2015年8月10日月曜日

おはようさん 2015.8.9.

昨日は大阪中谷塾で、夜の淀川花火大会を塾の会場のホテル屋上という特等席からゆっくり楽しませていただきました。 今日は名古屋中谷塾へ遠征! 昨日も今日もブログを書けませんでしたが、今日の名古屋塾の始まりに詠んだマイ俳句をご紹介しましょう。 今日のテーマは「見えないものを詠む(妖怪編)」 驚ける人は、感受性が豊かです。 びっくりしたり、すぐに影響を受ける人は、よくバカにされます。 自分というものがないから、簡単に驚いたり、影響を受けるのだ、と。 ところが、それは大きな勘違いなのです。 驚ける人は、感受性が豊か。創造力が豊か、と中谷先生は言います。 そうなのです。驚けるということは能力なのです。 驚ける想像力、影響を受けやすい感性に磨きをかけましょう。 このようなお題でした。 例:夏負けの 魑魅魍魎や 百鬼夜行 私が詠んだのは・・・ 「見えないものを詠む」と聞いて、浮かんできたのは「坂の上の雲」の病床の正岡子規の姿でした。 子規の初盆に詠む・・・ 大文字 背中をさすり 紅花火 子規が亡くなって、初盆を迎えた妹が、御霊送りの炎を遠く虚ろに見上げながら、思い出します。 咳き込んだ兄ちゃんの背中をずっとずっとさすってあげていたなぁ。 兄ちゃんは苦しかっただろうなぁ。悔しかったやろうなぁ。 今も苦しんでいないかしら・・・ 背中をさすっていると、突然、洗い立てのシーツの上に、真っ赤な血が飛び散ったの。 それはまるで、花火のようだった。 一瞬、ほんとに一瞬だったけど、兄ちゃんのことを忘れて、きれい、と思ってしまったの。 そして、涙がこころの奥から湧き出てきて、兄ちゃんを抱きしめて号泣したわ。 紅花火は、兄ちゃんの最後の命だったから。 兄ちゃんが最後に見せてくれた、美しさだったから。 兄ちゃん、ごめんね、ごめんね・・・ 返し へちまの水を 共に楽しむ 子規からの返しです。 お前はよくやってくれたよ。 もう今は、楽しかったこと、うれしかったことしか覚えてないよ。 お前が作ってくれた天糸瓜水の味、覚えているよ。 うれしくて、うれしくて、お前にもすすめたよ。 じゃぁ お相伴させていただきます、と無邪気に笑うお前の目が、うれしかったよ。 こんな兄に尽くしてくれたお前との最高の想い出だよ。 ありがとう、ありがとう。 ここまで準備していたけれど、塾の中では全くお披露目する機会がなかったので、ちょっと残念でした。 明日は大阪&名古屋中谷塾の内容をご紹介しますね。