2017年2月12日日曜日
ごきげんさん 2017.2.12.
今月の中谷彰宏先生から患者さんへのことばは「声なき声を聴く」
先日、ある高名な鍼灸老師様がご来訪くださいました。
医院の廊下に掲げてある中谷先生の今月のことば「声なき声を聴く」の前でしばらく立ち止まられ、
「声なき声こそ上医だね」と深くうなづかれました。
声なき声こそが天の師だよ。
人は皆、生かされているが故に、どんな病になっても最後まで生きようとしているし、治りたがっている。
こころ静かに耳を澄ませば、身体から、こころから、魂から「ここをこうやって治してくれ!」という声が聞こえてくる。
人は皆、治り方を知っている。治してくれと助けを呼んでいる。
その声を脈から、氣血から、経絡から「聴く」と、
あとは、手が自然と動くままに任せればよいのだよ。
考えてはいけない。念じてもいけない。
ただ無心に、こどもと無邪気に遊ぶように、病と「遊ぶ」のです。
やがて「病」は満足して、疲れてグッスリと眠ってしまう。
こどもを抱きかかえるように、最後に「病」を抱き、鍼を1本奉じてあげれば完治です。
「聴く」とは、耳で目で鼻で手で肌で「聴く」のはもちろんですが、
則天去私のこころに聞こえてくる声を、これからも大切にしなさい。
というお話をしてくださいました。
まさかあの老師様が突然ご来訪下さるとは・・・だったのですが、
中谷先生の今月のことばが引き寄せてくださったのですね。
とてもありがたいご縁です。感謝&感謝。