2017年9月27日水曜日
ごきげんさん 2017.9.27.
天雷无妄の五爻
无妄(むぼう)の疾(やまい)あり。薬することなくして喜びあり。
病気は不自然さが重なって起こるものである。
それゆえ、薬を用いずとも自然治癒力を高めれば治る。
むやみに薬を用いるとかえって病を長引かせることがある。
これと同じく、何か問題に対して、あれこれと手立てを加えることで裏目に出て、よけいに問題が大きくなることがある。
その場合は、自然の時にまかせて見守ることが一番の薬になる。
まさに自然医学そのものです。
中国4000年の歴史は、自然医学の歴史でもあります。
対症療法である西洋医学は、100年前の第1次世界大戦から世界の医学の王道に就きました。
為政者たちは、戦場医学である対症療法と強兵栄養学を求め、従来の自然医学を弾圧しました。
100年間の不自然さの積み重ねの結果、さまざまな難病が現れ、人類の存続を脅かしています。
自然治癒力を高めるには、不自然さを解消しなくてはいけません。
不自然さとは、便利さ・快適さ・快楽欲望です。
心土不二(その土地、その季節の食物がいい)は、この不自然さを解消するための第一歩になります。
人類は3900年間、自然医学で生き長らえてきました。
この100年間で、平均寿命は飛躍的に伸びましたし、新生児〜小児の死亡率も激減しました。
ワクチンのおかげ、検診のおかげ、新薬と検査器機のおかげ・・・西洋医学のおかげ・・・とは言い切れない真実がどんどん明らかになってきました。
対症療法のこの100年はいったい何だったのだろう?
西洋医学を学び実践してきた世界中の医者たちが「无妄の疾あり。薬することなくして喜びあり」を受け入れることはとても難しいことです。
しかし、日本人は「大いなる自己否定」が得意です。
先の大戦・・・終戦の日を境に、ほとんどの国民が「大いなる自己否定」を難なくクリアして、ギブミーチョコレートし、ロカビリーに酔いしれました。
新しい光の世界は日本から始まると予言されていますが、自然医学の復活も日の出る國:この日本から始まる予感がしています。