2016年8月29日月曜日

ごきげんさん 2016.8.29.

「元々、生理痛がひどくてよく学校を休んでいましたが、社会人になってからは更にひどくなってきて・・・仕事も休めず、レディースクリニックではホルモン剤を処方されるだけで・・・私、ホルモン剤は合わないんです・・・漢方で何とかなりませんか?」とお尋ねいただきました。 社会人になるとストレスが半端ないんだから仕方ないだろう。仕事第一の気合いだ!・・・は典型的なモテないダメ上司です。 ホルモン剤は嫌だって?(こりゃぁ心療内科だな・・・)・・・もダメ医者の思考です。 生理痛も、悪血・冷え・水毒の3悪が元凶です。 もちろんストレスなどの心因が関与していることも多いですが、 社会人になって更に悪化する生理痛は、クーラー病に代表される冷えが起爆剤となり、元々あった悪血と水毒を爆発させることで悪循環を引きおこすのが原因です。 オフィスの中でも、冷房の強いエリアと弱いエリアでは冷え方が全然違ってきます。 男性はもちろんのこと、女性キャリアー上司さんは肝火上炎タイプが多いので冷房には強いです。 でもね、人には実の人と虚の人がいるのです。 誰でも頭では分かっています、暑がりな人と寒がりな人がいることは。 冷房の季節になったら、オフィス内の机配置を変更してくれる上司はモテます。 暑いのと寒いの。 暑いのには夏の身体は耐えてくれます。 寒いのには・・・身体の芯から不調を来します。 家に帰ってからも冷房を入れちゃいますから、体質が実でも虚でも、陽でも陰でもみんな身体の芯は冷えてしまう・・・これが生理痛だけでなく、肩こり、頭痛からアトピー、喘息、認知症、癌まで、あらゆる病気の元になってしまいます。 さて、その冷えを治しましょう。 と言っても、身体をしっかりと診ていかなくてはいけません。 冷え症&生理痛=○○○漢方薬 なツムラ漢方処方では当たりハズレが大きすぎます。 まず悪血を下痢の形で取り去るのか 温める方から入っていくのか 水毒から攻めていくのか 生理痛を富士山に例えると、登山道はいくつもあります。 どの道を選ぶのか?  詳細な漢方診が行くべき道を教えてくれます。 西洋医学はこれから急速にIT化・ロボット化されていきます。 東洋医学はこれからも四診が続きます。  特に脈診と腹診の触れて感じてシンクロして診ることの大切さは変わりません。 生理痛は不妊症にも繋がります。 鎮痛薬で我慢できるから良い、という話ではありません。 不妊症で苦労するよりも、時間的にも気持ち的にも余裕のある「生理痛」の間に、しっかりと漢方治療して、心身のバランスを整えておきましょう。