2008年5月24日土曜日

星風通信 200524

幸福な人生にさえも、
ある程度の暗さはあるものです。
そして、「幸福」という言葉は
悲しみによって
バランスが取られなければ、
その意味を失ってしまうでしょう。

   カール・ユング

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何があると幸せでしょう。
お金や名誉や名声かな?
健康かな?
幸せな家庭やソウルメイトかな?

何かがあるから幸せだ、と感じているうちは、
それを失ったら、不幸になります。
それを失ってはじめて、幸せだったと気づくから、
それを失いはしないかと不安になったり、
守ろうと躍起になったり、
失った時に立ち止まったまま悲しみに浸ってしまいます。

失うことのない幸せがあります。
今日、生きている幸せです。
今日も生かされている幸せです。

今日という一日を人間として自由にいきてもいいよ、と許された幸せは、失うことがありません。
生かされて、生きている今には、無限の幸せが輝いています。
その幸せは小さな小さな喜びや感謝だから、スピリチュアルでなかった頃は気づけなかったことばかりだけど、心の扉が開いて、自分のスピリチュアルに灯がともれば、本当に美しいものが見えてきます。
この世のすべてがどんなに美しいかがわかります。

生きる喜び、生かされているありがたさに気づけば、もうその幸せを失うことはありません。
自分を信じること。うちなる宇宙を信じることができます。
すべては順調で、誰もが自由であり、許され、祝福されているのだと分かっています。

光と影、陰と陽・・・幸せと不幸、成功と失敗、勝利と敗北・・・男と女、若さと老化、ポジティブとネガティブ、0と1・・・
この世の隅々にまで拡がっている二元性の向こうに待っている一元性の世界が、何となくだけど見えてきた気がしています。

私の進んでいるスピリチュアルケアとは、ご縁のつながったみなさんの心に、美しい一元性のタネを一粒、蒔いてくることだと感じています。
ひとりひとりが自由に自分らしい花を咲かせていただければ、すべてはひとつ、ですから、この地球という星と同じくらい美しい集合体が生まれるでしょう。楽しみです。