2017年9月17日日曜日

ごきげんさん 2017.9.17.

お知らせ: 9月22日(金曜)は全日休診になります。 9月21日(木曜)は午前11時までの外来です(受付10時まで) 10月12日(木曜)は午前11時までの外来です(受付10時まで) 10月13日(金曜)は全日休診です。 10月14日(土曜)の土曜診察は休診です。 チベット医学では、脈を診るのではなく「脈を聴く」と表現します。 指先で「脈を聴く」 とても素晴らしい表現ですね。 まず指先をソッと脈の上に添えて、表層の脈に触れます。 表層の脈が囁き始めます。 少し指先を沈めて、中層の脈を感じます。 中層の脈が歌い始めます。 ズンと指先を沈めると、深層の脈が語り始めます。 左脳でもなく、右脳でもなく、 その中間に無限に広がる宇宙の静けさの中に、脈が聴こえてきます。 私たちが暮らしているこの宇宙は真空で真っ暗闇ですが、 実はとても豊かな光と音に満ちあふれていることは、もうご存じでしょう。 脈に触れて、まず指先でそれぞれの深さの脈を読みます。少し左脳と右脳を使いながら。 次に左脳を止めて、右脳だけで脈を感じます。 脈がいろいろなイメージやビジョンを見せてくれます。心身のメッセージが伝わってきます。 やがて右脳も止まると、脈が聴こえてきます。 この病の原因は何ですか?  この病はどうしたら治りますか? 脈に尋ねると、脈は答えてくれます。「脈を聴く」です。 過去生に原因があれば、そのビジョンが見えてきます。 今生の幼少期に原因があれば、そのビジョンを見せてくれます。 見ながら、こころのバイブレーションや魂の震えが伝わってきます。これも「脈を聴く」です。 脈が近未来のビジョンを見せてくれることもあります。 妊娠だったり、ケガだったり、大切な人との別れだったり・・・ 病の予後を語ってくれることもあります。 チベット脈診には、鬼神脈や死脈もあります。 あの脈がそうだったのかな・・・ 確かに鬼神脈も死脈も聴こえることがあります(これを患者さんに伝えることはありません) どうしたら脈が聴こえるようになれますか? 夜空を見上げて、漆黒の宇宙いっぱいに豊かな光が見えて、ふくよかな音に酔いしれることができた時、脈が聴こえてきますよ。