2015年11月10日火曜日

おはようさん 2015.11.9.

蜷川パパのシェークスピア「ヴェローニの二紳士」を金曜日に引き続き、観てきました。 蜷パパのシェークスピアはなかなかチケットが取れないので、ついブッキングしてしまったのです。 今日は演出内容もストーリーもわかっている分の余裕で、客席ウオッチングしました。 平日の昼間公演ですから、8割以上はおばさん、おっと失礼!レディでした。 チケット代もそこそこしますので、それなりの富裕層のおばさんたちです。 そして見事に、品格のある層とダメな層に分かれていました。 8割以上はダメ層・・・世の中と正規分布してます。 軍師中谷彰宏先生風にXY軸で分ければ・・・(X:お金 Y:品格) マイナス&マイナスの層は、そもそもシェークスピアには来ませんよね。 一万円あったらパチンコへGOな層です。 お金がプラスで品格がマイナスの層が8割を占めた「おいおい」な層です。 この層の人たちもシェークスピアとか蜷川ワールドにはあまり興味なく、イケメン俳優たちが目的な人たちとお見受けしました。 まぁこれで演劇界が成り立っているのだから必要悪として目をつむりましょう。 (劇中に隣とブツブツおしゃべりするのはNGだよ) この層は、おばちゃんだけではなく、その娘(すでにおばちゃん化してたけど)たちも一緒に生息しています。 母親がPAHだと娘もPAHという・・・恐ろしい家族遺伝病です。 成金病の人たちはどうしてもこの層からスタートしてしまいますから、文化度が金ピカになってしまうことも多いです。 お金持ちで品格のあるプラス&プラスの層は、仕草も姿勢もカッコいいです。 ひと目見ただけでわかりますね(姿勢塾で目が肥えてきたので) 金色に輝いているみたいな人たちです。 こういう人たちと劇後にお茶したら、話がもりあがって楽しいやろうなぁ。 ただ気をつけなければいけないのは(マイ経験値)ものすごいダークサイドを持っている人も多いということです。 こころ開いて接していたら、裏でケチョンケチョンに言われていた・・・なんてことがよくあります。 品格と人となり・裏表のダークサイドは別モノということです。 やっぱりお金がそうさせるのかなぁ。 お金はなくても品格のある層もあります。 こういう人たちもシェークスピアや蜷川ワールドには来ます。 この層の人たちの品格は、ものすごくハイレベルのプラスです。 お金という軸を超越して、良いもの・楽しいもの・心地よいもの・うれしいものだけをしっかりと自分軸でセレクトできています。 文化度もものすごく高い。 侘び寂びの世界ですね。 この層にまで上り詰めないと、本当の日本文化はわからないのかもしれません。 X軸が消えて、日本文化というZ軸が現れるようなものでしょう。 平日の昼間の観劇など、もう一生観ることもないでしょう。 いろいろとお勉強をさせていただきました。 夜は久しぶりに当選!したNMBシアター チームM「RESET」公演に参戦してきました。 もちろんナカタニアン・スーツでですよ。 チームMは初めてかも・・・何より「姿勢塾」で鍛えた結果、先日のミスインターナショナル日本大会で25名の美人に容赦なく姿勢ダメ出しをしてしまったこの目がNMBっ娘たちをどう見るか?が興味津々でした。 オープニングの曲で・・・脱帽です。 16名のNMBっ娘たち、全員、100点満点の姿勢で歌い踊っていました。 ダンスのキレの良い娘ほど、姿勢が完璧でまったく軸がぶれません。 今日イチオシは沖田彩華ちゃん(あーぽん) 研究生からNにもMにも上がれず、ずっとサヤ姉のシャドウを勤めていた苦労っ娘です。 そのがんばりが踊りのキレと笑顔に出ていました。 チームMっ娘たちのほとんどが目線配りも出来ていました。 これはミスインターナショナルたちには皆無だったステージ技です。 客席にいる自分に目線を合わせて笑ったりウインクしたりしてくれた(と思わせる)媚薬技です。 これも姿勢ができていないと、軸も頭もグラグラしてしまうので、目線もぐらついてしまうから、ミスたちにはムリだったんだな、と気づきました。 NMBっ娘たちは徹底的に姿勢を鍛え上げられているので、余裕で視線を客席にピンポイントで飛ばすことができるのです。 そして姿勢塾でも今、話題の「背中に羽が生えたように」軽やかな手の動きをするお手本をNMBっ娘たちに見ました。 踊りの振り付けの腕ー手の動作がとても軽やか・・・まるで羽を羽ばたいているような柔らかさを表現できていました。 この時、身体の軸はしっかりとセンターを保っています。 16名がみんな、スカイフックされたように両手で羽ばたいていました。 う~ん、姿勢塾の極致やわ。 歌と踊りに姿勢が重要だということが再認識されたNMBシアター公演でした。