2016年11月1日火曜日

ごきげんさん 2016.11.1.

霜月に入って、「冷え」が表に出てきた患者さんが増えました。 風邪がなかなか治らない いくら寝ても疲れがとれない 脳と感情のマルチタスクがうまく働かなくなって仕事の能率が落ちた 東洋医学で診れば、どれも「冷え」の表症です。 西洋医学では・・・内科・心療内科・神経内科・脳外科・精神科へ・・・たっぷりと検査をされて薬漬けにされてしまいます。 くわばら&くわばら 「冷え」の下には、悪血や水毒が潜んでいます。 脳氣功で診ると、 感情や記憶を司る辺縁系が白く扁平になっている人 脳幹にびっしりと白霜がついたかのように冷えている人 脳が冬眠しかかっている人 みなさん、脳〜脳深部の血虚が目立ちます。 氣だけが高ぶっているので、夜間睡眠時にも交感神経の緊張優位のままです。 白血球の顆粒球が過剰反応した戦闘モードが解除できないままの睡眠ですから、免疫系が疲弊してしまいます。 これでは風邪も治りませんし、疲れもとれません。能率も下がります。 頭の百会やつむじの経穴が開いていると、余剰な氣は排泄されてバランスがとれますが、元々、水毒がある方は、百会やつむじも閉じてしまっていますので、高ぶった氣は頭パンパンで行き場のない氣濁となります。 氣濁の嵐は、熱と冷えを生み出します(陰陽太極)。 熱は心へと下って、イライラや怒り、攻撃的性格を強めます。 冷えは、脳〜脳深部を凍えさせます。霜付きフリーザーです。 治療法は、百会・つむじの刺絡と手(足)十井穴刺絡に漢方薬服用がベストです。 脳疾患、特に脳梗塞や認知症、パーキンソン病もこの冷えを原因とすることが多いので、刺絡療法がお薦めです。 ADHDや自閉症、閉じこもりの子供たちの脳深部も、アンバランスな熱と冷えが悪さをしていることが多いので、刺絡療法が有効です。