2016年8月6日土曜日
ごきげんさん 2016.8.6.
夏休みのお知らせ(変更があります)
8月11日(休日)〜8月15日(月曜)までお休みです。
8月16日(火曜日)から通常通りの診療を致します。
「スピリチュアルケアって何ですか?」とお尋ねいただきました。
守護霊、憑依、妖精、怨霊などの目に見えない(非科学的だとされている)「水木しげる」の世界から、宇宙人、異次元、テレパシーなどの「月刊ムー」な世界まで、何でもアリです。
最も大切な「スピリチュアルケア」とは「生と死」 特に「死」についてです。
死んだらどうなるのか?
なぜ私が死ななきゃいけないのか?
死ぬ時、苦しむのか?
この3点にお答えできる自信がある医療者だけが「スピリチュアルケア」を名乗れます。
(別に資格や認定はありません・・・学会や認定組織を作ろうとしている人たちもいますが)
スピリチュアルケアは、宗教者や哲学者とダブります。
スピリチュアルケアに、これが正解!はありません。
(死を迎えている患者さまの前で、スピリチュアルケア中での宗教戦争は大人げないです)
「私はこう思います」が言える医療者の言葉がスピリチュアルケアです。
医療者は目の前の患者さまより、確かに「死にゆく人たち」をたくさん看取ってきています。
だからそれなりの自分の死生観を持っているはずです。
死を前にした患者さまは、不安や恐怖、寂しさや悲しさ、悔しさを聴いて欲しい・・・まず静かに聴いてさしあげましょう。
スピリチュアルケアは傾聴で始まります。
次ぎに「私はこう思う」をわかりやすく、でも決して押しつけないように細心の注意を払いながら語ります。
この時、患者さまの宗教観に合わせようとしてはいけません。
にわか○○教徒はバレバレで、患者さまのこころの窓を閉じてしまいます。
1対1の人間として向き合いましょう。
患者さまがここで話を打ち切れば、それで終わります。
もっと「死」の話を聞きたがったら、自分の死生観と患者さまの死生観をすり合わせていきます。
ここで医療者(宗教者や哲学者)の死生観とその智恵が試されます。
教義や経典・聖書で勉強したこと・教わったことは知識に過ぎません。
その上で自分がどう思うのか? どう考えているのか?は智恵です。
知識を自分で咀嚼しなければ、智恵には至りません。
「光の前世療法」4200例を通じて、6,7000以上の「死とその後」を見てきて、「死と生」の智恵も深まりました。
何を聞かれても、自分なりの死生観をお話できます。
だから、スピリチュアルケアのアドバルーンを自信を持って上げることができます。
2000年から大きく時代は変わり始めました。
そしてここ数年、大変革とも言えるほど大きな人間の集合意識の変化が最終局面を迎えています。
これまでの「死生観」は役に立たなくなってきました。
死を知るには、明日の生から今を見つめてみましょう。
そこに悟りがあります。
生と死を超越できれば、そこから見えるのは「愛」だけです。宇宙の愛です。
患者さまを「宇宙の愛」という第三軸で診ることがスピリチュアルケアの癒しなのです。
生と死:死生観の話だけでなく、月刊ムーな話でも、ゲゲゲな話でも、Xファイルな話でも・・・振っていただければ、点滴や鍼灸しながら何でも対応させていただきます。
正直、こういう話ができる医療者は、そうそういないと思いますよ。