2017年9月26日火曜日

ごきげんさん 2017.9.26.

9月に入って、ひどい水毒の方がとても多くなっています。 特に先週の台風来襲から、ほとんどの方の脈が重度の水毒を呈しています。 むくみがあれば水毒だと自覚できますが、むくみの自覚はないままに、 ただ身体が重い・何となく調子が悪い・不眠・頭がスッキリしない・食欲がない・便通異常・生理痛・肩こり・腰痛・・・などの水毒症状(アーユルヴェーダでは主にカパの乱れ)が現れています。 舌診でも、典型的な水毒舌も多いですが、水毒のない舌の方もおられます。 アーユルヴェーダの脈診では、皆さんに底なし沼のような水毒の脈を感じます。 この水毒の怖いところは、安保徹先生の血液免疫論:白血球の顆粒球:リンパ球比率=交感神経系:副交感神経系 では、正常値が出ることです。 つまり、さまざまな愁訴のある酷い水毒でも、交感神経と副交感神経のバランスは正常域に留まっている点です。 全身の経穴経絡を診れば、いたるところの経穴経絡が詰まっていますし、頭熱足寒も酷いです。 華佗氣功で診ても、丹田・仙骨・会陰穴も小脳も水毒で覆われて冷えていますし、大脳も水毒でブヨブヨ頭になっています。 自律神経系が正常ですので、このタイプの水毒には、爪もみ療法や星状神経節神経節ブロックは効きません。 もちろん利尿剤では対処不能です(より悪化してしまいます) 利水の漢方薬が効果を発揮するためには、 ・鍼灸で経絡経穴を疎通する ・断食で脾ー腎を補う ・華陀鼎灸で腎を温補する を先だって行うことが必要です。 このまま放置しておいて冬の寒に至ると、水毒は身体の深いところ:芯に沈んでシベリアのツンドラのように氷結します。 一見、水毒症状が改善したように感じますが、実は慢性疾患:ゆっくり型のガン・不妊症・アレルギー病・老化病(骨粗しょう症・認知症・白内障など)・脳梗塞や心筋梗塞などの詰まり病・うつ病や自殺企図などの元凶となっていきます。 未病のうちに酷い水毒を整えておけば、月1回の華佗刺絡氣功で良好にメンテナンスできます。 現病に至ってしまったら・・・週1〜2回の華佗刺絡氣功を要するでしょう。 チベット医学の脈診では、底なし沼のような脈の奥から死脉が現れると書かれています(四部医典) 水毒 侮る勿れ です。