2016年11月26日土曜日

ごきげんさん 2016.11.26.

インフルエンザの予防注射は必要ですか? とのお尋ねが増えました。 西洋医学的には必要です。 東洋医学的には不要です。 自然医学的にも不要です。 インフルエンザが猛威を振るった年の経験では、予防注射を受けていた人はインフルエンザにかかっても軽症でした・・・38度前後の熱、喉の痛み、鼻水、咳、頭痛、関節痛が、予防注射を受けていなかった人よりも軽かったということで、まったくインフルエンザにかからない!わけではありません。 結局、予防注射をしていた人も、していなかった人も、インフルエンザにかかれば「タミフルなどの特効薬」と麻黄湯などの漢方を服用していただきました。 私自身は予防注射をしています。毎年、最初のインフルエンザ患者さんを診察したときにインフルエンザをもらいます。 「来たぞ!」と身体の免疫反応が教えてくれるので、一晩、しっかりと汗をかいてデトックスして治してしまいます。 仕事が忙しくて休めない方は、インフルエンザ予防注射をしても良いでしょう。 接客業の方も、しておいた方が良いでしょう(会社・お店から半強制される方もおられます) 受験生もしておいた方が無難でしょう。 インフルエンザにかかっても、4〜5日しっかりと休養できる方は要りません。 麻黄湯などの漢方をしっかりと飲んで、小食にして、汗をたっぷりかきながら寝ていれば数日で治ります。 インフルエンザ予防注射の問題点は・・・ 流行すると予想された3種類のウイルスがはずれれば、効きません。 はずれなくてもウイルスの変異が早ければ、効きません(1月のインフルエンザは治りやすいが、4月以降のは治りにくい=薬剤耐性?) ワクチン溶剤の安全性(毒性)の問題もあります。 ちなみに、インフルエンザの検査の信頼性は100%ではありません・・・反応マイナスでも脈診と症状からインフルエンザであることがわかる場合も多いです。 マニュアル一辺倒のドクターたちは、検査がマイナスだとインフルエンザの診断&治療をしないようです。 なぜ目の前の人間を診ないのでしょうね? 自然療法医としては、インフルエンザ予防注射は、とてもお薦めはできません。 普段から免疫力&自然治癒力を高めておけば、かからないし、かかっても「軽い風邪」ですんでしまいます。 ということは・・・インフルエンザに毎年かかる人は、免疫力も自然治癒力も低いかもしれません。 そういう人は・・・癌や脳卒中、認知症、老化病にかかりやすいとも言えます。 当院お薦めのインフルエンザの自然療法は・・・ 診察治療:手十井穴刺絡・経穴鍼・麻黄湯処方(葛根湯麻黄湯半両、桂枝葛根湯、桂枝麻黄湯、桂枝湯などのこともあり) 1日目:麻黄湯を飲む。ハチミツ生姜湯や黒砂糖生姜湯で水分補給・ミネラルを補充する。毛布・布団をかぶって汗をたっぷりかきながら寝る(夜中に数回、着替える) 2日目:かなりスッキリしているはずです。もう大丈夫そうなら漢方薬もやめて、小食・生姜湯で休養します。頭痛・関節痛が残っていれば、汗かきデトックスを続けます(汗からインフルエンザの毒素が排泄されます) 3〜5日目:もうすっかり元気になってますが、世の中との折り合いをつけるため(5日間は休業すべし!との上意)、自宅でゆっくりと静養します。 新型インフルエンザが出た時も、鳥インフルエンザの人感染変異型が出た時も・・・西洋医学では毎回、大騒ぎしていますが、東洋医学と自然療法はまったく意に介しませんでした。 なぜなら、目の前の患者さんを「診ている」からです。 そして、免疫力と自然治癒力を高める術をいくつも持っているからです。