2016年4月24日日曜日

ごきげんさん 2016.4.24.

あらゆる病気の遺伝要因は5%と言われています。 ガンも同じ。 あとの95%は生活習慣が原因とされています。 漢方医の立場から言えば、ガンの原因は生活習慣半分・冷え半分です。 体温が低いのはもちろんダメですが、 身体の表面は大丈夫でも、身体の芯が冷えている人も多いのです(例えばアトピー) 身体の芯とはどこ? 解体新書的には骨髄・脊髄&脳・内臓、特に小腸・大腸が最もわかりやすいですね。 もちろん気血が疎通する経絡も冷えてます。 小腸・大腸が冷えると、免疫力が低下します。 便秘や生理痛・不妊症、鬱病や不安症、不眠症の大きな原因にもなります。 脳が冷えると、認知症が進みます・・・当然、運気に陰りが生じます。 ガンを治そうだけなく、ガンを予防したい方は、まず身体の芯の冷えがあるかないか?を診てもらいましょう。 体温計? 手足が温かいから大丈夫? 残念ながら体温計ではわかりませんし、手足の温感は自律神経と強く関わってきますので当てになりません。 のぼせ&高血圧&赤ら顔の男性だから冷え性とは無縁? いえいえ、上半身は確かに熱実証ですが、下半身は冷え性の男性が多いです。 男性更年期、インポテンツ、慢性腰痛、身体のかゆみ・・・危ないですよ。 さまざまな主訴がある時、患者さまも医師も「冷え性を治す」の治療優先順位を下げてしまいます。 冷え性の治療は時間がかかります。 主訴の治療も行いながら、初診時から冷え性の治療も始める。 これが結果的に最も早く確実な治療方法です。 東洋医学的な診察は、ガンや認知症を未病で予防するだけなく、ヨボヨボな老化を防ぐことができます。 自覚がなくても40才になったら、冷え性治療を始めましょう。