2017年2月27日月曜日
ごきげんさん 2017.2.27.
常連の患者さんから不妊症のお友だちをご紹介いただきました。
診せていただくと、ストレス由来の食滞湿痰・やや肝火旺盛ですが、水毒・悪血・邪気はありませんでした(望診・脈診・舌診にて)
子宮にやや冷えはありますは、卵巣に冷えはなく、悪血・邪気・水毒もありませんでした(腹診にて)
これなら大丈夫!!
処方は、ごきげん少食療法と華陀鼎灸です。
「貧乏人の子沢山」の本当の意味に納得していただきました。
あらゆる妊活をやってもダメだった夫婦が、1日1食の少食療法を始めて半年後にはご懐妊!な報告がファスティングの本にたくさん載っています。
不妊外来の先生たちには恨まれますが、簡単&安全&楽チン&安い!ですので、不妊症のご夫婦にはファーストチョイスでお薦めです。
子宮や卵巣の冷え・水毒には、やはり華陀鼎灸が一番です。
最近、ヨモギ蒸しのカイロ?を会陰部に張る専用ショーツがある、と患者さんたちから教わりました。
なるほど・・・100匹目の猿現象ですね。
華陀老師は、ホッカイロで良い!と仰ってました。
会陰穴には足裏用の小さいホッカイロがお薦めです。
骨盤内が鼎となって温まると、水毒が溶けて、氣血が上の百会と下の湧泉に向かって循環し始めます。
胃経の氣血循環が蘇ると、食滞湿痰も解消します。
妊婦さんの難敵:過食肥満も足のむくみも骨盤内の冷えと水毒が元凶です。
元を治さないままで、体重ばかり気にしたり、足のマッサージを繰り返しても、ストレスが溜まるばかりです。
お母さんの心的ストレスは、胎児の心的ストレスにもなります(一種の胎内記憶)
この患者さんは、まず半年間、少食療法と華陀鼎灸をしていただいて、それでもダメだったら漢方薬+鍼灸治療を始めます。
数年前までだったら、まず漢方薬治療から入りました。
1年前なら、漢方+鍼灸治療から始めたでしょう。
今は、こうやって少食療法と鼎灸という無侵襲・楽チン・安価だけど高効果な療法から始める事ができます。
「診療の幅が広がってきましたね。美しく善き醫ですね」と華陀老師曰く。
小一時間診療して、保険診療850円
診療後、フッとFBに流れてきたのは「積善之家必有餘慶」
光さんのいつもの激励です。感謝&感謝です。