2016年1月31日日曜日

ごきげんさん 2016.1.31.

「タオ指圧、究極の経絡メソッド」を読みました。 僧侶の遠藤喨及先生の著書です。 数年前に購入した本ですが、ずっと書斎の中に埋もれていました。 1月に入って、気になって目にとまり、今日やっと読むことができました。 経絡と言っても、鍼灸の経絡概念から「超進化」した内容でした。 普通の鍼灸師さんたちには理解不能でしょう。 「経絡は気の流通路です。経絡は物質ではなく気です。だから、経絡が反応するのは、モノに対してではなく、意念に対してです。気は心に反応することによって、心身を媒介しているのです」 「患者さんに刺激を与えることによって、患者さん自らの癒やし力が発現する生命反応を引き出すことが、東洋医学の治療です」 「受け手が最も圧してほしがっている点はどこだろうか? と想像することは、タオ指圧のスタートであり、また同時にラストでもあるのです。それは、タオ指圧の経絡診断や治療の根本精神が、相手に対する徹底した気遣い以外の何ものでもないからです。相手に対する気遣いは、相手の気持ちを想像することから生まれます。タオ指圧では、これを共感的想像と言います。それは、一体何をしてあげることが、この人にとってベストだろうか?と想像することです」 「この無意識の心の痛みは、気づかわれ、共感され、癒やされることを必要としています。その心の痛みは肉体上に現れます。それがツボなのです。慢性的な身体の病は、人が無意識に抱えている心の痛みを原因としています」 このようにタオ指圧の遠藤先生は、僧侶の立場から宇宙意識のかなり深淵まで達しておられることがわかります。 光の前世療法:光との対話を通じて宇宙意識の彼方まで旅してきたからこそ、共感できる高次意識がこの本には随所にちりばめられていました。 おかげさまで、経絡・気・波動・生命エネルギー・宇宙意識・光との繋がりがとてもはっきりとしてきました。 遠藤先生は指圧という手技を用いて、経絡を整え、気を美しく巡らせることで病を癒やされています。 また、超脈・超特穴という表現で捉えられている手技は、蓮風先生の鍼に通じるものがあると直感しました。 それらの手技と概念を元に、明日から蓮風鍼と陰陽太極鍼をますます磨き上げていきます。 善き本に出会えました。感謝&感謝です。