2011年1月31日月曜日

おはようさん 2011.1.31.

大寒を実感する底冷えの大阪の朝です。
おはようさん!
理想の伴侶ってどんな人でしょうか?
中高年のご夫婦をたくさん診てきました。
身体の病気、こころの病気。
病気の原因となった人間関係、本人も伴侶も気づいていない人間関係。
そして気づいたこと。
齢を重ねる毎に似たもの夫婦になります。
傍目だけではなく、こころの闇を共存した「こころの根っこはそっくりだね」な夫婦です。
顔が似てくるのは目つきが似てくるからです。
目はこころの窓。この夫婦がどんな心根で暮らし、まわりの人たちを本当はどう思っているのかが香木のように薫りでてきます。
誰でもこころに陰陽があります。
マイナス思考もプラス思考も必要です。
ポジティブ過ぎると徘徊しちゃうし、光だけになると恍惚に飲み込まれます。
真っ暗闇はブラックホール。その内面は怒り、嫉妬、憎しみ、不安、悲哀・・・ドロドロに溶けた真っ赤なマグマが渦巻いてます。
天地自然は陰陽バランスを保とうとします。人間だって同じ。
闇に飲み込まれても(家族のために闇に飛び込んだとしても)ニコニコ顔の、ポジティブに何でもこなせる人にもなれます。
闇もあるけど、まぁいいや、で光を楽しむのが好きな人がペアーだといいですね。
持ってる闇の色は違うけど、まぁ、いいや、それもありだよねって認め合い許し合えると、夫婦の闇は年毎に小さくしわしわになっていきます。闇にはまってるよって支え合えます。でも大丈夫、ちゃんと出てこれるよって信じられます。
認めて許して信じて・・・はい、愛のワンペアーできあがり!
ふたりが闇に飲み込まれると、親や周囲から受け継いできた闇の色も、自分で創り出してきた闇の色も、パートナーが持っている闇の色もぜ〜んぶごちゃ混ぜになって、真っ暗闇ができあがります。許すことも、あるがまま認めることも、自分を信じることさえも・・・虚構の愛を創らなきゃ!!お金、家、車、グルメ、海外旅行、子供や孫の学歴や才能・・・まぁ、いいか。
60で還暦ご隠居さん。70でおじいちゃんおばあちゃん。80でさようなら。
ここ数千年はそれでよかったのです。いくら転生したって心配なし。虚構のままでさようならできたもん。
理想の伴侶。。。
自分がこころ真っ暗闇ならパートナーも実は心根真っ暗闇の人がいいですね。
互いに支配しあってブラックホールへと進化していけます。
同じ闇の人たちがニコニコ顔でまわりに集まってきて、うわさ、おべんちゃら、悪口文句で楽しい老後を過ごせます。死ぬ間際はちょっと寂しいけどね。まぁ、残高いっぱいの通帳もあるし、遺産目当ての親戚一同が日参してくれるから大丈夫。自慢しながら死ねますよ。
自分もパートナーも陰陽バランス良好で、こころ自由なカップルは趣味が違ってても、生活スタイルがバラバラでも、目に見えない絆でしっかりと結ばれています。
共に年を重ねる毎に、目に見えるものに頼らなくなりますね。
例え足腰立たなくなっても、花一輪、そよぐ風の中で笑い合えます。
まわりにはこころ通じ合える人たちだけが集まって。
たくさんの別れがあったけど、それから善き出会いもいっぱいあって。
身体は朽ちても、いつまでもみんなのこころの中に生きられます。
みんなを見守って、みんなに見守られて。和・輪・笑ですね。
人生がとっても長くなって90、100、いやもっと・・・になると、まっ暗闇な人たちと和輪笑な人たちの境目がはっきりしてきます。別々の世界がひとつ屋根の下で暮らすのは辛すぎます。
真っ暗闇の人を和輪笑の世界へ引き込むのはムリでしょう。人を変えることは出来ないもんね。
和輪笑の人が真っ暗闇の世界に飛び込むことはできます。まっ暗闇の世界は和輪笑の人を支配し引きももうとしますから。
理想の伴侶・・ソウルメイトはどこかしら? と悩んでいる人はそんなミスマッチを繰り返しているのではないでしょうか?
真っ暗闇も和輪笑もどっちが善し悪しなんてありません。
どっちもありです。
だから、何を手放そうかしら?を決めれば、あとはちゃんと流れに乗れますよ。
わたし? 私は「暗いよ、狭いよ、怖いよ」なメンドウ君でございますぅ。