術を直接、拝見したわけではありませんが、著書を読み込んでいくと、すべてが手に取るようにわかります。 もちろん、福田先生の遺された氣血免疫療法のエッセンスはそのまま受け継ぎ、施術方法は独自にアレンジしています。 百会・つむじの刺絡と手・足指の十井穴刺絡がメインなのは福田先生と同じですが、頭の経絡を手鍼で疎通させていくところはオリジナルです。 (福田先生は「つむじ風くん」を使用) 腹診で強く反応している経穴経絡に刺絡&吸角をしますが、福田先生の著書には吸角の話は出てきません。 その代わり、胸腹部と腕、足の経絡に沿って、つむじ風くんで反応経穴を疎通しておられたようです。 この身体と上下肢の反応経穴をひとつひとつ疎通させていく手法は、吉川正子先生の陰陽太極鍼に通じるものがあります。 福田先生は患者さんを座位で診察・施術されていましたので、脇の下や背中などの経絡経穴にも つむじ風くん を当てられておられたようです。 全身の経穴経絡を通すことで氣血を流す。 全身の氣血が流れると、交感神経ー副交感神経のバランスが整い、免疫力は回復して、病は自然治癒していく。 これが福田先生の氣血免疫療法だと読み解きました。 福田先生がアトピー性皮膚炎をはじめ、癌やさまざまな難病を氣血免疫療法で治した実績を挙げて下さったおかげで、今、こうやって自信を持って刺絡療法を患者さんにお薦めできています。 本での出会いとは言え、天命のご縁だと強く感じています。 交感神経の過緊張が招く病は・・・ 癌・潰瘍性大腸炎・クローン病・胃十二指腸潰瘍・白内障・糖尿病・痛風・甲状腺機能障害・肺炎・肝炎・膵炎・腎炎・化膿性扁桃腺炎・口内炎・ニキビ・肩こり・手足のしびれ・頭痛・腰痛・膝痛・神経痛・五十肩・脱毛症・関節リウマチ・静脈瘤・セルライト・歯周病・耳鳴り・高血圧・脳梗塞・心筋梗塞・狭心症・冷え症・線維筋痛症・月経困難症・子宮筋腫・子宮内膜炎・知覚鈍麻・味覚異常・視力低下・難聴・イライラ・怒りっぽい・不眠・のどの狭窄感・食欲減退・やけ食い・肥満・全身倦怠感・恐怖感・緑内障・便秘・胆石・脂肪肝・尿毒症・魚の目・妊娠中毒症・口渇感 副交感神経の緊緊張が招く病は・・・ アトピー性皮膚炎・気管支喘息・花粉症・通年性アレルギー性鼻炎・のぼせ・虫垂炎・頭痛・かゆみ・しもやけ・うつ病・気力減退・拒食症・肥満・高血圧・下痢・骨粗鬆症・カタル性扁桃炎・ネフローゼ 東洋医学では、氣が有形となったものが血とされています。 アーユルヴェーダでは、氣は波動でもあります。 氣が流れれば血が流れます。 血の滞りを除けば、氣の巡りも良くなります。 氣血は一体であり、その本質は波動です。 刺絡して指先からわずか1滴の血を流すことで、その経絡と結ばれているすべての経穴経絡の氣が一気に動き始めます。 氣の流れは波動となって全身にくまなく拡がり、滞っていた邪気を吹き飛ばしてくれます。 台風一過。あとには調和のとれた氣・波動が宇宙の波動と同じ周波数で心身を美しく流れています。 これが真の健康 アーユルヴェーダのオージャスに満ちた状態です。 脳と脳深部、脳幹、脊髄も波動で繋がり、相互機能しています。 認知症も不眠症もパーキンソン病も、さまざまな精神疾患や多動症、自閉症も脳の冷えが大きく関与しています。 脳の冷えは、まるで電波障害のように脳内の波動による連結を阻害して、脳機能障害を起こします。 刺絡をすると、脳の氣血が流れて、脳の冷えも解消します。 脳の冷えが消えると、脳の自然治癒力が回復して、脳に溜まった老廃物・化学物質や農薬などを排泄できます。 脳の老化が止まり、脳本来のバランスを取り戻すと、脳の万病も治っていきます。 氣血免疫療法は素晴らしい治療法です。これからも、おおくの方々にお薦めしていきます。