2015年11月18日水曜日
おはようさん 2015.11.18.
今日はNTTの光回線工事の立ち会いで新医院へ行ってきました。
「午前中」という大ざっぱな時間設定で9時半に着くと、もう工事業者さんが来てしまっていて(;^^)ヘ..
急いで呼び戻していただいて室内へ。
部屋の壁はすべて出来上がっていて、左官屋さんがお仕事をがんばってくれていました。
天井と室内の壁ができあがると、いよいよだなっの重圧で緊張してしてしまいました。
この緊張感。きっと昔の武将が自分の城を築いた時に感じたのと同じ緊張感でしょう。
幸之助さんや孫さんだって、きっと同じ重圧感&緊張感を味わったと思います。
未来でもきっと・・・ジャン・リュック・ピカード艦長も就航前のエンタープライズDのブリッジで感じることでしょう。
これはロボットやデジタルには味わえない人間らしさです。
ロジックやエビデンスは、この人間らしさを消し去ろうとします。
でもやっぱり医者、特にホームドクターは「だって、人間だもの」の方がいいですよね。
そんなことを思いながら、工事を眺めていると・・・
2階のブライトリングさんの集配器を開けないといけないことがわかり・・・今日はブライトリングさんが定休日。
高級時計屋さんですから、ビル管理会社さんも勝手に入るわけにはいかず、工事は日延べになりました。
NTT工事屋さんは下請けなので、その親会社さんがビル管理会社さんにちゃんと日時と工事内容の確認をしていればスムーズにいったわけですが、社会にはこういううっかりミスが多いんだなぁ、とお勉強させていただきました。
今日はもう一件の「うっかりミス」のおかげで、朝から書類をバタバタ仕上げて、雨の中を持って行かなければならない事案もあり、「自分もうっかりミスをしないように気をつけなくては・・・これが信用を生んだり無くしたりする元手なんだからな」と納得したのでした。
医療の世界では、ミスは許されないことです。
そうは言ってもヒヤリ!は結構あります。
ミスを恐れると、診断結果はものすごく厳しくなります。
ちょっと悪くても、すぐに精密検査の連続になります。
患者さんの時間もお金も心労も「とるにたらないこと」になってしまっているドクターや病院だらけです。
「人のミスには寛容に、自分のミスには厳格に」だと検査漬けになってしまいます。
まるで甲殻類のようです。ともかくミスをしないように第一線を強固に死守する。
それでも第一線を破られて・・・ホスピス送りになった患者さんを多く見てきました。
タコでもいいんだよ、と私は思います。
第一線はすぐに破られそうになるけれど、おっと、そのまま柔軟に包みこんでいって受け止めてしまう・・・タコな感じです。
柔軟になるには、臨機応変です。プランBの連発です。創造力です。
ロジック医療の最も苦手(忌み嫌う)な療法です。
ロジック医療はレーザー光線のように強力ですが、単色です。
ホームドクターの医療はお日さまの光です。プリズムすれば7色になります。
西洋医学も東洋医学も鍼灸も・・・集めて「良いところ取り」した光色の医療です。
ほんわかしていて頼りない気がするかもしれませんが、生命を育むのはお日さまの光です。
生命が喜ぶお日さまの光のような医療を必要としている人たちをこれから支えていきますね。