2017年9月13日水曜日
ごきげんさん 2017.9.13.
Facebookで数年前の今日の自分を見ると、過去の自分からいろいろ学べます。
3年前、旧医院の火事焼失の2ヶ月前の私は、バイクでツーリングに行ったり、謡のお稽古に通ったりと人生を楽しみながら、もちろん日々の診療もそれなりの満足感を持って行っていました。
2年前、心斎橋という場所に不思議なご縁に導かれるままに辿り着いて、意気揚々。明るい未来に向かって前進していました。
帯広の吉川正子先生に陰陽太極鍼を直接伝授していただいたのも、今の華佗刺絡氣功の大きな糧となっています。
1年前、どんな医療をすればよいのか?と右往左往。ジタバタ青息吐息しながらも、しっかりと天に導かれて自然医学&波動量子医学へとまっしぐらに進んでいました。
会う人 みんな 神さま
天のメッセージを携えて来られて、天命が終わればスッと去っていく方々も多かったです。
火事と癌とどっちが良かった? と光さんは笑います。
3年前に癌になっていた今生を見せていただくと、
旧医院で診療を続けながら手術を受け、その後は蓮風師匠の鍼灸に通いながら、食養生&生活養生の自然医学を猛勉強してました。
それでも癌は転移拡大を繰り返し、心身の疲労と癌性疼痛に苦しみながらも希望を捨てずに日々の診療と養生を続けながら3年目を迎えていました。
そしてこの9月は・・・とうとう立てなくなり車イス生活へ。排尿排便もオムツです。腹水も溜まり、ほとんど食べられませんが点滴や胃ろうは拒否してました。
死と向き合い、遺書も書いていました。
あの世のことを想像しながらも、こころのどこかに起死回生できる!という希望も持っていました。
死にたくないとは思っていませんが、もっと生きたい!の思いは強かった。
ステージが終わって、神さまにアンコール&アンコール!と必死で叫んでいる感じかな。
癌になって・・・友人や親族との縁、来る人・去る人の陰、医療のこと、この世のこと・・・さまざまな本質が見えてきました。
会う人たちが心配して心からかけてくれる3つの言葉
「大丈夫だよ」「がんばってね」「愛してますよ」
大嫌いになりました。
ねがはくは 花のもとにて 春死なむ
その如月の 望月のころ
9月は私の誕生月です。誕生日まで生きられるかな・・・もうひとりの私はそんなことを思っている今日でした。
そして火事を選んだ私は過去を振り返りながら、
火事の前は好きなことができて幸せだったなぁ
火事になって新たな人生を意気揚々と踏み出せて幸せだったなぁ
この2年は最貧困窮ばかりだったけど、
それでも生かされている・護られている・導かれている実感ばかりだったなぁ。
兄弟も財産も信用も失って最低最悪どん底をさまよい続けてきたけれど、
明日をも知れぬ思いで必死にもがき苦しんでいる今の私の方が、豊かだった頃よりも幸せに見えてきます。
癌の人生だったら、この幸せ感に気づけただろうか?
謝:ありがとう
喜:うれしい
楽:たのしい
哀:かなしい
寂:さびしい
咸:今日も生きよう!
我欲も煩悩もなく、貪・怒・無知もない、魂の豊かな輝きそのものの幸せ感です。
火事の人生だったからこそ気づけたこの幸せ感と
思いがけずも華佗老師に天授された氣功と智恵を
ねがはくは 世ひとのために 生かしなむ
永遠に八千代に 苔のむすまで