2016年8月3日水曜日

ごきげんさん 2016.8.3.

「不妊症の専門病院で治療中ですが、漢方治療もしてもらえますか?」とお尋ねいただきました。 はい、もちろん大丈夫です。 不妊症と漢方はとても相性が良い治療です。 不妊症のホルモン治療の副作用を漢方で軽減することもできます。 ホルモン治療はつらいですからね。 悪血、水毒、冷え症を治せるのは漢方治療だけです。 この3悪を治しておけば、不妊症治療はとてもスムーズに運びます。 男性側にも悪血、水毒、冷え症が多く認められます。 男性は暑がりですから、自分では冷え症だと思っていませんが、実は身体の芯がとても冷えている人が多いです。 精子の変形奇形や数の減少は、この冷え症から来ているとも言えます。 男性の場合は、仕事のストレス、心身の疲労、内外のプレッシャーで気滞や気虚になっている人も多いです。 氣は生命エネルギーですから、気虚で精子がヘナヘナしてしまうのもうなずけます。 氣には鍼がよく効きます。 でも男性は鍼灸が嫌い(針=痛いのが嫌い)ですから、漢方薬治療の方が長続きします。 そういうところまで踏まえて、最適な漢方治療を行っていきます。 下腹部を精妙に腹診すると、子宮と卵巣の状態が見えてきます。 すでに出産経験があれば、子宮のどこに前の胎盤の痕があるのか? そこは筋腫になっていないか? 卵管に詰まりはないか? どちら側の卵巣の卵子の方が元気か? 自然受精はしやすいか? しにくいか? そんなことまで見えてきます。 もちろん異常があれば、その場でヒーリングしておきます。 その効き具合は、お帰りの際の顔色を見ればわかります。 不妊症治療中も、妊娠中も漢方治療をしていると、とても元気な赤ちゃんが生まれると聞いたことがあります。 お母さんの悪血・冷え症・水毒を治しておくのですから、赤ちゃんも元気なのは当然です。 不妊症だけでなく、生まれてくる赤ちゃんのためにも、漢方治療を併用されることをお薦めいたします。