2016年4月18日月曜日

ごきげんさん 2016.4.18.

月に一度、蓮村誠先生の「医療従事者のためのアーユルヴェーダ脈診研修会」のお手伝いをさせていただいています。 アーユルヴェーダの究極の目的は、「完全なる健康」です。 完全なる健康とは? 「完全な健康とは、簡単に言えば病気になる可能性すらない、文字通り完成された健康状態のことで、人が到達し得る最高の健康状態です。それは、ドーシャのバランスが取れ、正しい食欲があり、排泄が正常で、組織が適切に機能し、意識と心と五感が至福に溢れている状態と定義されています。」 アーユルヴェーダの完全なる健康は、鍼灸の究極の目標でもあります。 悪血や邪気を祓い、経絡を疎通し、気血を美しく循環させる・・・これが鍼灸です。 私はアーユルヴェーダ脈診を漢方鍼灸の脈診に取り入れていますが、まったく違和感なく、より深く精妙に心身のバランスが分かります。 アーユルヴェーダ脈診に長けてくると、脈の波動にシンクロできます。 脈の波動の中に、その人の生まれてから今までのすべての情報が息づいています。 脈の波動は、その人の情報バンクです。 そこにシンクロして、必要な情報を読み取ってくることができます。 東洋医学的にみても、氣は波動そのものです。 「魔女は血で飛ぶ」の言葉どおり、血も波動です。 脈診でシンクロしていると、例えば患者さまが左足が痛いと、こちらも左足も少しうずいてきます。 気血のシンクロです。 脈を通じて気血をシンクロさせると、患者さまの経穴経絡がとてもよくわかるようになります。 鍼の患者さまの波動とシンクロします。 金属という物質だった鍼が、まるでライトセーバーのようなエネルギー体に変身します。 病気や不調を引き起こしている悪い波動を、健康な善き波動へと正していくためには、 このエネルギー体の鍼が必要不可欠です。 多くの患者さまが初回の鍼灸治療では、内なる改善への変化に気づくことができません。 それだけ慢性的に感性が鈍化していたわけです。 3回、4回・・・と鍼灸治療を続けてこられると、みなさん、感性が豊かに開いてきます。 内なる改善「よくなってきた」感に喜んでいただいております。 今を生きる 今を楽しむためには、健康は必須です。 鍼灸漢方+アーユルヴェーダが、究極の「健康への道」を開いてくれます。 症状を取り除きたいだけの患者さまも大歓迎ですが、 健康になりたい患者さまには「東洋医学の主治医」となって末永く共に歩んでいきます。