2017年9月30日土曜日

ごきげんさん 2017.9.30.

自然医学は、病の根元から治します。 冷えや水毒、悪血や気滞、食毒や薬毒などの体毒を排泄浄化します。 交感神経と副交感神経のバランスを整え、氣血の流れを疎通して、免疫力&自然治癒力を回復します。 チベット医学のように悪霊邪鬼を祓うこともあります。 例えば、頭痛の場合、西洋医学の対症療法では鎮痛剤を服用します。 原因は何であれ、とりあえず鎮痛剤!です。 これで痛みが軽くなれば「よかったね」です。 念のために(=売上のために)頭の精密検査と血液検査もしておきましょう・・・が良いお医者さまです。 鎮痛剤の副作用? 薬毒?? 体毒???・・・なんじゃそれ????・・・患者さんにエビデンスのない不安や恐怖心を与えない優しく立派なお医者さまです。 自然医学では、頭痛の原因を診るところから始まります。 処方は食養生と生活養生が第一番です。 早く頭痛薬が欲しいのに、あれこれ聞かれたり、脈を延々診ていたり、頭痛なのにベッドに寝かされてお腹や足や背中を触られたり・・・挙げ句の果てに「食べるな、深呼吸しろ、股を温めろ」??? 処方は漢方薬で「これを飲んだら少し寒気がして汗が出て、かなり下痢しますが、その後、頭痛も治ってますよ」だって・・・なんちゅう治療やねん! 怪しいオカルト医者だ! 食養生と生活養生は病を根源から治していきますが、患者さんが「自分で治す」ことが求められます。 西洋医学のように薬を飲むという簡単な作業ではなく、自らの食欲や我欲、刷り込まれた常識と学習した知識の強烈な抵抗を乗り越えて「自分で治す」という途方もない難行を求められます。 だから世の中の99%の人たちは、薬やサプリメントが大好きです。 さて、自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学を行っても、なかなか病が治らないことがあります。 自律神経のバランスも整い、全身の経穴経絡も疎通して水毒・冷え・悪血も解消し、氣血も美しく流れ始めているのに、なぜか病が快方に向かわないケースです。 氣功で診ると、邪鬼悪霊が憑いていることもありますが、これは古代鍼で瀉補すれば治癒のスイッチが入ります。 チベット医学にあるように、過去生や先祖霊に病の根元があった病も診てきました。 過去生や先祖霊の治療には、光の前世療法が最適で、これまでも多くの病を治してきました。 ある意味、カルマの浄化ですね。 光の前世療法では過去生の部分で、こういったカルマの浄化が起こります。 光との対話では、自然医学:特に食養生と生活養生の具体的&詳細な神託情報を得ることができます。 例:あなたの癌には、ピーマン・レンコン・青ミカン・キゥイ・ネギ・ラッキョウが良い。ナッツはピーナッツ、塩はヒマラヤの岩塩、水は四国の水・・・黄色の服を着る、朝日を拝む、長息・バイオリンの音・向日葵・・・北西の聖地、弁財天・水辺でくつろぐ・温泉・・・が良い。。。 自然医学は病の原因を治します。そのために多くの引き出しを持っています。 西洋医学は病の症状を抑えます。そのために多くの薬を持っています。 自然医学と西洋医学もこのように陰陽の関係にあります。 自然医学の中に西洋医学も少しは必要なのが宇宙の理です。 この世に不必要なものはありませんからね。 西洋医学も自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学も上手に使いこなしていきたいものです。

2017年9月29日金曜日

ごきげんさん 2017.9.29.

認知症を治せますか?  徘徊を治せますか?   認知症のお問合せが急増しています。 認知症患者は、2025年に700万人を突破し、65歳以上の5人に1人が患者になる、と言われています。 現在の認知症治療は、症状を周辺症状と中核症状に分類して、それぞれに適応した薬剤を投与します。 1)周辺症状 陽性症状:徘徊・暴力・妄想・幻覚・過食・不眠・介護抵抗 これらには抑制系の薬剤を投与します。 第一選択:グラマリール・抑肝散・ウィンタミン 第二選択:セレネース・セロクエル・セルシン・リスパダール 陰性症状:無気力・無言・うつ状態 これらには興奮系の薬剤を投与します。 サアミオン・シンメトレル・アリセプト 2)中核症状 記憶障害・失見当識・実行機能障害・失認・失行・失語 弱興奮系薬剤 レミニール・パッチ製剤 覚醒系薬剤 メマリー 脳科学の粋を集めた認知症薬剤治療です。すごいですね。 自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学の 「薬は症状を抑える(隠す)だけで、病気は治せない」 「万病は体毒から生じる」 の立場から言えば、認知症を引き起こしている体毒(主に食毒)はそのままにして、さらに薬毒をどんどん追加していく狂気の沙汰です。 認知症の薬が認知症をさらに悪化させているのが現状です。 「製薬会社が次々撤退「認知症の薬」は作れない」by 週刊現代2017年9月9日 莫大な資本を抱える、世界的な大手の製薬会社が、認知症の治療薬の実験に次々と失敗している。この病気には、薬でかんたんに治療できない特殊な性質があるーそんな事実が明らかになってきた。 つまり、今、500万人以上の認知症患者さんが服用している認知症薬も効かないわけです。 (認知症薬の副作用は自分で調べましょう) 自然医学では、認知症は脳機能の老化現象と捉えます。顔のシワ・白髪・老眼などと同じです。 老化は防げませんが、遅らせることができます。 自然医学の主は食養生です。昔から「腹六分で老いを忘れる」と言われてきました。 米コーネル大学のマッケイ教授(生理学)は、マウスのカロリーを6割に制限すると、すべて2倍長生きすることを証明しました(1935年) マサチューセッツ工科大学のガレンテ教授は、空腹・飢餓で発動する長寿遺伝子を発見し、この遺伝子が空腹刺激で発動すると、体細胞のまわりにバリヤー(防御層)が現れ、活性酸素などの攻撃からDNAを守ることを証明しました(1999年) 食養生:特に少食・断食が認知症治療に効果が期待できるのです。 実際に10日間の断食デトックスで・・・ ・焦点が合わなかった目つきが、目をしっかりと見て笑ってくれるようになった。 ・話に加わり、相づちをうてるようになった。 ・一歩歩くのも大変だったのが、階段を上り下りできるようになった。 ・孫の顔もわからなかったのが、孫と一緒に遊んでくれるようになった。 認知症のご相談の中で問題となるのは・・・ ・施設に預けているので、食養生:特に少食・断食は出来ない。 ・施設の医師・看護師が処方する薬は必ず飲まなければいけない。 ・夜間徘徊や暴力・妄想があれば、施設の言いなりに薬を増やすことを黙認せざるを得ない。 そう、「施設入居」の場合、自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学は難しいのが現状です。 華佗刺絡氣功も自律神経と陰陽を整えて、全身の経穴経絡を疎通させますので、頭熱足寒や氣の滞りによる認知症にはとてもよく効きます。 ただし現実的に問題となるのは通院・施術回数です。 重症な認知症では週2〜3回の施術が必要になります。 通院の面と費用の面で難しいことがほとんどです。 施設に預けなければならなくなる前に・・・できれば軽いもの忘れ:軽度認知症の段階で、月数回の施術に通院していただければ、認知症だけでなく全身の老化を遅らせることができます。 認知症の介護は長期戦です。 いつまで? がまったく分からないのが認知症の恐ろしいところです。 認知症になると病識も失うことが多いので、食養生や生活養生もなかなか難しくなります。 西洋医学もダメ。自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学も現実的問題が・・・ まず50代から、少なくとも60代になったら、認知症予防のために食養生を始めましょう。 脳の東洋医学的メンテナンスもお薦めです。 お金と時間をケチって脳・心身のメンテナンスを怠っていると、誰もが認知症になってしまう(かもしれない)超高齢社会なのです。 認知症は未病のうちに治しましょう!

2017年9月28日木曜日

ごきげんさん 2017.9.28.

線維筋痛症も急増してますね。「知り合いが線維筋痛症で・・・」というお話をよく聞きます。 線維筋痛症をググってみましょう。 全身の骨格筋に激しい痛みやこわばりが生じるリウマチ性疾患である。 原因不明の全身の疼痛を主症状とする。疼痛は腱付着部炎や筋肉、関節などにおよび、体幹や四肢から身体全体に激しい疼痛が広がる。 患者は男性より女性の方が非常に多く、働き盛りの中高年に発生率が高い。米国での有病率は20歳以上成人のおよそ2%ほど。 原因 原因は不明であり、通常の医師が行なう血液検査では異常が現れない。CTスキャン、MRIを検査しても異常を発見できない。また、この病気が診断できる特別な検査は2015年時点で存在しない。診断が非常に困難な症例が多いが、圧痛点による簡易的な見分け方が知られる。 主要症状 全身の慢性疼痛と解剖学的に明確な部位の圧痛。 随伴症状 身体症状 38℃以下の微熱、疲労感、倦怠感、手指のこわばり、手指の腫脹、関節痛、レイノー現象、寝汗、過敏性腸症候群、動悸、乾燥症状、呼吸困難、嚥下障害、間質性膀胱炎様症状、生理不順、月経困難症、体重変動、光線過敏症、寒暖不耐症、顎関節症、低血圧、各種アレルギー症状、僧帽弁逸脱症など 神経症状 四肢のしびれ、手指のふるえ、めまい、耳鳴り、難聴、視力障害 精神症状 抑うつ症状、不安感、焦燥感、睡眠障害(過眠、不眠)、集中力低下、注意力低下、健忘、起床時の不快感 この病が直接の原因となり死に至ることは無いと言われているが、その全身の痛みは凄まじいもので、痛みの苦痛等が間接的に患者を死に追いやることはありえる。線維筋痛症患者における自殺念慮の有病率は32.5%と報告された。 治療法 近年になって、薬物治療を中心に進めるものの、薬物治療だけでは限界があるため、その他の治療、特に認知行動療法や運動療法を組み合わせるべきと唱えられている。 線維筋痛症の要点をまとめると・・・ 1)原因不明 2)検査法なし 3)全身どこでも疼痛。不眠。顎関節症。自殺企図。 4)治療法なし 自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学で診ると・・・ 1)食毒・薬毒・ケミカル生活毒・電磁波・人工微生物毒(ケムトレイル)等は原因から除外しましょう。 2)漢方四診やチベット尿診などの非科学的な診察でわかるはずがありません。 尿を飲んで波動を診る?? 変態オカルト医療は断固抹殺しましょう。 3)SARS(重症急性呼吸症候群)やエボラ出血熱、狂牛病は目立ちすぎて失敗したけど、線維筋痛症はうまく・・・レミング集団・・・。。。 トンデモ医学的治療法 私がこの病になったら・・・ 1)まずは徹底的に排毒です。末期癌患者なみにゲルソン療法します。 もちろん玄米菜食&発酵食品生活で、一日1食&週末断食します。 放射能排毒のためにEM菌飲料も摂ります。 2)処方薬・サプリは断薬します。 向精神薬、抗てんかん薬、消炎鎮痛剤、麻薬などが処方されるようですが、すべて断薬します。 サプリや健康食品もすべて止めます。 3)氣血水を整えて疎通します。 冷え・悪血・頭熱足寒があり、肝火上炎、腎虚、胃火犯肺などもあるでしょうから、手足指の十井穴刺絡や百会北斗穴刺絡で氣血水を整えます。 4)尿療法 尿湿布・尿マッサージも併用します。 5)神託:光との対話 光さんからオーダーメイドな治し方を伝授していただきます。 6)華陀鼎灸 丹田・仙骨・会陰を温補します。よもぎ蒸も気持ちよいかもしれませんね。 7)まぐ愛マッサージ アダム徳永先生のアダムタッチで全身をマッサージしてもらいましょう。 結局、どんな病でも 排毒と水毒・冷えの解消と愛の波動で治りますよ。

2017年9月27日水曜日

ごきげんさん 2017.9.27.

天雷无妄の五爻 无妄(むぼう)の疾(やまい)あり。薬することなくして喜びあり。 病気は不自然さが重なって起こるものである。 それゆえ、薬を用いずとも自然治癒力を高めれば治る。 むやみに薬を用いるとかえって病を長引かせることがある。 これと同じく、何か問題に対して、あれこれと手立てを加えることで裏目に出て、よけいに問題が大きくなることがある。 その場合は、自然の時にまかせて見守ることが一番の薬になる。 まさに自然医学そのものです。 中国4000年の歴史は、自然医学の歴史でもあります。 対症療法である西洋医学は、100年前の第1次世界大戦から世界の医学の王道に就きました。 為政者たちは、戦場医学である対症療法と強兵栄養学を求め、従来の自然医学を弾圧しました。 100年間の不自然さの積み重ねの結果、さまざまな難病が現れ、人類の存続を脅かしています。 自然治癒力を高めるには、不自然さを解消しなくてはいけません。 不自然さとは、便利さ・快適さ・快楽欲望です。 心土不二(その土地、その季節の食物がいい)は、この不自然さを解消するための第一歩になります。 人類は3900年間、自然医学で生き長らえてきました。 この100年間で、平均寿命は飛躍的に伸びましたし、新生児〜小児の死亡率も激減しました。 ワクチンのおかげ、検診のおかげ、新薬と検査器機のおかげ・・・西洋医学のおかげ・・・とは言い切れない真実がどんどん明らかになってきました。 対症療法のこの100年はいったい何だったのだろう? 西洋医学を学び実践してきた世界中の医者たちが「无妄の疾あり。薬することなくして喜びあり」を受け入れることはとても難しいことです。 しかし、日本人は「大いなる自己否定」が得意です。 先の大戦・・・終戦の日を境に、ほとんどの国民が「大いなる自己否定」を難なくクリアして、ギブミーチョコレートし、ロカビリーに酔いしれました。 新しい光の世界は日本から始まると予言されていますが、自然医学の復活も日の出る國:この日本から始まる予感がしています。

2017年9月26日火曜日

ごきげんさん 2017.9.26.

9月に入って、ひどい水毒の方がとても多くなっています。 特に先週の台風来襲から、ほとんどの方の脈が重度の水毒を呈しています。 むくみがあれば水毒だと自覚できますが、むくみの自覚はないままに、 ただ身体が重い・何となく調子が悪い・不眠・頭がスッキリしない・食欲がない・便通異常・生理痛・肩こり・腰痛・・・などの水毒症状(アーユルヴェーダでは主にカパの乱れ)が現れています。 舌診でも、典型的な水毒舌も多いですが、水毒のない舌の方もおられます。 アーユルヴェーダの脈診では、皆さんに底なし沼のような水毒の脈を感じます。 この水毒の怖いところは、安保徹先生の血液免疫論:白血球の顆粒球:リンパ球比率=交感神経系:副交感神経系 では、正常値が出ることです。 つまり、さまざまな愁訴のある酷い水毒でも、交感神経と副交感神経のバランスは正常域に留まっている点です。 全身の経穴経絡を診れば、いたるところの経穴経絡が詰まっていますし、頭熱足寒も酷いです。 華佗氣功で診ても、丹田・仙骨・会陰穴も小脳も水毒で覆われて冷えていますし、大脳も水毒でブヨブヨ頭になっています。 自律神経系が正常ですので、このタイプの水毒には、爪もみ療法や星状神経節神経節ブロックは効きません。 もちろん利尿剤では対処不能です(より悪化してしまいます) 利水の漢方薬が効果を発揮するためには、 ・鍼灸で経絡経穴を疎通する ・断食で脾ー腎を補う ・華陀鼎灸で腎を温補する を先だって行うことが必要です。 このまま放置しておいて冬の寒に至ると、水毒は身体の深いところ:芯に沈んでシベリアのツンドラのように氷結します。 一見、水毒症状が改善したように感じますが、実は慢性疾患:ゆっくり型のガン・不妊症・アレルギー病・老化病(骨粗しょう症・認知症・白内障など)・脳梗塞や心筋梗塞などの詰まり病・うつ病や自殺企図などの元凶となっていきます。 未病のうちに酷い水毒を整えておけば、月1回の華佗刺絡氣功で良好にメンテナンスできます。 現病に至ってしまったら・・・週1〜2回の華佗刺絡氣功を要するでしょう。 チベット医学の脈診では、底なし沼のような脈の奥から死脉が現れると書かれています(四部医典) 水毒 侮る勿れ です。

2017年9月25日月曜日

ごきげんさん 2017.9.25.

水風井 五爻 「井洌 寒泉食」 吉方旅行中に授かった卦が「水風井」五爻です。 今まで人に育ててもらったり、教わってきたものをそのまま世の中に出さなくては、学んだとは言えない。清く澄んでいる井戸の水のように、飲めてこそ世に役立つこととなる。 とても勇気づけてくれる卦です。 宇宙も光さんも神さまも、ちゃんと見守っていますよ、という合図をいつもくれます。 まだまだ大丈夫、もうひと山 超えましょう!という元気パワーをいただいた吉方旅行でした。 今日はもうひとつ易占をしました。 左脳的には、せっかくここまで積み重ねてきたご縁を切るのはもったいないVIPな方ですが、 右脳的には、もういいんじゃない、とこころの声が聞こえてきています。 この方とのご縁をこのまま続けた方がよいですか?への答えは・・・澤風大過の三爻 棟撓む。凶。 棟撓むの凶は、以て輔け有る可からざるなり。 何事もうまく行かず失敗する。助けてくれる人もいない。 ご縁を切って、あとはなるがままに・・・という卦でした。 さすがですね、見事に的中してます。 この9月の卦が「山風蠱」 今の腐った状態、腐ったものを早く取り除けば、大いに亨るようになる。順調に運ぶようになるという卦です。 このご縁も捨てるべき縁だったのですね。 以前、病占は絶対にしません!と宣言しましたが、 病気以外のこと:転職すべきか? 別れるべきか? 家を売るべきか? などの易占のご要望をいただくことが増えました。 病占は、凶が出ると(実はよく出るのです)ご本人&家族も治療サイドのこちらもどうしても凶のイメージを背負ってしまいます。 自然治癒力も免疫力も生命力も下がってしまいますので、病占は封印しています。 その他の易占も、本当は光との対話がお薦めです。 光さんと直接コンタクトして神託を授かる方がより詳細に未来が見えますし、悪い結果を書き換え:リフレイミングすることもできます。 ご本人の病気・家族の病気がテーマなら、絶対に光の前世療法:光との対話です。 ただ病気関係以外の迷い事なら、易占もお薦めできます。 もちろん保険診療の中でやると「非科学的なことをしてはいけません!」と叱られますので、華佗診療のひとつとして易占を(ご希望の方のみ)させていただきます。 (華佗診療はトータル1時間枠ですので、易占をすると華佗氣功の時間が短くなるかもしれません) 易や占星術と鍼灸とはとても深い関係があります。 アーユルヴェーダでは占星術:ジョーティッシュがとても発展していますし、チベット医学での占星術は医学と双璧をなす一大学術です。 この1年間、易占を自習するようにとても不思議なご縁で天に導かれましたが、2年目に入って、皆さんの迷いを光さんの神託を介して、不安から勇気へ 心配から喜びへと導くことができれば幸いです。

2017年9月24日日曜日

ごきげんさん 2017.9.24.

人生60年、還暦を迎える直前に自分の中で大変化がありました。 輝実という名前がずっとトラウマでした。 幼い頃から「女の子?」と聞かれていたし、 小学生になると「てるみちゃ〜ん」と茶化されていた小さなトラウマです。 名前の由来は、鳥取の祖父が毛利輝元から輝の字を取ってきて、実:みのると合わせたとか・・・ 中学入学、高校入学、成人式には、セーラー服や振り袖のDMがいっぱい来ました。 輝実が「輝美」と書かれていることにも慣れてしまいました。 時には女子グループに組み分けされていることだってあります。 だから中身 女性生が強いのかしら。。。 名前を書く時も、奥山はしっかり書きますが、輝実はいつもササッと投げやり気味な字に・・・名は体を表すですね。 毎朝のお祈りの中で神さまがおっしゃいました。 豊か・笑顔・幸せ・輝き・愛・癒し・・・いろいろ願うけど、本当の願い事はどれ? そして私が生まれた時の父母や祖父母の喜びと希望の波動が伝わってきました。 生まれた時の私自身の喜びと希望も蘇ってきました。 明るく輝く & 豊かに実る   輝と実です。 お日さまのようにあまねく人々に光を届けましょう。 豊かに実をつけて、多くの人たちを笑顔にしましょう。 すると輝実という名前が大好き!になりました。 60年経ってやっと・・・いえいえ、まだ残り半分あります。 自分の容姿、顔、性格、境遇、家族・・・誰もが大なり小なりのトラウマを抱えています。 今、そのトラウマを解消できなければ、ブラックボックスの中に入れてしまいましょう。 放っておいても大丈夫です。冷凍庫で氷らせておくイメージです。 そのうち、その時が来れば、ふっと気づいて、サッと手放すことができます。 トラウマが消えて、その本質をこころから受け入れる時が必ず来ます。 私も、明るく輝いて豊かに実る人生が始まりました。 皆さんにこの光と実りが届きますように!

2017年9月23日土曜日

ごきげんさん 2017.9.23.

今日は60回目の誕生日 還暦を迎えました。 私は人生の半分 折り返し地点だと思っています。 陰陽師 西谷泰人先生には、93歳までバリバリ元気に仕事をしていると託宣していただいていますが、私自身は120歳までニコニコ笑顔で仕事をしていくつもりです。 ここ数年で、対症療法の現代医学(西洋医学)を捨て去り、根治療法の自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学を学び取ることができました。 現代医学(特に西洋医学)は日進月歩しています。 高度先端医療、すばらしい検査器機、科学の粋を極めた薬剤・・・ それでも病人が急増しています。 ガンで亡くなる数も、日本では増加しています。 40年前は稀だった病気が、今ではよく見かける病気になっています。 対症療法主体の現代医学では、もう病気は治りません。 治してもらう時代から、自分で治す時代へ。 これからは根治療法の自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学の時代です。 次の60年間は、 ・自然医学アドバイザー ・波動量子医学のヒーラー ・漢方鍼灸医学の医術師 ・光の前世療法:光との対話へのガイド ・まぐ愛の伝道師 ・信用と職を失ったドクターのための自然医学復帰プロトコル講師 として日々、笑顔&元気に天職を全うしていきます。 60年前の今日、生まれてくる時に、60年後の今日のこの決心を知っていたのでしょうか・・・ 知っていたように思います。 ここ数年のことも、10年前、20年前、子供の頃のこともすべて「この60年目」に繋がって、背中を推してくれています。 そして明日からは、もうすべての繋がりから自由になって、自分の好きなように、想うがままに生きていけそうな強い予感がしています。 ワクワク・ニコニコ・ルンルンな私が見えます。 生きがいも天職も、60になってはじめて見えてくるものだよ。 それまでは、生きがい見習い・天職見習い。 見習いだから必死だったけど、60になればもうマスターだから、 神さまのように、天の化身のように、 楽しみ、慈しみ、笑い、悦び、 この世を愛と美の豊かな実りと希望と成長の輝きでいっぱいにしていくのです。

2017年9月22日金曜日

ごきげんさん 2017.9.22.

因幡の白ウサギのお話をご存じですか? 今日は不思議な力に導かれるままに、白兎神社へお参りしました。 大穴牟遲神(おおなむぢのかみ=大国主神のこと)には兄弟(八十神)がいた。 八十神は大穴牟遲神を嫌っていた。 八十神は、稲羽の八上比賣(やがみひめ)に求婚したいと思い、稲羽(いなば)に出掛けた時、大穴牟遲神に袋を持たせ、従者のように引き連れた。 「気多(けた)の前」に来たとき、裸の兎(あかはだのうさぎ)が伏せっていた。 兎は、八十神に「海塩を浴び、山の頂で、強い風と日光にあたって、横になっていることだ」と教えられた通りに伏せていたが、海塩が乾くにつれ、体中の皮がことごとく裂けてきて、痛みに苦しんで泣いていると、最後に現れた大穴牟遲神が「なぜ泣いているの」と聞いた。 菟は「私は隠岐の島からこの地に渡ろうと思ったが、渡る手段がありませんでした。そこで、ワニザメ(和邇)を欺いて、『私とあなたたち一族とを比べて、どちらが同族が多いか数えよう。できるだけ同族を集めてきて、この島から気多の前まで並んでおくれ。私がその上を踏んで走りながら数えて渡ろう』と誘いました。 すると、欺かれてワニザメは列をなし、私はその上を踏んで数えるふりをしながら渡ってきて、今にも地に下りようとしたときに、私は『お前たちは欺されたのさ』と言いました。 すると最後のワニザメは、たちまち私を捕えてすっかり毛を剥いでしまいました。 それを泣き憂いていたところ、先に行った八十神たちが『海で塩水を浴びて、風に当たって伏していなさい』と教えたので、そうしたところ、この身はたちまち傷ついてしまったのです」といった。 そこで、大穴牟遲神が兎に「今すぐ水門へ行き、水で体を洗い、その水門の蒲(がま)の穂をとって敷き散らして、その上を転がって花粉をつければ、膚はもとのように戻り、必ず癒えるだろう」と教えたので、そうすると、その体は回復した。 これが、稲羽の素兎(しろうさぎ)である。 その兎は「八十神は八上比賣を絶対に得ることはできません」と大穴牟遲神に言った。 そのとおり、八上比賣は八十神に「あなたたちの言うことは聞かない」とはねつけ、大穴牟遲神に「袋を背負われるあなた様が、私を自分のものにしてください」と言ったため、今では兎神とされる。 この地は日本の医療の始まり也 と白兎神社さんは誇らしげに語っておられます。 大国主命さまのお話ですから、確かに日本の医療の始まりの地ですね。 白ウサギの話を思い出しながら・・・ 皮を剥がれて痛みで苦しんでいる白兎は患者さんに、 海水を浴びて、風に当たれば治ると欺いた八十神は現代医学に重なりました。 さまざまな病の元凶は、食毒・薬毒・貪毒・邪毒などにあります。 ワニザメを騙してピョンピョン跳ねている白兎は、毒だらけの美味な飲食、すぐ効く薬、あらゆる貪欲と邪念に歓喜する現代人にとても似ています。そして当然、病になります。 すると医療業界、薬品業界、サプリ業界、美容業界、食品業界・マスコミ・・・こぞって「これが効く」「あれが良い」と八十神のように教えてくれます。そして、ますます病は悪化していきます。 今だったら、植皮だ! ステロイドだ! このサプリだ! レーザー照射だ! ヨーグルトだ!・・・ 八十神のオンパレードです。 白兎はなぜ大国主命を信じたのでしょうか? 八十神たちの荷物が入った大きな袋を担いで最後に現れた姿に、これまでの苦労と辛抱が滲み出ていたからではないでしょうか。 この方はホンモノだ。そう直感させるオーラがあったのでしょう。 八上比賣姫はもちろんのこと、日本中の高貴な姫君たちは皆、大国主命を受け入れるだろう。 白兎は苦労と辛抱が輝くオーラとなった大国主命を見上げながら、そう思ったことでしょう。 今日、医療の始祖の神さまに導かれたのは、きっとホンモノの医療を始めなさい、という神さまたちのエールだったのでしょう。 明日で還暦。人生二回り目です。 自然医学が当たり前の医療となるように、がんばって天命を果たしていきます。

2017年9月21日木曜日

ごきげんさん 2017.9.21.

一日青汁1杯で元気に鍼灸師をされている森美智代先生は、甲田先生の指導の下、食断ちで脊髄小脳変性症を克服されました。 この脊髄小脳変性症の患者さんが最近とても増えています。それも若い方々にも。 40年前は珍しい病だったのですよ。 脳氣功で診ると、小脳が冷えている方がとても多いです。特に女性! ギランバレーやメニエル、小脳梗塞の既往を持つ方々は皆さん、小脳が冷えています。 この小脳の冷えは、大脳のように水毒や食毒、薬毒などが溜まった挙げ句の冷えではなく、単純な気血虚の冷えのように見えます。 ちゃんと氣が上がってきていない!のが主因です。 小脳の冷えは仙骨の冷えから来ます。 仙骨は、丹田の氣を脊髄ー小脳ー百会・北斗穴から宇宙へと昇龍させるポンプの働きをしています。 仙骨の冷えは、ひとつには、丹田の冷え=腸内フローラの疲れ&冷えから来ます。 水毒・悪血・食毒・薬毒などでヨレヨレに疲れ凍えた腸内フローラでは、十分な生命エネルギーも免疫力&自然治癒力も生み出すことはできません。 丹田から生命エネルギーは送られて来ず、仙骨もガス欠で動かないので、脊髄も小脳も脳幹も乾燥椎茸のようになって機能不全に陥ります。 腸内フローラを生き返らせるには、食断ち:少食や断食と発酵食品摂取がベストです。 食断ちすると、消化器官:特に腸が癒されて、腸内フローラも元気になってきます。 もうひとつ、仙骨の冷えの元凶があります。 セックスレスやジャンクセックスでは、会陰穴ー仙骨ー脊髄ー小脳ー百会・北斗穴ー宇宙への昇龍の道:クンダリーニが枯渇してしまっているからです。 この治し方は・・・ まずは自分の腸内フローラをケアーして元気にします。 すると、元気エネルギーが丹田に溜まってきます。 丹田が元気になると、波動が高まってきます。 波動が高まると、自分の仙骨ー脊髄ー小脳ー頭頂ー眉間ー喉ー心臓ーお臍ー会陰ー仙骨 と縦に循環する小周天の氣エネルギーの輪ができます。 小周天な心身になると、生命力も免疫力も自然治癒力も最大に活性化されるので、病を寄せつけません。 当然、波動の低い人たちも(悪運も悪霊も)寄せつけません。 ここで自分らしく生きながら、高い波動がシンクロするパートナーとの出会いを待ちます。 パートナーも小周天に至っているはずですので、見事にまぐ愛:昇龍和合の完成です。 もう二度と仙骨・丹田・小脳が冷えることはありません。 自然死が訪れるまで、二人とも病知らず老い知らずになります。 こちらはちょっと上級コースになりますが、どちらも基本は食養生&生活養生です。 腸内フローラを元気にする。そのためには・・・自分に最適な方法を見つけていきましょうね。

2017年9月20日水曜日

ごきげんさん 2017.9.20.

ニューヨークのマスターヒーラー 小林健先生や一日青汁1杯だけの森美智代先生の本には、亡き船井幸雄さんがしばしば現れては重要なメッセージを伝えてくださることが書かれています。 私のもとへは去年の末から華佗老師が夢の中に現れて、氣功や鍼灸の医術を伝授してくださっています。 最初に伝授していただいたのは「華陀鼎灸」でした。 いつもニコニコ顔の白髪&白髭の好々爺さんの姿です。 三国志に疎い私には、どなたなのか? まったくわかりませんでした。 華佗老師とはどんな方なのですか? というご質問をよく頂きますので、今日は華佗老師についてお話します。(コピペです) 中国名医外伝3  華 陀 (かだ) 名医華佗は字(あざな)を元化(げんか)またの名を甫といい、ハイ国の樵県(現在の中国南部安徽省勃県)の人である。 ここより徐州一帯に師を求め学び、多くの経書(中国古代書)に通じていた、ハイ国の宰相の陳珪が彼を考廉に推挙し、大尉の黄宛が彼を官職につかせようとしたが、すべてこれ等を受けなかった。 華佗は養生の道に明るかったので、彼を知る当時の人々は、彼がすでに百才位ではないかと思っていたが、外見はまだ四十才代にしか見えなかったという。 また薬に通じていて、彼が疾病を治療するのに用いる方剤の組成は数種類の薬物の範囲を出ることはなく、彼の頭の中にはそれらの薬草の組み合わせと分量がはっきり記憶されていたので、目分量で量り、天秤でそれらを量る必要がなかったという。 よって患者は水を加えて煮て飲むだけでよく、華佗はその方剤の禁忌や飲み方を病人に教え立ち去った後に、病はすぐ全快するという具合だった。 華佗がお灸を用いる際もその穴位(つぼ)は一、二カ所を越えることなく、またお灸の壮数も七、八壮を越えることなく、病はみるみるうちに治っていった。 また鍼を用いるときもその穴位は一、二カ所を越えず、華佗はよく鍼を病人に刺すときにこう言っていたという。 「この鍼の刺激感が身体の悪いところまで来たと感じたならばすぐに知らせよ」 そこで患者が「先生、来ました」というと、華佗はすぐに抜鍼し、患者の病もすぐに治ったという。 またもし疾病が体内奥深くに長期にわたり積み重なり結ばれていたなら、鍼灸や薬の効果もそこまでは及ばないので彼は自ら手術した。 病人に彼の発明した麻沸散を酒で服用させると、すぐに酒に酔ったように人事不承に陥り何の感覚もなくなり、五日で患者の病状は好転し、一ヵ月以内に患部は癒合し手術は成功したという。 全身麻酔下で皮膚を開き破り病巣を切除した。 彼は疾病がもし腸の部位にあったなら患部を取り出し、それを薬液で洗い、病巣部を切除し、再び縫合しなおし、さらに腹部の傷口を縫合し、創傷の癒合を促進させるため神膏と呼ばれる薬を塗布した。 その後四、五日で患者の病状は好転し、一ヵ月以内に患部は癒合し手術は成功したという。 ある時、郡主の部下で下級官吏の兒(ニイ)尋と李延が一緒に華佗の所に治療を受けに来た。 二人とも頭痛、発熱があり、罹った病もちょうど同じであった。 その時、華佗曰く「兒尋さんは内実である、李延さんは外実である。よって彼らを治療する方法もちがうのだ」と言い、すぐにちがう薬を選び分けて二人に与えた。 次の日の朝には、二人とも病はすでに全快していたという。 またある時、華佗が道を歩いていると喉がつまって、食べ物を食べたいのだが飲み込めないという一人の病人に出くわした。 彼の家族はその病人を車に乗せ医者に行く途中だった。 華佗はこの病人の苦痛に満ちたうめき声を聞くと車を前に止めさせ診察し、そして病人にこう言った。 「さっきあなた方がやってきたこの道沿いに一軒の餅(ピン。中国のお好み焼きのようなもの)を売る店がある。そこにニンニクのすりつぶしたものとお酢があるので、これを一緒にして三升服用しなさい。そうすれば病気はすぐ良くなるでしょう」 すぐさま華佗が言ったようにすると、病人はすぐ蛇のように大きな寄生虫を吐き出した。 それから彼らはそれを車の端に引っかけ、お礼を言おうと華佗の家に向かった。 さすがに華佗はまだ家には戻ってはいなかったが、彼の息子がその門の前で遊んでいた。 この息子は人が来るのを見つけると、まるで独り言のようにこう言った。 「たぶん僕達の父さんに出くわしたな、車に引っかけてある寄生虫でそれがわかるよ」 さて息子の案内でこの病人が家の中にはいると、華佗の家の北の壁にはなんと、この蛇のようなおどろおどろしいものが十数匹も掛けてあったそうな。(標本であろうかそれとも薬用の本物の蛇だったのかも?) ある時、とある郡主が病を患った。 華佗はこの病人は一度おおいに怒り狂うとよくなると考え、彼から多くの金銀を受け取りながらもいっこうに治療しなかった。 そしてあげくのはてに、この郡主のもとをだまって去り、さらに彼をおおいに馬鹿にし、ののしった手紙を残していった。 これを見てこの郡主はさすがに大いに怒り狂い、人をやってこの華佗を追いかけ捕まえて殺せと命じた。 ところがこの郡主の息子は、華佗のこのはかりごとをすでに知っていて華佗と通じていたので、父の部下に華佗を追いかけて行く必要はない、とこれを諭した。 郡主の怒りはついにここに頂点を極めたまさにその時、彼はどす黒い血を数升も吐き出したのだった。それからしばらくたって郡主の病気は治癒したのである。 またある医官の長がある日、気分が悪くなった。 華佗がこれを診て曰く。 「先生の病気の根はかなり深いところにありますので、腹部を切開しなければなりません。しかしもしこれをやっても先生の寿命は天寿によってこの十年を越えることはないでしょう。ですからその十年のうちにこの病気が先生を死に至らしめることができなければ、この病気を先生は今後十年ずっと我慢しなければならないことになります。あなたの天寿と病死する時期が一緒になっているので、わざわざ腹を断ち割って手術する必要もないかと思いますが?」 しかしこの医官は、もうこれ以上病気の苦痛に耐えられなかったので、開腹手術を要求した。 華佗はついに手を下してこの病気を治し、疾病自体は全快したが、しかしそれより十年後ついに彼は自身の寿命で死に至ったという。 広陵の太守の陳登という者が病気になった。 胸中が煩悶し、顔が赤く、食欲がない。 華佗は彼の脉をとり、しばらくしてこう言った。 「太守閣下の胃の中に幾升かの寄生虫がおります。将来これ等は放っておくと腹部に潰瘍を形成するに至りましょう。これは生の魚の肉を食することによって引き起こされたものです」 こういうとすぐに二升の煎じ薬を配合して、まず一升を服用させしばらく時間をおいて更に全部服用させた。 さて人ひとりが食事を食し終えるほどの時間がたった後(二十分から三十分ぐらいであろうか)、三升ほどの寄生虫を吐き出した。 その色は赤くまだうごめいており、その半身は赤身の魚肉を千切りにしたものに似ていた。 これにより太守の苦痛は取り除かれ、そのあとで華佗はこう言った。 「この病気は三年後に又発病します。良い医者に出会えれば救うことが出来ますが・・・さもなくば・・・」 さて三年後華佗の言った通り発作が起こったが、その時華佗は太守のもとにいなかったので、彼は華佗の言ったとおりに病死してしまった。 三国志で有名な曹操がこのような華佗の名声を聞きつけ、「すぐに華佗を呼んで、いつもワシのそばにおくように」と部下に命令した。 曹操は頭風(偏頭痛)という病を患っており発作が起こる度に難儀していたが、華佗が鍼で膈兪穴(足太陽膀胱経)を刺すとすぐに発作はおさまった。 その後、李将軍の妻の病気が重く、その時強く華佗の往診を望んだ。 往診に来た華佗曰く。 「閣下、これは流産ですが、胎児がまだ子宮内にあります」 将軍はこれはおかしいと思い、 「聞くところによると流産は流産だが、胎児はもうすでに出ているという事だが」 「しかし脉象を診る限り胎児はまだ子宮内です」 「それはおかしい」 李将軍は華佗を信用しなかったので、華佗はこの場をただ離れるしかなかった。 華佗が帰って後、李将軍の妻の病気は幾分か良くなった。 しかし百数日後、又発作がおこり華佗が呼ばれた。華佗曰く、 「この種の脉象は胎児が子宮内にあり、双子であることを示すものです。まず一つの胎児が出たときは出血が多く、その後のもう一人はまだ出ていません。奥様はご自分でも気づかれず、まわりの者も気づかなかったので出産を終わったのです。それで後の一人は出てくることが出来なかったのでしょう。おなかの中で死に絶え、血もそこにめぐりませんでしたので、乾燥して子宮の中のちょうど腰椎の内側に付着し、これ等がキリキリ腰背部を苦しめたのです。今煎じ薬を早急に与え鍼灸治療を施せば、この胎児は必ず出てくるに相違ありません」とこう言った。 婦人が薬を飲み鍼灸治療を受けると、出産の時のような激痛が腹部を襲った。 「この胎児は乾燥してだいぶ時が経っていて自分で出てこられないので、この様なものは必ず人の手を借りなければならないものです」と言うとそれを自分の手で取り出した。 見ると一つの死んだ男の子の胎児であった。 手足は完全で顔色は真っ黒、大きさは大体一尺位あったという。 有名な華佗の卓越した医療技術は凡そこの様なものであった。 彼はもともと中国の古典書の学術の人であったが、人々は彼のことを医者として認識していた。 この事については華佗はいつも後悔していた。 後に曹操が自ら国事を処理しはじめて、病気を患いそれが重くなったとき、華佗にもっぱら診察をさせた。 華佗曰く、 「この病はすでに治癒不可能な領域に達しております。いたづらに治療しても歳月のみを費やすだけです」 華佗は長い間自分の家を離れていたのでとても家に帰りたくなった。 それで曹操にまたこう言った。 「実は今、自分の家からの手紙を受け取ったのですが、一時ちょっと家に戻りたく思います」 その後、家に帰ってからも妻が病気になったとして曹操の元へ戻ろうとはしなかった。 さらにまた何度も休暇を延長して戻らなかった。 曹操は何度も手紙をかいて彼を呼び戻そうとしたが無駄だった。 郡県の役人に華佗を郡に戻らすように命じた。 しかし華佗は自分の技術のみを頼り、禄をはむのを好まなかったので、やはり戻ろうとはしなかった。曹操は大いに怒り、部下を派遣し、もし華佗の妻が本当に病気ならば、小豆を四十斗やり彼の休暇も更に延ばしてやることにした。しかしもしうそを言って休暇を取って人をだましていたなら、逮捕して郡まで引っ立ててくるようにこれに命じた。 しばらくして華佗は逮捕され許昌の監獄に護送され引き渡された。 そののち殴られ、拷問されとうとう罪を認めてしまった。 その時、曹操の軍師の荀或がこう願い出た。 「華佗の医術はまさに高名であります。これはつまり人々の生命と大変関係がある重要人物といえ、この度のことは大目に見て、あまりお怒りなきよう」 しかし曹操はこう答えた。 「天下にこの様な卑しい人物を見たことはない」といい華佗を獄中で死なせてしまった。 華佗はその臨終の時、一巻の巻物を取り出し獄吏に渡し言った。 「この本は人命を救う物である」 しかし獄吏は曹操の怒りを恐れてこれを受け取ろうとはしなかった。 華佗もむりにこれを受け取らせようとはせず、しかたなく火を持ってこさせこれを焼いてしまった。 いつもこの様に重要な医典は失われるのである。 華佗の死後、曹操の持病の頭風は未だに除かれていなかった。 曹操は言う。 「華佗はこの病気を治すことは出来た、しかし奴はワシのこの病気を治療せず残しておき、自分の価値を高めようとしたのだ。もし俺があいつを生かしておいても、奴は最終的には俺のこの病の病根を絶つことはしなかったろう」 しかし後に彼の愛児である倉舒の病気が重くなったときに、ため息をついてこうも言ったという。 「ワシは華佗を殺した事をいまもって後悔している。この子を黙って死なせるしかないとは・・・」 華佗が曹操に仕えてから最初の頃、軍人の李成が咳嗽病を患い昼夜眠れず、更に時々膿血を吐いた。 この種の病状を華佗に聞いたところ、 「あなたの患ったのは腸痛である。咳が出たときに吐き出した膿血は肺の中からの物ではない。私が貴方に二銭、粉末の薬をあげるので、これを飲んだら二升の膿血を吐くでしょう。これを吐き終わった後、すぐに気持ちよくなります。こののち良く養生して一ヵ月後に病状は好転し、一年は健康に過ごすことが出来ます。十八年後にまた一回小さな発作があるかもしれませんが、この薬を飲んだらすぐに全快します。しかしもしこの薬がその時なければ、ただ死ぬのを待つばかりという事になります」といって更に二銭の薬を彼に渡した。 李成が薬を得て後五、六年の後、彼の親戚の一人が李成とまるでうりふたつの病気を罹った。 彼は李成にこう言った。 「あなたは今、身体がこの様に元気であるが、私はもう死にそうである。あなたはどうして非情にも自分は病気でもないのに、その薬を隠して、私の死ぬのをただ見て見ぬ振りをされているのか。どうかそれを私に先に飲ませて下さい。病気が良くなったら、華佗に言ってそれを再び手に入れましょう」 ついに李成は薬を彼に与えた。 それからすぐにある県に行ったが、そこでちょうど華佗が曹操に逮捕されるのに出くわした。 あわただしさの中、非情にも華佗に薬をくれとはいえなかった。 十八年後、李成の病気の発作がついにやってきた。 しかし薬がなかったので、ついに彼は死んでしまったという。 広陵の呉普と彭城の樊阿は皆、華佗に医学を学んだ者である。 呉普は華佗の治療法により多くの病人を救った。 華佗は呉普に言う。 「人体は運動を必要とするものだ。ただ余り過度であってはならないだけである。 いつも動きまわっていれば、五穀精微の気(穀物中の栄養分)は消化吸収され、血脉は流れ通し、疾病が発生するなどと言うことはないはずである。 そうであろう、たとえて言うなら、家の大きな門の蝶番はいつも動いているのでさびたり朽ち果てたりはしない。これと同じ考え方である。 この様に長寿であった古代の人々は、すでに気功のような体を鍛える方法を作り上げていたのだよ。 いわばそれは四肢を熊のように動かし、頭を鳥のように振り、腰を伸ばし各種関節を動かし、老化を防止する体操のひとつだな。 五禽戯(ごきんぎ)と呼ばれるこの方法は一つは虎戯、二つ目を鹿戯、三つ目を熊戯、四つ目を猿戯、五つ目を鳥戯とよび、疾病を駆逐し、手足を軽く軽快に動くようにすることが出来るという古代人の運動法なのだよ。 身体が少し不調であっても、ちょっとひとつの動物の動きをまねるだけで体中から汗が出て、まるで体が軽くなったように感じるものだ。 そうすると腹も何か自然に減ってきて、何か食べたくなるというものだよ」 呉普はこの方法を自ら行い九十才まで生きたという。 死ぬまで耳も目もはっきりし歯もしっかり全部そろっていたという。 一方の樊阿は鍼灸に優れていた。 凡そ多くの医者は背中と胸の間は多くの重要な臓器があり、自由に鍼をすべきではなく、ここに鍼をするときには四分の深さを越えてはならないと考えていた。 しかし樊阿は背部兪穴には一寸から二寸の深さまで刺すことができ、巨闕を刺すときは五、六寸の深さに達することもあったという。 これらで彼は病気を次々に治していた(これらは実際には方向によっては大変危険であるので行ってはならない)。 樊阿は華佗に人々に有益な方剤を教えて欲しいと頼んだとき、華佗は漆葉青黏散の薬方を授けた。 これは漆葉屑を一升と青黏屑を十四両をこの比率で用いる方剤で、長くこの薬を服用していると、腹中の各種寄生虫を駆除でき、五臓に気を通し、体を軽快に保ち、ひとを白髪にさせないというものであった。 樊阿は華佗の各種方法を患者だけでなく自分にも用いていたので100才まで生きたという。 漆葉(青蓁)はどこにでもあり、青黏「またの名を黄芝、地節ともいう」は豊(今の中国江蘇省豊県)、ハイ(今の江蘇省ハイ県)、彭城「これ等は皆今の江蘇省の徐州一帯である」、朝歌一帯に自生する植物である。  ※著者・今村紳鍼 漢方鍼医誌より転載

2017年9月19日火曜日

ごきげんさん 2017.9.19.

チベット医学の診察は脈診と尿診が主です。(舌診も補診でします) アーユルヴェーダや中医学、日本漢方でも脈診はありますが、尿診はチベット医学特有の診察法です。 湯気・匂い・色・浮膜・泡・モヤモヤした形成物(尿タンパク) などを排尿直後・少し冷めた時・冷めた時の3回、診て、3体質:ルン・ティーバ・ベーケンの乱れから病を診断します。 チベット医学では、病の原因は(1)今の3体質の乱れによるもの (2)今生のこれまでの3体質の乱れによるもの (3)過去生のカルマによるもの (4)鬼神によるもの とされています。 過去生のカルマや鬼神・・・やはり占術と切り離せない関係にあるので、尿占もチベット医師の力量の見せどころです(なかなか尿占できる医師はいないそうですが) 尿占は、亀甲模様を描いた容器に排尿してもらい・・・ 「医師は一晩それに手を触れることなく放置します。その間に、何かの模様が尿に現れるのです」 私も自尿でやってみました。翌日、コップの中を覗くと・・・コップの中央ではないところに尿が濃厚に集まっているようにも見えてきます。まだまだよく分かりませんが、とても興味深い占術です。 尿診にふさわしい時間帯があります。 「尿診に用いる尿は、朝の4〜5時より前のものであってはなりません。早すぎる時間の尿は前夜の食物の影響を強く受けているため、診断に適していないからです。朝の4時ごろか5時ごろの尿を診断に用いるようにしましょう。前夜に排尿していないならば、起床時に出した最初の半分を捨て、残りの半分を診断に用います。尿診は夜明け直後に行うとよいでしょう」 さすがに朝4,5時の尿は無理ですが、早朝の尿が良いことはわかります。 脈診は脈を聴く。ならば尿診は尿に聴く・・・ですね。 朝7時から9時頃までの氣はとても清々しく、生命力に溢れています。 自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学の治療にとっては最高の追い風です。 すべての病は早朝診で数倍早く、数倍良く快方します。 そんな日本人の直感から、この2年間、ずっと早朝診をしてきました。 今、自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学が主治療となった当院ですので、これからも早朝診を続けていきます。 そしてこの朝7時〜9時の「自然医学の診察:華佗診」(自由診療)には、このチベット尿診も入れたいと思います。 起床時の尿を持ってきていただいても良いですし、診察前に排尿していただいても結構です。 (ただし朝9時以降の尿診は受けつけませんのでご注意くださいね) 自然医学では「病は治してもらうのではなく、自分で治すものだ」が鉄則です。 病を本当に治したければ・・・ (1)朝6時半にまずサムハラ神社さんの朝詣しましょう。早朝はご利益絶大ですよ。 (2)サムハラ神社さんから当院までゆっくり歩いても25分ですので、朝7時半までには来院できます。華佗診は1時間かかりますので、朝9時までには診療が終わります。 (3)心身が軽く&楽になり、運気盛運となった一日を思いっきりお楽しみくださいね。

2017年9月18日月曜日

ごきげんさん 2017.9.18.

陰陽師 西谷泰人先生の手相鑑定&コンサルティングに行ってきました。 この1年で20kg ウエスト20cm痩せたので手相も変わったかな?・・・要らぬ心配でした。 素晴らしい成功運・金運・仕事運に、これからずっと恵まれているという鑑定は不動のまま 「どこかで歯車が狂ってるんだね」 私があれかな? これかな? これは変えられないし・・・とブツブツ思案していると 「ぜひ吉方旅行に行きなさい! 七赤金星だから西北! 出発日は・・・」 それまで穏やかでゆったりとした口調だったのが、急に滝のように語られました。 それは私が患者さんへ天授の言葉を語っている姿そのもの。鏡を見るようでした。 西谷先生も天と繋がって、天のメッセージを語る天職を果たされているのです。 「3つのことを打ち出せます。ひとつは本を書きなさい。大きな名声と金運を得ます。有力後援者が現れて引き立ててくれます。今月の西北への吉方旅行にその出会いのチャンスがあります」 華佗診で天授の言葉を伝えられた患者さんはなるほど、こういう感覚なのですね。 ほんまかいな?という猜疑心もあって当然です。 どうしよう、すぐには動けないし、お金もないし・・・という心配がたちまち襲ってきます。 素直ならば、 うわぁ ありがとうございます!という歓喜の声でこころがいっぱいになります。 「5つのことを同時にやっていますよ。そのうちの3つが主なドル箱になっています。1つは小さいです。何かの講師・先生をしています」 そんな予言もいただきました。 1年前の西谷先生にも同じことを言われましたが、3つのことがわかりませんでした。 「光の前世療法」は確定ですが、あとの2つは・・・漢方鍼灸? 成長ホルモン療法? 今では「自然医学」も「波動量子医学」もあります。 自然医学の中には、少食療法や断食などの食養生、尿療法、朝活などの生活養生があります。 波動量子医学には、アーユルヴェーダとチベット医学の脈診、華佗氣功、チベット尿診があります。 「漢方鍼灸」も、華佗刺絡や華佗鼎灸がドンと構えています。 まぐ愛の鷹さん(不食の山田鷹夫さん)とのご縁から「昇龍回春」も始まっています。 どれが主な3つになるのかはまだわかりませんが、この1年でどれも素晴らしい駒揃いとなりました。 「あとは打って出ていくだけですよ」 そんな天の声が聞こえてきました。 これだけの天駒を捨てて西洋医学の勤務医に戻ることなんて出来ませんよね。 迷いも吹っ切れて、自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学を邁進していきます。 華佗老師が語ってくれた「醫」の教えです。 医醫毉翳・・・醫が身体、巫と羽がこころ 医:外科治療(矢じり) 醫:酉は栄養療法(薬草を酒に浸す) 又は手技療法 几は物理療法(鍼) 毉:巫は氣功療法(最初の医者は巫医であった) 翳:羽は感謝の療法(手を合わせる、手を翳す) 現代西洋医学は「医」・・・外科治療:対症療法だけです。 華佗老師の医療は、医も醫も毉も翳もすべてを駆使した医療です。 陽が極まって医が盛んな今ですが、だからこそこれからは再び陰が蘇ってきてきます。 醫となり、毉・翳となり、心身魂ともに癒す医療がすでに胎動しています。 その胎動を失わないためにも、ここは踏ん張りどころと頑張っていきますね。

2017年9月17日日曜日

ごきげんさん 2017.9.17.

お知らせ: 9月22日(金曜)は全日休診になります。 9月21日(木曜)は午前11時までの外来です(受付10時まで) 10月12日(木曜)は午前11時までの外来です(受付10時まで) 10月13日(金曜)は全日休診です。 10月14日(土曜)の土曜診察は休診です。 チベット医学では、脈を診るのではなく「脈を聴く」と表現します。 指先で「脈を聴く」 とても素晴らしい表現ですね。 まず指先をソッと脈の上に添えて、表層の脈に触れます。 表層の脈が囁き始めます。 少し指先を沈めて、中層の脈を感じます。 中層の脈が歌い始めます。 ズンと指先を沈めると、深層の脈が語り始めます。 左脳でもなく、右脳でもなく、 その中間に無限に広がる宇宙の静けさの中に、脈が聴こえてきます。 私たちが暮らしているこの宇宙は真空で真っ暗闇ですが、 実はとても豊かな光と音に満ちあふれていることは、もうご存じでしょう。 脈に触れて、まず指先でそれぞれの深さの脈を読みます。少し左脳と右脳を使いながら。 次に左脳を止めて、右脳だけで脈を感じます。 脈がいろいろなイメージやビジョンを見せてくれます。心身のメッセージが伝わってきます。 やがて右脳も止まると、脈が聴こえてきます。 この病の原因は何ですか?  この病はどうしたら治りますか? 脈に尋ねると、脈は答えてくれます。「脈を聴く」です。 過去生に原因があれば、そのビジョンが見えてきます。 今生の幼少期に原因があれば、そのビジョンを見せてくれます。 見ながら、こころのバイブレーションや魂の震えが伝わってきます。これも「脈を聴く」です。 脈が近未来のビジョンを見せてくれることもあります。 妊娠だったり、ケガだったり、大切な人との別れだったり・・・ 病の予後を語ってくれることもあります。 チベット脈診には、鬼神脈や死脈もあります。 あの脈がそうだったのかな・・・ 確かに鬼神脈も死脈も聴こえることがあります(これを患者さんに伝えることはありません) どうしたら脈が聴こえるようになれますか? 夜空を見上げて、漆黒の宇宙いっぱいに豊かな光が見えて、ふくよかな音に酔いしれることができた時、脈が聴こえてきますよ。

2017年9月16日土曜日

ごきげんさん 2017.9.16.

1年前に陰陽師の西谷泰人先生から「自分への託宣は易占やタロットをしてみては」と薦められました。 以来、さまざまな自分の迷い、決断の確認に易占を用いてきましたが、結果は100%当たっています。 がんばっている時・落ち込んだ時には、励ましてくれます。 欲を出した時・あきらめようとした時には、見事に叱られます。 易占の大ルールに、同じ質問をしてはいけない、があります。 「初筮は告す。再三すれば涜る。涜るれば告げず」 山水蒙 それでも、医院はこんな状況で大丈夫なんだろうか? 医療と経営はこの先どうしたらよいのだろうか? ・・・などなどを質問内容を変えながら、何度か易占してきました。 不思議なことに、自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学を続けていくことに関しては、いつも「山澤損」の卦が出ます。 山澤損:損をするが、誠意をもって行えば最後は大吉を得る。問題はない。初志を貫いて進むがよい。誠意さえあれば形式を飾る必要はない。 象伝:君子は高い理想のために低い欲望をなくすように務めるものである。 ちなみに欲を出すと・・・虎を尾を履む「天澤履」がいつも出ます。 天澤履:虎の尾を履むような危険はあるが、噛みつかれることはない。願いごとは叶う。 この1年間の医院経営を振り返ってみて、たしかに山澤損と天澤履を繰り返してきました。 富士山よりも高い損の山を築きながら、自然医学・波動量子医学・漢方鍼灸医学で素晴らしい「超進化」を天から授かりました。 虎の尾を履みまくって、多くのご縁を失ってしまいました。本当に申し訳ありませんでした。 2年前も昨年も西谷先生から「60歳となる2017年9月には笑顔いっぱいで仕事をしている。そのまま93歳まで元気に笑顔で仕事を続けている」との手相占をいただきました。 この2年間、何とか耐え抜いてこられたのは、この西谷先生の希望の言葉のおかげです。 そして運命の9月を迎えたのですが・・・手相は変化します。 これは何としても西谷先生に観ていただきたい。 しかしすでに9月の予約はいっぱいだ・・・(こころのどこかに大丈夫だという確信があって)・・・ ネット予約確認3夜目で1枠空きと巡りあえました。これぞ天のお導き!ですね。 それが明日です。 皆さんが光の前世療法で光との対話:光の神託を授かりたい気持ち:大きな不安とその陰に隠れる期待が今、我が身のことと重なって、とてもよくわかります。 凶吉悔吝。人は凶の中で悔いて吉となります。 天に易占で卦を授かるのも、光さんに神託を授かるのも、なにがしらの凶の中にいて、悔いたからこそ天授を授かろうと動いたのです。 「震きて咎なきものは悔に存す」繋辞上伝 悔いずに過ちを改めることをぐずぐずと厭がっていれば、いつまでも凶のままです。 易占も光の神託も、凶を悔いて吉へと向かおうとする人たちの道標なのですね。

2017年9月15日金曜日

ごきげんさん 2017.9.15.

「今年になって認知症の方が急増してます。認知症は治せるのですか?」と顧問税理士さんから尋ねられました。 西洋医学の認知症薬では治らないことが次第に明らかになってきました。 東洋医学的には、認知症に陥っている人の脳は2タイプに分けられます。 頭熱足寒で脳が実・熱な人と水毒・冷えで脳が氣血虚な人です。 脳が実・熱の人には、怒りやすい、切れやすい、怒鳴る、イライラ、頭痛、不眠、じっとしていない、肩こり、高血圧、赤ら顔、過度の自己肯定、責任転嫁などが見られます。 肝火胃火上炎して脳がグツグツと煮立っている状態です。 脳が水毒・冷えで氣血虚の人は、老人性うつ、閉じこもり、いつも居眠り、食思不振、何もやる気がしない、TVを一日中ボッと見ている、腰痛、糖尿病、青白い顔、自己否定、尿失禁などが見られます。 腎虚脾虚肝欝で元気が仙骨から脳へ昇らず、脳がエネルギー切れのエンストしている状況です。 漢方薬の治療では、脳が実・熱の人には、大承気湯や黄連解毒湯などで脳に溜まった邪熱邪気を下痢の形で瀉しながら、丹田から下半身を温補したり悪血を排したりします。 脳が水毒・冷えで氣血虚の人には、仙骨・丹田・会陰穴の温補(華陀鼎灸)をしながら、苓姜朮甘湯などで温めたり、茵陳五苓散や柴苓湯などで水毒を治していきます。 もちろん他にも「認知症に効く!」と自画自賛な漢方薬はたくさんあります。 ただ、認知症は漢方薬で治りますよ、とは言えないのが臨床の場での実感です。 (ここが保険治療の限界です) 漢方四診に加えて脳氣功とアーユルヴェーダの脈診で診ると、さらに詳しい認知症の病因・病状がわかります。 頭熱の人には、後頭部下の亜門の刺絡がとても有効です。 特に初回、長年にわたって溜まっていた邪熱邪気がドロドロの黒い血となって排泄されると、ペパーミントのような爽やかさが頭〜口の中に広がり、難治性だった頭痛や不眠がスッと癒されてしまいます。 この快感は超お薦めですよ。 華佗刺絡氣功は、全身のすべての経穴経絡を疎通するので、頭熱の人にも氣血虚の人にもよく効きます。 自律神経のバランスを整え、自然治癒力と免疫力を高めるだけでなく、邪熱悪気も水毒悪血も治します。 すでに認知症に陥った方には、週2回の華佗刺絡氣功を半年間、続けていただくことをお薦めしています。 認知症予防には、月1〜2回の華佗刺絡氣功を続けていただければ、認知症にならないだけでなく、他の病にもなりにくくなります。 脳の冷え・水毒で氣血虚のタイプの認知症の方には、成長ホルモン療法による脳機能の賦活も大いに期待できます。 実際に認知症が改善したという論文が20年前からいくつも発表されています。 脳も気持ちも20歳若返って心身共にとてもアクティブになるので、認知症も消えてしまいます。 認知症治療のための成長ホルモン療法は、少なくとも半年間は続けていただくようにお薦めしています。 あまりに元気に&活き活きとなったので「この治療を止めたくない」と懇願されるお年寄りが続出したという有名なエピソードもあります。 活き活きと元気に過ごせることがお年寄りにとっての最高の幸せですものね。 もちろん少食療法・断食療法・尿療法などの自然医学も外来で指導していきます。 食養生に勝る療法はありませんからね。 認知症は自分で気づいた時・家族が気づいた時から半年ー1年間の治療が勝負です。 ひどくなってしまった認知症(パートナーや家族の顔がわからなくなる等)は、さすがに治せません。 最近の認知症の傾向として、気づいてからの進行が従来の認知症に比べて、とても早いのが気になります。 若年性認知症も急増しています。これも何かが変ですね。 どんな病でも、身体の声を聞けば、必ず光明が見えてきます。 身体の声が治し方を教えてくれます。 どんな病も治すのは患者さん本人です。 患者さんの中にある自然治癒力と免疫力が最高の医術で病を治してくれます。 医者はちょっとそのお手伝いをさせていただくだけです。 認知症には、華佗刺絡氣功と成長ホルモン療法を携えて、癒しのお手伝いをさせていただきます。

2017年9月14日木曜日

ごきげんさん 2017.9.14.

病医院通いをしている皆さんにお尋ねします。 「あなたの主治医さんは、あなたの脈を何分診ますか?」 アーユルヴェーダの蓮村誠先生に脈診を学んで20年になります。 以来、ずっと外来診察時にアーユルヴェーダの脈診を続けてきました。 内科、外科、整形外科、脳外科、婦人科、小児科、耳鼻科に眼科、精神科、心療内科・・・さまざまな病の脈を診てきました。 アーユルヴェーダの脈診で診ると、病の根本原因だけでなく、過去から今までのすべての生体情報と心の情報がわかります。 例えば風邪では、今夜〜明日の病状はどう変化するのか? もわかりますし、身体が何を欲しがっているのか:食べ物・水分・衣服・休養法などもわかります。 西洋医学では脈を診る=不整脈の有無と心拍数だけです。 中医学(漢方鍼灸)では、陰陽虚実五行で診るので西洋医学の数千倍の情報を得られます。 アーユルヴェーダやチベット医学の脈診になると、過去ー現在ー未来のあらゆる「情報」が脈診から得られます。それは西洋医学の数億倍でしょう。 アーユルヴェーダやチベット医学の脈診は波動量子医学そのものです。 感性と直感と共感力で診る医療ですので、デジタルなAIにはできない医療です。 大病院好き、教授&TV医師好き、エビデンス好き、先端医療検査好き、新薬好き・・・な方々には嫌悪感と猜疑心を与えてしまうエセ医学なトンデモ診断法です。 病医院通いをしている患者さんにお尋ねします。 「あなたの主治医さんは、あなたの脈を何分診ますか?」 アーユルヴェーダの脈診は最短でも数分かかります。しっかり診ると10分以上かかります。 インドのアーユルヴェーダ専門医は、胎児の頃から今までのすべての病やケガを脈診から読み取ります。チベット医師は、配偶者の病や過去生のカルマも脈診で読み取るそうです。 そこまで読み込む必要はありませんが、今の病の本当の病状とその根本原因くらいは脈から読み取りたいものですね。 アーユルヴェーダの脈診は、論理的&教科書的に体系化されているので誰でも学べます。 ただ、その知識を智恵にするには多くの実践が必要です。 そして、知識が智恵へと発酵していく時間がさらに必要です。 私も毎日、たくさんの患者さんの脈を診せていただきながら、10年を過ぎた頃から感性と直感で生体情報にアクセスできるようになりました。 今思えば、私の波動量子医学の目覚めですね。 一昨年には蓮村先生の脈診セミナーをお手伝いする機会をいただきました。 知識の整理にとても役立ち、脈診力がさらに多角的&高次元的に広がりました。 華佗老師に氣功力を授けていただいてからは、ただ診るだけでなく、脈診の癒し力(波動量子治療)にも気づきました。 脈に触れるだけで患者さんの脈を調和:ハーモナイズして、病を元から癒していく。 脈診も華佗氣功のひとつです。 脈を介して病に触れることで、病で乱れた波動を整え、自然治癒力を回復させ、元気を甦生します。 アーユルヴェーダの脈診の大切さをわかっていただけると嬉しいです。

2017年9月13日水曜日

ごきげんさん 2017.9.13.

Facebookで数年前の今日の自分を見ると、過去の自分からいろいろ学べます。 3年前、旧医院の火事焼失の2ヶ月前の私は、バイクでツーリングに行ったり、謡のお稽古に通ったりと人生を楽しみながら、もちろん日々の診療もそれなりの満足感を持って行っていました。 2年前、心斎橋という場所に不思議なご縁に導かれるままに辿り着いて、意気揚々。明るい未来に向かって前進していました。 帯広の吉川正子先生に陰陽太極鍼を直接伝授していただいたのも、今の華佗刺絡氣功の大きな糧となっています。 1年前、どんな医療をすればよいのか?と右往左往。ジタバタ青息吐息しながらも、しっかりと天に導かれて自然医学&波動量子医学へとまっしぐらに進んでいました。 会う人 みんな 神さま 天のメッセージを携えて来られて、天命が終わればスッと去っていく方々も多かったです。 火事と癌とどっちが良かった? と光さんは笑います。 3年前に癌になっていた今生を見せていただくと、 旧医院で診療を続けながら手術を受け、その後は蓮風師匠の鍼灸に通いながら、食養生&生活養生の自然医学を猛勉強してました。 それでも癌は転移拡大を繰り返し、心身の疲労と癌性疼痛に苦しみながらも希望を捨てずに日々の診療と養生を続けながら3年目を迎えていました。 そしてこの9月は・・・とうとう立てなくなり車イス生活へ。排尿排便もオムツです。腹水も溜まり、ほとんど食べられませんが点滴や胃ろうは拒否してました。 死と向き合い、遺書も書いていました。 あの世のことを想像しながらも、こころのどこかに起死回生できる!という希望も持っていました。 死にたくないとは思っていませんが、もっと生きたい!の思いは強かった。 ステージが終わって、神さまにアンコール&アンコール!と必死で叫んでいる感じかな。 癌になって・・・友人や親族との縁、来る人・去る人の陰、医療のこと、この世のこと・・・さまざまな本質が見えてきました。 会う人たちが心配して心からかけてくれる3つの言葉 「大丈夫だよ」「がんばってね」「愛してますよ」 大嫌いになりました。 ねがはくは 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月のころ 9月は私の誕生月です。誕生日まで生きられるかな・・・もうひとりの私はそんなことを思っている今日でした。 そして火事を選んだ私は過去を振り返りながら、 火事の前は好きなことができて幸せだったなぁ 火事になって新たな人生を意気揚々と踏み出せて幸せだったなぁ この2年は最貧困窮ばかりだったけど、 それでも生かされている・護られている・導かれている実感ばかりだったなぁ。 兄弟も財産も信用も失って最低最悪どん底をさまよい続けてきたけれど、 明日をも知れぬ思いで必死にもがき苦しんでいる今の私の方が、豊かだった頃よりも幸せに見えてきます。 癌の人生だったら、この幸せ感に気づけただろうか? 謝:ありがとう 喜:うれしい 楽:たのしい 哀:かなしい 寂:さびしい 咸:今日も生きよう! 我欲も煩悩もなく、貪・怒・無知もない、魂の豊かな輝きそのものの幸せ感です。 火事の人生だったからこそ気づけたこの幸せ感と 思いがけずも華佗老師に天授された氣功と智恵を ねがはくは 世ひとのために 生かしなむ 永遠に八千代に 苔のむすまで

2017年9月12日火曜日

ごきげんさん 2017.9.12.

チベット医学には「十八の悪性の病」が記されています。  人々が前にまして不善の行為にふけり、新たな物質を作り出したために、十八の悪性の病が生じると釈尊は予言しています。  こうした病は、主に新たな物質や合成物を創造することによって生じます。例えば、現在では多くの新たな食品が開発され、野菜の成長を早め、より大きくするために化学肥料を使用します。また人々は過去の次代にはなかった多種多様な煙草を吸っています。つまり十八の悪性の病は主に新物質を合成することによって生じるものです。  仏教の観点からいうと、昨今の国家や集団の指導者は、またそのもとに集う民も誠実さに欠け、人々は互いにひどく欺きあっています。聖職者は聖職者ならざるふるまいをし、まっとうな修行を放棄して、俗世のことがらに手を染めています。修行がなおざりにされるために、修行体系を守護する神々が怒ります。こうしたカルマ的理由により、慢性的なトラブルが引き起こされるのです。つまりこれらの病の主要因は「怒り」「貪り」「無知」の三煩悩なのです。                        from チベット医学 イェシュー・ドゥンデン著 この釈尊の予言は、まさしく「今」のことだと直感しました。 なぜ「今」だと言えるのか? それは・・・  病の主要因が三煩悩と三体液であるとはいえ、さらにそれを促進する補助因があります。それは私たちの体に住む七つのタイプの虫なのです。まず血液の虫があります。これには脚がなく、顕微鏡でも見えないほどごく小さな生きものですこれは血液とともにあり、脈管の大切な部分にくまなく移動していきます。これがこの種の極端な悪性の病を促進する主な補助因となるのです。  また、これよりも大きい、おそらくは顕微鏡でも見える虫もあります。これは赤い色をしており、「銅のように赤い」と呼ばれています。これは一瞬のうちに全身を移動することができます。その他の五つのタイプの虫は肉眼で見ることができます。  総じて、こうした虫の存在は、仏教の教義に説かれているものです。仏教の教義はさまざまな微細な虫について説いていますが、これらはいまだに科学者の認識能力を超えたものであるように思えます。しかし医師がどのようにしてそうした虫の存在を診断することができるかというと、二つ目のタイプの虫に限っていえば、目に見えるのではないかと思います。しかし最初のタイプの虫は、目には見えません。私たちがその存在を知ることができるのも、釈尊の言葉があるからです。 この二つ目のタイプの虫こそ・・・ソマチットでしょう! 一瞬にして全身を移動できる=波動量子的な虫ですよね。 ソマチットこそは2017年の「今」話題の存在です。虫という表現もピッタリです。 釈尊が見ていた十八の悪性の病が蔓延する次代がすでに始まっているのではないでしょうか。 その十八の悪性の病は・・・ 脳・小腸・皮膚・関節・全身の筋肉・ふくらはぎ・全身の結合組織など、いたるところに現れます。 例えば、患者は気絶し、口は笑っているかのように歪んだまま七日以内に死にます。 例えば、患者が意味なく泣き始めたり、行為が乱暴になったり、理由もなく吐いたり下痢します。 例えば、鋭い痛みが全身、特に体の左側に現れます。 例えば、皮膚に赤い斑点が現れ、ひどくかゆくなり、イボ状の突起物の先端に鋭い痛みを伴います。 例えば、伝染性の慢性潰瘍が脳、喉、腎臓、小腸、肺、胃、心臓に現れます。脳に現れるとひどい痛みが続き、鼻から血と膿が出ます。これは空気感染します。 この十八の悪性の病を防ぐには・・・ 釈尊の説かれる養生法:特に食生活と生活態度を実践すれば、病を避けることができます。 やはりいつの次代も自然医学:食養生と生活養生が大切なのですね。 そして、上記のチベット医学でも、しばしば「小腸」が出てきますが、自然医学的に言えば、小腸=腸管造血説=免疫力の根源に当たります。 西洋医学的にも、小腸自体の病気は少ない(まだよくわかっていない)とされています。 チベット医学でいう「小腸の病」は、免疫力の低下・自律神経(交感神経:副交感神経)のアンバランスと言い換えてもよいでしょう。 十八の悪性の病の中には当然、癌も入っていますが、最も怖いのは新型の免疫疾患です。 世界中の多くの人たちが、すでにひどい頭熱足寒か表熱裏寒に陥っています。 食毒、薬毒、化学合成毒、農薬、ワクチン・・・さまざまな毒が体内に蓄積しています。 石油を頭から被ったような状態ですので、マッチ一本あればたちどころに全身火だるま:サイトカインストームで急死してしまいます。もちろん原因は不明です。 この十八の悪性の病・・・ 西洋医学では、第三次救命救急センターに運良く搬入されたとしても生存は難しいでしょう。 漢方薬治療では・・・病の弁証は出来ても、よほど基礎体力はもちろんのこと、免疫力&自然治癒力が高くないと助からないでしょう。 私なら・・・ 普段から食養生&生活養生されている方々は、華佗刺絡氣功と尿断食でとりあえず1ヶ月間、その病をやり過ごします。 釈尊が「今」流行ろうとしている十八の病を観想で見たのなら、その見た瞬間に釈尊の「血」が十八の悪性の病の情報を記憶したはずです(波動量子医学) 釈尊の次代から今年まで2500年ほど経っています。 十八すべてに万全!ではないでしょうが、すでに人の免疫力は来る十八の悪性の病に対する免疫力を獲得しているはずです(エビデンスなし) その秘密の免疫系をいかにうまく発動できるか・・・診断と治療はこの1点にかかっています。 世界的大流行:パンデミックが現れても最初の1ヶ月間をやり過ごせたら・・・という意味は、この秘密の免疫系発動に要する時間が必要なのです。 月1回 免疫メンテナンスに通われている方々には、こんな怖い話を直接したりはしませんが、そんな覚悟をキュッとこころの中で握りしめながら施術させていただいています。

2017年9月11日月曜日

ごきげんさん 2017.9.11.

尿は鏡のようなものです。 鏡が姿を反映するように、 尿もまたすべての病を映し出すのです。 by チベット医学 イェシェー・ドゥンデン チベット医学は、望診・問診・脈診・尿診で診断します。 漢方医学の舌診と腹診はありません。 今回、チベット医学を独学し始めたのは、そこに「尿診」があったからです。 チベット医なら、患者さんの尿を飲んで診断しているのでは?  それは過去生でチベット医だったデジャブのかすかな記憶のようでもあり・・・ 四部医典の尿診のところには、尿を飲んで診断するという項目はありませんでした。 ただ、イェシェー・ドゥンデン老師の「チベット医学」の中で2回、これは尿を飲んで診断してるなぁ・・・と確信を持てる箇所がありました。 尿の色・湯気・浮膜・タンパクなどにあれほどこだわるのですから、ちょっと「味わって」みようとは思いますよね。 尿の味の診断は口伝ということでしょう。 味というものはなかなかに表現しにくいものですから。 (弟子に向かって)「お前も一口飲んでみろ」という方がよく伝わりますもの。 この尿診はアーユルヴェーダにも中医学にもない、チベット医学の独断場です。 チベット医学の脈診は、漢方医学の脈診よりもずっと精妙です。 その診断力はアーユルヴェーダの脈診に匹敵し、チベット医学の脈診でも患者さんの生まれてから今までのことがすべてわかります。 チベットは輪廻転生の国。 患者さんのこれからも脈から読み取れますし、過去生のことまでわかるそうです。 過去生のカルマが今生の病気の原因となっている・・・が普通に受け入れられる国ですので、脈から過去生くらい読み取れないと、良いチベット医にはなれないのでしょう。 アーユルヴェーダの脈診は量子波動医学そのものですから、もちろん過去生を読み取ることもできます。ただ普段はそこまでのシンクロ&リーディングはしません。 アーユルヴェーダの脈診では、男性患者さんは右橈骨動脈の脈を、女性患者さんは左橈骨動脈の脈を読み取ります。 人差し指・中指・薬指の指先を4分割して、それぞれの区分に臓器・機能を当てはめて読み取っていきます。 チベット医学の脈診は、両手の人差し指・中指・薬指を2分割して、やはりそれぞれの区分に臓器・機能を当てはめて読み取っていきます。 片手と両手の違いはありますが、読み取る精妙さはとても似ています。 患者さんの右脈を診る医師の左人差し指は、男性患者さんなら肺:大腸、女性患者さんなら心臓:小腸を、中指は肝臓:胆嚢を、薬指は右の腎臓:膀胱を現します。 患者さんの左脈を診る医師の右人差し指は、男性患者さんなら心臓:小腸を、女性患者さんなら肺:大腸を、中指は脾臓:胃を、薬指は左の腎臓:精嚢・子宮を現します。 これを表層・中層・深層と3つの層毎に読み取っていくところもアーユルヴェーダの脈診と似ています。 チベット医学では、ルン・ティーパ・ペーケンの3つの体質脈として診ます。 アーユルヴェーダもヴァータ・ピッタ・カパの3つの体質脈で診ます。 チベット脈診においても五行(火土水金木)で診るところは中医学と同じです。 (中医学では3つの体質ではなく、陰陽が主体となります) チベット脈診で面白いのは、脈で占いができることです。 ・家族脈 ・客脈 ・敵脈 ・友脈 ・鬼神脈 ・代理脈 ・妊娠脈 の占いがあります。 例えば・・・右の腎臓脈が強ければ息子が生まれ、左の腎臓脈が強ければ娘が生まれる・・・ お産が重いかどうか? 子育てがどの程度大変か? 子供が成功するか? 家系が続いていくか? もわかるそうです。 チベット脈診については、また後日、お話しますね。

2017年9月10日日曜日

ごきげんさん 2017.9.10.

チベット医学では、病は4分類され、それぞれ101の病があるので、総計404の病が存在します。 四分類 1)過去生のカルマ(行為)に起因する101の病 2)今生のカルマに起因する101の病   人生の前半に行ったカルマの結果が、人生の後半に現れて病になる場合です。 3)鬼神による101の病 4)表面的な101の病   投薬やそれに付随する治療を行わなくても、規則正しい生活を送り、正しい食生活を行うだけで治ります。 4)の表面的な101の病は、食養生中心の自然医学で治る病です。チベット医学と自然医学はとても仲良し 相性が良いですね。 2)の今生前半のカルマの結果が後半の人生に病として現れた場合は、治療しなければ致命的である場合が多いとされています。医学的な治療だけでなく、過去の悪行を懺悔し、善行を行って悪しきカルマの力を減じ、今後再びそのような悪行は行わないと誓いをたてるといった仏教上の修行をする必要もあるとされています。 癌や糖尿病・高血圧などは、この(2)にあたります。 人生前半のムチャクチャな食生活・ストレス・仕事・人間関係・ジャンクセックス・・・ 金欲・物欲・見栄欲・ブランド欲・勝欲・・・あらゆる煩悩・・・ これらは確かにカルマとしか言いようがありません。 どのような治療よりも、まずは「過去の悪行を懺悔し、今後再びそのような悪行は行わないと誓いをたてる」必要があります。 末期癌から生還された患者さんたちには必ず、この懺悔と誓いが見えます。 僧侶になって修行をすることが大切なのではなく、過去の悪行を心から懺悔して、善行=正反対の食養生&生活養生すれば、医学的な治療も効果が期待できます。 3)の鬼神のよる101の病は、釈尊が「目には見えなくとも人に害を与える存在がある」と説かれており、明確な原因がないにもかかわらず、痛みやさまざまな病に悩まされるのは、鬼神による障りの可能性があるとされています。 鬼神による病は、薬の治療を長期間続けても、いっこうに効き目がなく、患者は苦しみ続けます。それは病の背後に鬼神の存在があるからで、外面的な治療ではなく、仏教的な手段で障りとなっている鬼神を折伏しないかぎり、患者を病から解放することはできない。祟っている鬼神を祓いさえすれば、病は治る、とされています。 鬼神・・・患者さんの波動がとても低くなってしまった時に、邪気の滞りが鬼神に見える(狐や狸や猪、鬼など)ことがあります。 体毒・食毒・薬毒などが溜まって波動が低くなってしまった方も多いですし、 慈愛の欠如・智恵の欠如・我欲煩悩の大爆発で波動が低くなってしまった方も多いです。 このような方々は、病のあるなしに関わらず、鬼神に取り憑かれている・すでに鬼神になってしまっていると言えます。 すでに鬼神になってしまった方々には何をしてもダメですが、 これまでの悪行を懺悔し、食養生&生活養生を誓うことができた方なら、 華佗刺絡氣功で邪気を祓い、清気を流すことで鬼神を折伏することができます。 1)の過去生のカルマ(行為)による101の病は、輪廻転生:過去生で行った悪行の因が今生において熟し、病という形で現れ出たもので、非常に重い、致命的な病になりがちだとされています。チベットでは俗世を捨てて修行生活に専念するそうです。 これは光の前世療法で治療できます。 原因となった過去生の因を解き放ちます。 過去生の悪行を過去生の本人に懺悔させ、善行を誓っていただきます。 これは光の前世療法でいとも簡単にできます。 今日の光の前世療法グループワーク「才能開花・天職篇」で、未来の天職を光さんに見せていただいたところ(皆さんを誘導ガイドしながら、自分もビジョンをちょこっと見ています)、 次代のダライラマ法王の侍医になっていました。 確かにチベット医学で治りにくい・治らないとされている鬼神の病と過去生の病を治せるのですからね。 チベットかぁ(現在は北インド) 老医にはいいかもしれないなぁ。

2017年9月9日土曜日

ごきげんさん 2017.9.9.

9月9日は 生きがいの創造セミナー第二回 才能開花&天職篇です。 誘導台本から光との対話の一部をご紹介します。 「私の才能が開花した天職が最もよくわかる過去生へ」 3)光との対話 ・今のあなたに最も必要な言葉・色・音・イメージ・食べ物・本・花・神さま・聖地   ・今の私は大きな変化の中にいますか? おだやかな時の流れの中にいますか? ・今の私の仕事は天職ですか? ・今の私に新しい天職は必要ですか? ・今の私の仕事を続けた未来の私のビジョンを見せてください。 ・新しい天職を果たした未来の私のビジョンを見せてください。 ・私のこれからの天職は何ですか? ・この天職の意味は何ですか? ・この天職は私が決めたのですか? この世が私に求めているのですか? 神さまが決めたのですか? ・今の仕事の意味は何ですか? なぜ私は今の仕事に出会ったのですか? ・今の仕事とこれからの天職との違いは何ですか? ・これからの天職を果たすために、私はまず何から始めたらよいですか? ・これからの天職を果たすために、私は何を捨てればよいですか? ・これからの天職を果たすためのキーマン・お手本・友人・学ぶべきこと・言葉・色・音・イメージ・食べ物・本・メンター・花・石・香り・星・神さま・聖地・祈りの言葉 ・これからの天職を果たすための試練の中で、誰が支えてくれますか? ・これからの天職を果たしていく中で、信じてよい人は誰ですか? ・私が今、持っている才能は何ですか? ・私が今、使っている才能は何ですか? ・この才能に最も秀でていた過去生へ ・私が今生、捨ててきた才能は何ですか? ・私の中に今、目覚めようとしている才能は何ですか?  ・なぜ今まで眠っていたのですか?  ・なぜ今、目覚めようとしているのですか?  ・どうしたらその新しく目覚めた才能を使いこなせますか? ・この新しい才能を十二分に発揮することができた未来の私のビジョンを見せてください。 ・この新しい才能を発揮するために必要な言葉・キーマン・色・音・イメージ・食べ物・本・メンター・花・石・香り・星・神さま・聖地・祈りの言葉 ・この新しい才能を発揮するために、どんな試練が待っていますか? ・この新しい才能を発揮するための試練の中で、誰が支えてくれますか? ・この新しい才能を発揮していく中で、信じて良い人は誰ですか? ・私に今、目覚めようとしている才能に最も秀でていた過去生へ ・私が今生、あきらめるべき才能は何ですか? ・私が嫉妬してしまう才能は何ですか? ・私が恐れてしまう才能は何ですか? ・私が憎んでしまう才能は何ですか? ・私の大切な人の本当の天職は何ですか? ・私の大切な人が持っている本当の才能は何ですか?  ・どうしたら私は手助けできますか? ・私の大切な人の才能や天職を発揮するために必要なもの・言葉・色・食べ物・花・聖地・祈りの言葉 ・私の大切な人が本物の才能や天職を発揮できた未来のビジョンを見せてください。 ・私とあの人と二人でこれからやりとげる天職は何ですか? ・私とあの人の中で化学反応して、これから目覚める才能は何ですか? ・私とあの人が二人の天職を果たせた未来のビジョンを見せてください。 ・私とあの人の二人の中に目覚めた才能が開花した未来のビジョンを見せてください。 ・今生これから最も才能が開花した天職を果たしている未来のビジョン ・光のメッセージ  ・光が今のあなたについて良いところ・悪いところ・やめるべきこと・改めるべきこと・あきらめるべきこと・出会うべき人・別れるべき人・向かうべき方向・あなたの迷い・試練・希望・可能性・天職・才能・健康・成功運・金運・対人運を語ってくれます。 ・光の祝福 生きがいの創造セミナー 開始時間:午前11時~午後4時(開場10時半) 会場:心斎橋 奥山医院 参加費:単回 64800円(税込)  各回定員:14名(5回通し参加の方を優先します) ・録音は禁止です。セミナー修了時に、過去生ワークの部分のLive録音をご提供させていただきます。

2017年9月8日金曜日

ごきげんさん 2017.9.8.

アーユルヴェーダをその源とするチベット医学を独学し始めました。 まずはダライラマ法王の侍医であったイェシュー・ドゥンデン老師の著書「チベット医学」を読み込みながら、波動量子医学と統合できるものはないか?を思索しながらの独学です。 すでにアーユルヴェーダの智恵があるので、三体液:ルン・ティーバ・ベーゲンもすっと入ってきます。 チベット医学は、問診・脈診・尿診で診察して、数種〜数十種類の薬草にさまざまな手を加えた丸薬と食養生・生活養生の指導で治療します。 この「尿診」に興味が引かれたわけです。 チベット尿診とは、「人が鏡を覗き込んで自らの姿を見いだすように、医師もまた患者の尿を診て、患者の病を見てとる」診察法です。 チベットらしく・・・「鬼神に冒された人の尿」という項目もあります。 尿診にふさわしい時間帯は、夜明け直後:朝4〜5時の尿が良いとされています。 尿診は色、湯気、尿タンパク(尿の中の雲のようなもやもやとした濁り)の3つの局面で判断します。 尿タンパクは血液もしくはティーバの乱れが原因で尿に現れます。熱と寒も尿に現れます。尿の状態によって病のタイプや体に欠けているものを知ることができます。 健康人の尿 健康な人の尿は、ディ(ヤクの雌、ヤクは雄の名称)のミルクに浮く、やや明るい輝きを帯びた黄色いバターの色をしています。その匂いはミルクの表面に浮かび上がるクリームの匂いを思わせます。 湯気も泡も普通です。 健康人の尿タンパクは尿の中に偏在しています。 健康人の尿には、さほど浮膜(spris ma 尿の表面に浮かび上がる脂質の膜)がなく、ごくわずかに尿の表面に現れるだけです。 通常の尿診 尿診は、尿が「熱いとき」「ぬるくなったとき」「完全に冷めたとき」の三度にわたって行います。   尿がまだ熱いうちに行う最初の尿診では、「色」「湯気」「匂い」「泡」のタイプなどを調べます。 尿がぬるめになってきた際の尿診では、尿の表面に浮かび上がってきた脂質の「浮膜」や、もやもやしとした「尿タンパク」をチェックします。 尿が完全に冷めきったところで、尿の色がどういった「タイミング」で、「どのように変化」したかをチェックし、最後に「変化後」の診断を行います。 熱い尿の診断 色 ルンの乱れている人の尿は、山の泉水のようにかすかな青みを帯び、透明感があります。 ティーバ病の場合は濃い黄色、あるいはオレンジ色にまで変わります。 尿の色が白みがかっているか青白いならベーケンの乱れを示しています。 尿が赤ければ血液の病、錆色ならリンパの病、紫がかった茶色ならば、ルン・テイーバ・ベーケンの三体液が同時に乱れている「茶色いベーケン病」です。 赤と黄色が入り交じった色ならば血液=ティーバの病、白と黄色が混ざったような色ならばベーケン=ティーバの病です。尿がマスタード油のように黒味を帯び脂っこいならば、悪化したティーバ病もしくは伝染性の病です。 「三体液の乱れによる熱」の病や「増長した熱」の尿は、オレンジ色で、色が濃く、悪臭を放ちます。尿の色が黒っぽく、かつ虹色を帯びる場合は、肉や鉱物などなんらかの中毒です。 湯気 大きな湯気が立ち昇るなら、熱の病が進んでいます。 湯気がすぐに消えてしまう尿は、ベーケンとルンのかかわる寒性病です。 匂い 尿に悪臭があれば、尿タンパクがあり、重い熱性病です。匂いがまったくないか、ごくわずかしか感じられないならば、寒性病です。尿からキャベツや肉といったさまざまな食物の匂いがするならば、消化がうまくいかない病です。 泡 尿の泡が大きく青みを帯びているならば、ルン病です。 小さい泡がたくさんできていて、かき混ぜるとたちまち壊れるならばティーバ病、 尿の表面の泡が消え失せないならばベーゲン病です。 泡が赤みを帯びていたなら血液の病、虹色なら中毒を意味します。 ぬるくなった尿の診断法 尿タンパク 尿タンパク・尿の中に現れる雲のようなもやもやとした物質は、熱性病:血液やティーバの病です。 尿タンパクが腕の産毛ほどの細いものならルン病です。 細い糸状の尿タンパクなら、血液もしくはティーバの病です。 白馬の毛の先を思わせるごく微細な尿タンパクが現れるなら、ベーケン病のような寒性病のしるしです。 たれこめた雲のように広がっている尿タンパクは、結核などの肺の病です。 尿タンパクが膿のようなら、伝染性の病か、体の中:胃か腎臓にに膿があります。 砂粒のような尿タンパクなら、腎臓病のしるしです。 尿タンパクは、熱とティーバから生じる熱性病のしるしです。 尿タンパクが尿の表面に現れるなら上半身の臓器の、特に肺と心臓の病です。 尿の底に現れるなら腎臓や大腸の病です。 中ほどに現れるなら、胃や脾臓、肝臓の病です。 浮膜 浮膜とは常に尿の表面に現れる脂質です。浮膜が薄ければ寒性病を、濃ければ熱性病を暗示します。 尿の表面の浮膜が網目状なら、腫瘍が大きくなっています(必ずしも癌とは限りません) 尿の表面にある種の模様や形の浮膜が形成されるなら、人間ならざる悪霊や魔物の影響を示しています。 冷めた尿の診断法 色の変化のタイミング 新鮮な尿が湯気も消えないうちから色が変化するならば、重い熱性病のしるしです。 湯気が消え、尿が冷めてから尿の色が変わるなら、寒性病のしるしです。 色がどのように変化するか 尿の色が次第に凝縮:容器の中心に濃い色が集まってくるならば、寒性病のしるしです。 中心部へと向かう色の濃さが均質でないならば、「慢性の熱」の病です。 鬼神に冒された患者の尿や、瀕死の患者の尿は変わりません。同じ色のままです。 変化後 時間がたった尿の色はルン、ティーバ、ベーケンの三体液の乱れに対応します。例えばティーバ病なら尿はオレンジ色です。尿がひどく濃厚なら熱性病であり、水っぽく、サラサラなら寒性病です。 チベット医学なら尿を飲むとか舐めるとか・・・あるんじゃないかな?と期待していましたが、飲尿にはまったく触れられていませんでした。 ただチベットの民間療法としての尿療法は、とても多くの症例報告があります。 尿療法の一大聖地と言っても過言ではないでしょう。 「チベット医学」を読む進めていくと、薬草丸薬を処方するように、尿療法を指示する処方が出てくるかもしれませんね。ワクワクしながら、更にお勉強を続けていきます。

2017年9月6日水曜日

ごきげんさん 2017.9.6.

今週末の9月10日(日曜)は第二回、生きがいの創造セミナー  才能開花して天職をやり遂げよう! 篇です。 単回参加も可能です。 誰もが数多の才能の種を授かって、この世に生まれてきます。 あなたに才能がないのではなく、天恵の才能に気づいて発芽させていないだけです。 若い時の天職、中高年の天職、そして人生成熟期の天職 それぞれの生きがいレベルに見合った才能を授かっています。 レベルアップしてきたあなたに気づいて欲しくてウズウズしている素晴らしい天賦の才能をご一緒に開花させて、あなたの天職をやり遂げましょう。 私の天職とは? の壁にぶち当たっている方々がとても多くなっています。 どんどん波動が上がってきて、これまでの日常に??を感じ始めている方ばかりです。 隠れていた才能が開花しようとしている方も多いです。 今回の天職篇を最も必要としているのは私自身かもしれません。 だから、とても内容濃厚で充実したワークになるでしょう。 お楽しみに! 生きがいの創造セミナー 開始時間:午前11時~午後4時(開場10時半) 会場:心斎橋 奥山医院 参加費:単回 64800円(税込)  各回定員:14名(5回通し参加の方を優先します) ・録音は禁止です。セミナー修了時に、過去生ワークの部分のLive録音をご提供させていただきます。 ・単回参加の料金は現金当日払いでお願いします。(単回参加の可否は、各セミナー日時の2週間前にお知らせいたします) ・キャンセル料金はいただきませんが、次回以降のご参加はできません ・宗教、教義は一切問いません。 ご予約・お問合せは奥山医院まで 06-4963-3283 (平日朝7時~午後2時)

2017年9月5日火曜日

ごきげんさん 2017.9.5.

月1の漢方診察にずっと通われている方から、華佗鼎灸をしていると生理痛が楽になりました、と喜びの報告をいただきました。 初診時は、頭熱足寒・悪血・水毒・冷え・食滞・肝火上炎・・・いろいろありました。 桂枝茯苓丸、苓姜朮甘湯、茵陳五苓散、四逆散などを処方しながら、朝:ニンジンジュースの1日2食と華佗鼎灸を続けていただいています。 今日は、頭熱足寒、肝火上炎、食滞、悪血は消え、水毒・冷えが少し残っているところまで回復してきました。 やはり一番の治療は冷え予防ですね。二番手は食養生! 漢方薬は三番手です。 漢方診察に通われていても、食養生や冷え予防を面倒くさがられる方々は、なかなか漢方薬の効果が出てきません。 治りが悪い、効かないから治療を止める方も昔から多いです。 初診の方で「漢方薬を出しましょうか?」と問うと「昔、漢方を飲んだけど効きませんでした。私は漢方は効かない体質です」とおっしゃる方もおられます。 病や不調は自らが変わる努力をしなければ、決して治らない、ということです。 病や不調は、免疫力&自然治癒力・氣血水の乱れや滞りが起こっている注意信号ですからね。 食事、日常生活、睡眠、仕事面、人間関係、ストレスなどのどこかに病因が潜んでいます。 それに気づいて改めれば、注意信号は消えます。 良医は、どんな努力をしたらよいのか、をアドバイスするために日々研鑽しています。 世界中の古今東西の医学の中に、そのヒントが見え隠れしています。 まるで金に目がくらんだ砂金すくいのようだと華佗老師も三笑されていました。 この患者さんのように食養生・生活養生・華佗鼎灸 そして漢方薬服用をされている方々は、身体の反応が敏感になってきたことに気づかれています。 これは瞑眩反応ではありません。 これまで悪血や湿濁、水毒で気づけなかった心身の防御反応に気づけるようになっただけです。 本来の素直な身体に戻ったのです。 免疫力&自然治癒力が回復する。氣血水が美しく流れる。健康を取り戻せたのです。 衞氣:オーラの輝きも回復してきます。 最近、運気が上がったと喜ばれる方も多いです。 古い波動の低い知人たちと疎遠となったけれども、新しい波動の高い方との出会いがあったと笑顔で報告してくださいます。 オーラの輝きは波動の輝きです。 波動の低い人たちにはわかりませんが、波動の高い人にはしっかりと感じとれるキラキラです。 出会い運、仕事運、恋愛運、成功運、金運・・・すべての運気がアップします。 (腐れ縁もどんどん切れていってくれます) 夏が去り、そろそろ冷え対策も本腰を入れる時期が来ました。 まずは華佗鼎灸と1日2食から! 健康と盛運をゲットしましょう!

2017年9月4日月曜日

ごきげんさん 2017.9.4.

自然医学の知恵袋を拡げるために、船瀬俊介さんの船瀬塾DVDでお勉強しています。 「化粧品・洗剤」〜これを買ってはいけない  1999年に250万部の大ベストセラーになった「買ってはいけない」の最新版。洗剤・化粧品などの日用品にターゲットを絞った買ってはいけない最新100連発!を実名で解説します。1.洗剤・化粧品、2.生活用品・台所用品、3.医療関係、4.住宅・建築 以上の4つのカテゴリーから106商品。 を観て、実名NGだった椿油シャンプーをやめました。 頭を丸めてから5年以上経ちましたが、一日おきにシャンプーを使って剃っていました。 椿油シャンプーの成分表示を見ると・・・ものすごい量の化学薬品が入っていました。 顔と身体を洗う石けんはずっと、船瀬さんお薦めのしゃぼん玉石けんだったので、そのままシャンプー代わりに使ってみました。 10日(5回剃髪)を経て・・・痒みが全然ちがいます! これまでは剃髪二日目、毛髪が生えてきた痒みだろうと思っていましたが、合成化学シャンプーによる痒みだったのですね。 知らないとは恐ろしいことです。 一日1食・ほぼ玄米菜食生活になって1年。 身体がどんどんピュアーになってきて、免疫力&自然治癒力が高まってきたのがわかります。 だからこそ、化学シャンプーの痒みが目立ってきたのでしょう。 身体が薬毒に気づいてくれ!と叫んでいたのですね。 ちなみに医院で使っているタオルとベッドシーツは当初からシャボン玉洗剤で洗っていますのでご安心を。 食べ物にしても、化粧品・洗剤・生活用品・台所用品など、そこまで神経質になっていたら、毎日が疲れてしまうし、お金がかかってしかなたいからムリです、という方も多いです。 それで良いのです。決して無理強いはしません。 今はムリですタイプの患者さんは保険診療をご所望です。 処方薬・漢方薬で治して・・・で、食養生や華陀鼎灸をお薦めしても・・・馬耳東風です。 食養生・生活養生・華陀鼎灸などのアドバイスを何とかご自分のライフスタイルに取り込んでくださった患者さんは、自由診療を上手に利用して下さっています。 私もとてもやりがいがありますし、華佗刺絡氣功の効果もどんどん高まっていき、元気になっていかれるのが嬉しいです。 運気が上がったご報告を伺うのが毎回、とても楽しみです。 自由診療の患者さんたちには、身体の声に耳を傾けながら衣食住にしっかりと気配りするのも、あと数年ですよ、ご一緒にがんばりましょう、とお話しています。 今が最悪の時。陰が極まり、わずかですが新しい陽が生まれてきています。 こんなにも食毒と薬毒が邪気悪気をまき散らかしているのに、それに全く気づかない人たちは、すでにゾンビと化しているようにさえ見えます。 陰の極まりです。 昔から東洋医学は運気学を大切にしてきました。 漢方鍼灸氣功は易経と アーユルヴェーダは占星術と チベット医学は暦法と合一です。 運気学は邪気悪気を祓います。 神主や僧侶が禊ぎをするのも、世に漂う邪気悪気を祓うためです。 これからの数年間は、元気に生き残ることを主眼に置かなければなりません。 排毒に努め、新たな食毒・薬毒を避ける 食養生・生活養生を心がける 心身を浄化して、氣血を疎通する 感性を開竅し、神や宇宙と繋がる 華佗刺絡氣功も華佗診も華佗天授法も、朋あり遠方より来る、また楽しからずや です。

2017年9月3日日曜日

ごきげんさん 2017.9.3.

半年前に初診された方が久しぶりに受診されました。 急に、行かなくては・・・と、いてもたってもいられなくなったそうです。 実は最近、このようにサムシンググレートに急かされるようにして受診される方が多いです。 神さまだったり、ご先祖様だったり、守護霊だったり・・・感じられたサムシンググレートはいろいろですが、「天の導き」は皆さんに共通しています。 数ヶ月ぶりだと、氣血や衞氣がガタガタ&ボロボロになっていて、自覚症状はありませんが、未病が現病になりかけていた方もおられます。 丹田や仙骨の冷えと水毒の悪化はもちろんですが、 百会や北斗穴の詰まり、左右脳のアンバランス、統合脳の消失、小脳の冷えと水毒・・・ どれもサムシンググレートとの繋がりを弱め、さまざまな邪気を呼び込み、波動を下げてしまいます。 いくら瞑想やヨガ、座禅で地球:大地と繋がろうと努力していても、悪気邪念を引き寄せるだけです。 サムシンググレートが受診を急がせた気持ちもよくわかります。 華佗刺絡氣功でボロボロだった氣血と衞氣を整えながら、いろいろお話を伺うと、やはり人生の節目にさしかかっていることが感じ取れました。 サムシンググレートが迫り来る人生の節目のビジョンを洛中洛外図のように垣間見せてくれます。 今やるべきことや明日への心構えがフッと言葉になって出ていきます。まるでチャネリングですね。 華佗刺絡氣功で氣血が整い衞氣が回復すると、この方は左右の脳全体が統合脳となって大きく広がり、しっかりと宇宙と繋がったことが感じ取れました。 これで大丈夫です。またひとり、新しい光の世界へとガイドできました。 見違えるように顔色がよくなって、お帰りになる後ろ姿に、サムシンググレートのお姿が一瞬、見えたように感じた瞬間、光の祝福エネルギーが流星群のように降り注いできました。 そして、いつもの光さんがメッセージを下さいました。 ・華佗刺絡と華佗氣功をひとつにするように。 ・光さんに選ばれた方々を華佗刺絡氣功に導びくので、どなたにも全身全霊でケアーするように。 ・伝えるべきメッセージを私の口に授けるので、静かに語って聞かせよ。 ・今日の医術の充実感に陶酔し、その喜びと感謝に報いて「伍」を授けようと。 華佗老師も現れて ・華佗天授法と名乗るのがよかろうと。 ・華佗を名乗ることを許すと。(これまでは華陀でした) ・薬草の智恵を授けた「華佗」と繋がりを持たせると。(チベット医学という言葉が浮かびました) ・華陀医術は導かれし者に用いよと。 患者さんが神秘体験の体験談を何の心配も遠慮もなく語っていただけるのも当院の特徴ですね。

2017年9月2日土曜日

ごきげんさん 2017.9.2.

8月末の医院のデフォルト危機は「思いがけぬ人の助けありて」何とか回避できましたが、まだまだ危機的状況のままです。 そんな中で出会う本たちは、過去を憂い、未来を心配するのではなく「今ここ」に生きるべし、と語ってくれます。 過去は過去、未来は未来、今のお前はどうなんだ?  今を十二分に楽しんでいるのか? 今をしっかりと生きているのか? と問われます。 ここ数ヶ月、経営に関しての易占をすると、いつも「山風蠱」が出ます。 破れを繕い、再建するの卦です。 彖辞:蠱は元いに亨る。大川を渉るに利ろし。甲に先だつこと三日。甲に後るること三日。 今の腐った状態、腐ったものを早く取り除けば、大いに亨るようになる。順調に運ぶようになる。また、腐ったものを取り除くためには、大川を渉るように命がけで行うこと。それを決するには三日前に準備をして、実行し、三日後には成果をあげるように速やかに行うべきである。 そして9月はとうとう山風蠱の上爻が出ました。 「これからは自分がやりたい事を高く尚ぶべし」の卦です。 これは引退の吉卦とも呼ばれていますが、 私が本当にやりたいことは、華佗老師の智恵と医術で人々を救い癒すことだと断言できます。 そのためには、一にも二にも医院の経営を安定化させなければなりません。 顧問税理士さんからは毎月いろいろと具体的なアドバイスをいただいてきましたが、患者さんの顔をひとりひとり思い浮かべると「はい」とは言えず言葉を濁してきました。 今を十二分に楽しんでいるのか? 今をしっかりと生きているのか? と問われて、ハッと気づいたことがあります。 華佗老師が刺絡・鼎灸・氣功などを伝授してくださったり、自然医学・波動医学へと導いてくださり、この1年で飛躍的に進化した医術を行っている時は、とても充実しているし楽しいです。「今を生きている」と胸を張って言えます。 同時に、お金に精算させていただく時に、虚勢を張っている自分に嫌悪感を抱いていました。 これでは、本当に楽しんでいるとは言えませんよね。 今を十二分に楽しんでいるのか? 今をしっかりと生きているのか?  それは、自分に正直に!ということです。 9月から「華佗刺絡氣功」は2万円・3万円・5万円にしようと決めました(実際は明日9月3日ご予約分から。すでにご予約済みは従来通りです) 今日の華佗刺絡氣功の患者さんを5万円のつもりで医術させていただきましたが、医術中も、お帰りになった後も、やりきった充実感と楽しさ、喜び、幸せ感が充ち満ちていました。 これが自己肯定感ですね。 華佗老師も喜んでくださり、お祝いに華佗天授法を授けてくださると共に 「華佗」の姓を許してくださいました。 山風蠱の「今の腐った状態」とは何か? 取り除くべきものは何か? を考えてきました。 ずっとわかりませんでした。 点滴療法? 早朝診? 保険診療? ・・・ちがいました。それは自分の中にありました。 患者さんが困るから、患者さんのことを大切にしているからという責任転嫁癖が自分を腐らせていました。 今の華佗刺絡氣功に私は5万円の価値を見ました。2万円、3万円をお選びいただいても、医術は全身全霊で同じです。 今日の医術のように、充実感と楽しさ、喜び、幸せ感に充ちた医術を行っていきます。 もう未来を心配しません。華佗老師もカッカッと笑っています。 これまでも数多の弟子たちに伝授してきたが、その多くは封印を強いられてきたそうです。 (だから世の中は病だらけなんだと・・・) そんな名も無き先輩たちの大声援も聞こえてきます。 2年前の陰陽師 西谷泰人先生の手相占通り、「この9月からはニコニコ顔で仕事をしているよ。93歳までバリバリ仕事してますよ〜」のニコニコ顔がまず具現化した9月です。 注: 1)昔の刺絡チケットはそのままご使用になれます。 2)ネット予約システムの改変には時間がかかりますので、「華佗刺絡氣功」は従来通りの「刺絡療法」枠でご予約ください。 自由診療のご案内 2017年9月版 華佗診療 華佗五診・自然医学(食養生・少食療法・断食療法・生活養生)・尿療法
セカンドオピニオン・減薬断薬指導・スピリチュアルケア・華佗天授 
安保徹先生の自律神経免疫論に基づく白血球の顆粒球:リンパ球比率測定付き 60分(初診・再診):12000円 
 華佗刺絡氣功 自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを整えて免疫力&自然治癒力を回復します。 手十井穴刺絡・頭開窮鍼・脳氣功・太極打鍼・華佗氣功・華佗天授・鼎灸 約2時間要 安保亨先生の自律神経免疫論に基づく白血球の顆粒球:リンパ球比率測定付き 2万円・3万円・5万円 舌癒着症診 赤ちゃん〜大人の舌癒着症の術前診断をします。 8000円(紹介状代込) 光の前世療法 過去生退行と光との対話(神託)を通じて、生きがいと気づきを得ていただきます。 ガンや難病の原因・意味・治し方  これからの使命・天職・ソウルメイト
 人生の節目や難局の意味・乗り越え方  近未来のビジョン 4時間ワーク 30万円 回春療法(成長ホルモン療法) 抗加齢医学推奨の究極の若返り療法です。身体も気持ちも20歳若返ります。
 華佗刺絡氣功付き
22万円/月 明夷外来 華佗天授法を駆使したスピリチュアルケアです。 90分 4万円 自然医学顧問契約
 時間外(pm3~9)・休日のメール・SNSでのご相談にお答えします。
4万円/月

2017年9月1日金曜日

ごきげんさん 2017.9.1.

9月は早朝の腹痛急患さんで始まりました。 慢性膵炎の急性憎悪です。 すぐ近くのハラル認定のラーメン屋さんだそうで、膵炎の点滴をしながらハラルについていろいろ伺いました。 ハラル認定の鶏肉・鶏ガラはブラジル産しかないそうです。 ムスリムの特定の経典を唱えながら鳥を絞めなければハラル認定されないそうで、日本にはまだハラル認定された鶏肉・鶏ガラはないそうです。 (ハラル認定の国産牛はぼちぼち出てきているそうですが高い!!) ラーメンは鶏ガラスープと鰹節のアッサリ系で、「普通のラーメンに慣れた方には物足りないでしょう」とのこと。 玄米菜食な人たちには、このアッサリ系がうれしいですね。 日本人の女性にも人気だとか・・・行ってみようかな。 (私、ラーメンはもう20年近く食べたことがありません) 同じムスリムでも国によって厳格さは異なるそうで・・・ 例えば点滴の際、アルコール消毒しますが、マレーシアのムスリムはNGだそうです。 だからお店のテーブルもアルコール消毒できないそうです。 ついやってしまうそうだから、こういうちょっとしたムスリム知識は勉強しておいた方がよいですね。 餃子は? 鶏肉の揚げ餃子で、ハラル認定のために調味料も油もこだわっているそうです。 東南アジアのムスリムの方々にとって、日本は訪れてきたい外国の断トツだとか。 外国旅行の不安材料のトップは医療面です。 ムスリム女性は男性に肌を見せてはならない・触れさせてはならない戒律がありますし、 薬のカプセルが豚由来のこともあるそうなので処方にも気を使わなくてはいけません。 (中東ではハラル認定のワクチンや薬剤を独自開発中とか・・・) ラマダン中に脱水症で倒れたムスリム旅行者さんも多いとか・・・ そんなの面倒くさいとか嫌だ!と最初から断るのは簡単ですが、 それではいつまでたっても Love & Peace な世界はやって来ないですし、 和の精神が泣きますよね。 旅の一番の思い出は、現地の方々の温かさ&優しさ・そして困った時に助けていただいた思い出です。 病気をした時に助けていただいた思い出は一生忘れられません。 人生も旅です。 困った時に助けの手をさしのべて下さった方は神さまに見えます。 誰もが同行二人で今日も人生行路を歩んでいます。 肌の色、宗教、言葉などに囚われずに、自分の魂が喜び、波動が輝くことを自然体でやってしまう医者でありたいな、と思いました。 今日も「前世物語」からひとつ症例をご紹介しましょう。    自分が好き?  昔々、ナイル川の近くに茶色の肌をした女の人がいました。彼女には明るい茶色の髪と茶色の目をし た双子の男の子と女の子がいました。彼女は毎日が平和な気持ちでした。ただ座って縫い物をしている のが好きでした。  夫は兵士でした。がっしりとした体に槍がよく似合いました。彼女は優しい夫が大好きでした。家で は子供たちとよく遊んでくれました。平和な家庭でした。でも彼女はいつも思っていました。 「人殺しは嫌です。夫が殺されるかもしれないし、戦って欲しくないのです」  戦いが近くなると、夫は張り切って帰ってきました。彼女の心配が大きく膨らんでいきました。  時が過ぎました。彼女は砂漠の町を見下ろす丘の上にいました。夫が戦いで殺されたのでした。彼女 の心も悲しみを通り越して、もう死んでいました。深い脱力感と無気力が彼女の心を癒しました。  彼女は今度の戦いで夫がもう帰ってこないことを知っていたのです。彼女は思いました。 「娘が病気で死んでから、すべてがおかしくなったんだわ」  娘の突然の死が彼女と夫の心を悲しみで閉ざしてしまったのです。それからはエジプトの砂のような 生活が続きました。息子はそんな家庭が嫌になり、どこかへ出て行ってしまいました。夫の寂しさが堪 え切れなくなっていきました。ますます二人はお互いの心を閉ざしてしまいました。  二人は別れるでもなく、淡々とした時が過ぎていきました。そして夫はとうとう帰るあてのない戦い に出ていったのでした。  その後、彼女は病に倒れました。薄暗い部屋に一人で寝ています。無気力が身体を蝕むしばみます。食事も せず、彼女は死を心待ちにしていました。死の床で彼女は思いました。 「幸せな家庭が作れるはずだったのに、自分から心を閉ざしてしまったんだ」  そして彼女の魂は痩せ衰えた身体を離れました。先生は彼女の魂に尋ねました。 「身体を離れた時に、何か決心したことはありますか?」 「今度は良いお母さんになります」  先生は彼女の魂を高みへと導きました。そして、そのエジプトでの人生を振り返るように促しました。 「夫が戦うことをすごく嫌がっていたはずの自分自身が一番、命を無駄にしてしまいました。子供の死 は仕方のないことでした。自分や人を攻める必要などなかったのです。なぜかあの時、自分ばかりを責 めて心を閉ざしてしまいました。それを後悔しています」  先生はもっと高みへと導きました。そしてエジプトでの人生と、今、生きている人生を見比べてもら いました。 「自分を責め過ぎています。仕方のないことは仕方のないことなのです。自分が思ってるほどまわりは 責めていないし、共に悲しんだりすればいいだけのことであって、自分ひとりが苦しむ必要はありませ ん」  先生はさらに高みへと導きます。そして穏やかな明るい光の中へと入っていきました。先生がその光 の中心へ向かって尋ねました。 「今回の人生の目的は何ですか?」  光が答えました。 「平和を祈りなさい。あなたに出来ることがそのうち見つかりますから。今は今の仕事をしなさい。そ れには意味があります。離れる時が来れば離れるのです。今は間違っていないですよ」 「私の人生はここまで順調ですか?」 「頑張ってますね」 「人間は何のために生きているのでしょうか?」 「お互いを思いやるためです。思いやりはいつかは拡がっていくのです」 「まず何から始めたらいいのでしょうか?」 「自分が幸せになりなさい。幸せな家庭を築きなさい」 「そのためにはどうしたらいいのでしょうか?」 「大丈夫です。心配し過ぎないことです。自分を責めないことです。仕方がないこともたくさんあるの です。些細な争いごとにも、宗教的な複雑な争いごとにも、仕方がないことがあるのです。そこから学 びなさい」 「なぜ私は何度も生まれ変わっているのですか?」 「平和の本当の意味を知るためです」 「それは何ですか?」 「平和は幸せです。まず自分が幸せになりなさい。その上で成すべきことが見つかりますから。まず今 の自分を責めるのを止めなさい」  先生は光に聞きました。 「弟のうつ病の意味は何ですか?」 「何よりも弟本人の試練ですが、私たち家族の試練でもあり、弟の家族の試練でもあります。そこから 得たものがたくさんあるでしょう。家族の繋がり等をいっぱい知ったでしょう」 「素晴らしい人生を送るためには、どうしたらいいのですか?」 「人を信じなさい。自分を信じなさい。祈りなさい。想うことも大切で、想いはパワーを持っています から、あきらめないで祈りなさい」  先生は光に、今回の人生の目的をクリアーできた、未来の姿をちょっと見せてくれるように頼みまし た。光の中にヴィジョンが見えました。 「二十代後半になって、男の赤ちゃんを抱いています。穏やかな表情です」 「未来のあなたに頼みます。今の私に何かアドバイスをください」 「あまり気にしなくて大丈夫ですよ。大切なことは心配することでも、人を恨むことでもありません。 自分を信じなさい。まわりを信じなさい。家族にもっと感謝をしなさい」 「赤ちゃんはどんな表情ですか?」 「笑ってます」 「その赤ちゃんを抱かせてもらいましょう。どんな感じですか?」 「抱いたら温かい・・・」  先生は赤ちゃんに尋ねました。 「なぜ私をお母さんに選んだの?」 「幸せになれると思ったから」 「赤ちゃんを返して、未来のあなたとしっかりと握手しましょう。どんな感じですか?」 「温かくて強いです」 「あなたのその強さを分けてくださいませんか?」 「あなたも持ってるけど、活かし方を知らないだけなんです。あなたは十分パワーを持ってるし、何も 心配することはありませんよ」  先生は光に聞きました。 「私はこれからまた、今の人生に戻っていきますが、最後にもう一つ、何かアドバイスをください」 「自分を活かしなさい。自分の力をムダに使わずに大切に使いなさい。信じなさい」 「これからも私を見守ってくれますか?」  光が答えました。 「これまでもそうだったし、これからもそうだし、心配しないでいいですよ」 「これから辛い時、いつでもあなたのもとに戻って来てもいいですか?」 「あきれて、いつもいるじゃない、って言っています」  後日、お手紙をいただきました。この患者さんは「軽いうつ状態を脱するには、この人生の目的を知 らなければならない」と考えて、このワークを受けられました。そしてこの療法の後、ゆっくりと軽い うつ状態が治っていったそうです。 「今は良い意味で『自分が好き』で、過去にとらわれるでもなし、必要以上に未来を心配するでもなく、今を大切に生きているように感じています。  疲れた時には素直に休むようになりました。以前はかなり体を酷使してしまっていました。心も体も、自分を大切にするようになりました。甘やかすのとは違って、とても良い状態になったのだと思います」

ごきげんさん 2017.8.31.

5,6年前からベランダに自生しているコオロギ君たちが昨夜から鳴き始めて、 秋風がうれしい夏の終わりになりましたね。 明日から9月です。 盛暑の7,8月は、酷い水毒と冷え症があってもあまり症状を感じませんが、 秋の空、大陸の風に変わると、心身も秋モードにチェンジして、水毒と冷えがさまざまな症状となって現れ始めます。 むくみ、生理痛や更年期障害、胃腸障害、倦怠感、過食肥満、飲酒過多、水太り、慢性の咳と痰、喘息、息切れ、頭痛、耳鳴りとめまい、貧血様ふらつき、肩こり、眼精疲労、肌荒れ、アトピー、抜け毛、不眠、昼間の嗜眠、集中力低下、イライラ・・・ 不妊症もガンも脳卒中も認知症も水毒と冷えが悪化させます。 今年の夏は、華陀鼎灸が冷房病から多くの女性たちを救いましたが、いよいよ華陀鼎灸の本格的出番が近づいてきました。 華陀鼎灸は、昨年冬に夢の中に華陀老師が現れて伝授して下さった秘伝の温灸です。 下丹田と仙骨と会陰穴の3点をホッカイロで温めるというシンプルな温灸です。 まだ秋口ですので、3点の中の最も冷えている穴1点だけでもOKです。 注意:低温火傷に注意しましょう。 水毒反応は照海(KI6):両足くるぶしの内側に、冷たい感じ・ブヨブヨした感じ・むくんだ感じ・・・で出ます。 タオのクンルンネイゴン継承者 Kan.さんも、この内くるぶしを毎日マッサージするべし、と著書に書かれていましたし、鍼狂人 藤本連風師匠もこの照海に1本鍼を施術されます。 水毒と冷えの食養生としては、生姜と塩が大切です。 そろそろ夏野菜はやめて、秋野菜のお味噌汁にしましょう。 玄米菜食の方は新米が、ケトン食の方はジビエが待ち遠しいですね。 Kan.さんも、ただ歩く、無目的に歩くことの大切さを説かれていましたが、 秋は散歩にうってつけの季節です。 交感神経の過緊張タイプの方は、のんびり&ぶらぶらと歩きましょう。 副交感神経の緊張タイプの方は、少し汗ばむくらいのハイペースで歩くと良いですよ。 水毒と冷えの大敵は、 砂糖と甘み添加物(含:ダイエット○○ トクホ○○)です。 白米・パン・麺類も水毒と冷えを悪化させます。 SNSに皆さんがアップされているお料理やお菓子、スィーツのほとんどが水毒&冷えを憎悪させます。 詳しくは・・・ケースバイケースですので、やはり直接診せていただきたいです。 9月から、「華陀診」: 自由診療 初診・再診1時間枠12000円を作りました。 漢方鍼灸の詳しい五診:氣功望診・舌診・アーユルヴェーダの脈診・氣功腹診・脳氣功・氣功診 自然医学:食養生・生活養生指導を行います。 安保徹教授の自律神経免疫論に基づく交感神経の過緊張状態:副交感神経の過度緊張状態を調べる迅速血液検査付きです。 今日も「前世物語」からひとつ症例をご紹介しましょう。 テーマは「生まれてきた意味」です。 「地面を見て、地面を感じて。どんな地面が見えますか、感じますか?」 「濡れた茶色い砂が見えます。道の両脇に緑の草がたくさん生えています」 「足を見て、何か履いていますか?」 「いいえ、裸足です」 「下半身は何を着ていますか?」 「黒いズボンです」 「上半身は何を着ていますか?」 「長袖のゆったりした服です。模様が入っています」 「手に何か持っていますか?」 「持っているような気がします・・・右手に棒を、左手に三つの指輪を持っています」 「手を見て、どんな手ですか?」 「関節の太い男の手です」 「頭に何かかぶっていますか?」 「インディアンの髪飾りのようなものが見えます」 「肌の色は何色ですか?」 「ちょっと浅黒い感じです」 「どんな髪をしていますか?」 「黒くて長いおさげです」 「目の色は何色ですか?」 「青です」 「他に荷物はありませんか?」 「右の腰に革の袋のようなものをさげています」  先生は彼女の意識をその男の中にしっかりと入れてから尋ねました。 「まわりはどんな風景ですか?」 「前に小高い山があります。それ以外は平原です」 「今そこは朝、昼、夕、夜で言うと、どの時間帯ですか?」 「昼間です」 「天気はどうですか?」 「晴れです」 「そこの気候はどうですか?」 「少し暑いです」  彼女は暑そうに身体を動かしました。先生は少し間を置いてから尋ねました。 「それからどうしていますか?」 「そこに立って山を見ています」 「どんな気持ちでいますか? 心に触れてみてください」 「寂しい。とても物悲しい気持ちです」  「では場面を続けます。時間が動き始めます。時間が流れ始めると、その男の人は何をしていますか?」 「場面が止まってるようです。動きません」  先生は慌てずに時間が動き出すのを待ちました。 「あなたの年齢はいくつですか? 頭に数字が浮かんできますよ」 「四十才です」 「名前は何と言いますか?」 「・・・ジェロニモです」 「そこで何をしているのですか?」 「見張っています・・・何かを待っています」 「あなたが今、いる場所はどこですか?」 「アメリカの中央の辺りです」 「待っていたら、誰か来ましたか?」 「動物です・・・鹿と見合っています。角のしっかりした大きな鹿です・・・私が鹿に倒されています。 私は横向きになって、その上から鹿が私を見つめています」 「その鹿は何と言っていますか? 心の中で聞いてください」  彼女の心は鹿の魂と通じることが出来ました。鹿が言いました。 「わかったか?」 「あなたは何と答えましたか?」 「わかりません・・・鹿は『わかったか?』と言って去って行きました。私は倒れこんだ姿のままで夜 空のきれいな星を見つめていました。『これで終わりだ』と思っています。静かに目を閉じています。 これで死んだような気がします」 「その時、何を思いましたか?」 「その通りだと思いました」  私には何が何だか、さっぱりわからなくなりました。ただ、彼女と先生の間に流れているエネルギー は決して嫌な感じはしませんでした。私はそのまま見守ることにしました。 「ジェロニモさんの人生で一番幸せな場面に戻ってください。何が見えますか?」 「三十才の頃です。娘とテントの中にいます」 「その娘の名前は何と言いますか?」 「リナです。黒い髪で目は茶色です。愛しい大事な娘です」 「そのリナちゃんは、今のあなたが知っている人ですか?」  彼女はしばらく考えてから、ちょっぴり残念そうに答えました。 「わかりません」 「テントの中で何をしていますか?」 「向き合って・・・楽しそうに笑いながら話をしています。話の内容はわかりません。今、妻はいない ようです」 「その日の夕食の場面にまで進んでください。そこに誰がいますか?」 「おじいちゃんが見えます。酋長です。偉い人です」 「酋長さんはどんな人なのですか?」 「黒い目をしています。ともかくすごい人なのです」  彼女には表現しきれないような偉大な酋長のようです。 「その酋長さんは、今のあなたが知っている人ですか?」 「わかりません」 「他には誰がいますか?」 「若いインディアンがいます。血の繋がりはありませんが同じ部族の若者です。仲間です」 「その仲間は、今のあなたが知っている人ですか?」 「亡くなった弟のようです」 「他には誰かいますか?」 「酋長の妻か娘が見えます」 「その人は、今のあなたが知っている人ですか?」 「私の母親です」 「他には誰かいますか?」 「私の子どもです。男の子です」 「その子の名前は?」 「ユリと言います」 「ユリは、今のあなたが知っている人ですか?」 「私の兄です」 「他に誰かいますか?」 「私の母親が見えます」 「その母親は、今のあなたが知っている人ですか?」 「知っている気はしますが、誰だかわかりません」 「他に誰かいますか?」 「さっきとは別の若いインディアンの男がいます」 「その人は、今のあなたが知っている人ですか?」 「太郎君(仮名)です」 「大勢で食事をしているのですか?」 「これは食事ではありません。酋長の広いテントに集められて酋長から何かを言われています。・・・ 太郎君ともめているようです。彼と対立しています。酋長が両者の言い分を聞いています。私は一生懸 命に何かを訴えかけています。相手は黙っています。酋長が言いました。 『おまえの言い分はよくわかった・・・だが、今は聞き届けてやることは出来ない』  それでも私は何かを言い続けています。酋長は立ち上がって言いました。 『これで終わりだ』  みんなが酋長に従うように出ていきました。私は不満を残したまま、まだテントにいます。心の中に 悔しさが込み上げてきて泣き崩れています。 『どうして誰もわかってくれないのか』 と地面を叩いて嘆いています。母が慰めてくれています。息 子は呆然としています。  それから立ち上がってそのテントを出ました。黙ったまま歩いています。静かに夜空を眺めています」 「その時、何か決心したことはありますか?」 「・・・・ひとりでもやるんだ」 「それからどうしましたか?」 「家に戻って何か準備をしています。そして朝早く、大きな袋をさげて出かけました。小高い山の上に 立っています。そこに小さなテントを張って、焚き火をして、それからじっと座っています。・・・何 かを待っています」  先生はこの辺りで一度、場面転換を入れようと思ったようです。 「ではジェロニモさんの人生で、生まれてきた意味が最もよくわかる場面に移ってください。どこにい て、何をしていますか?」 「さっきの場面から動けません」 「では、そのまま続けてください」 「古びた本を開いて地面に置きました。立ったり座ったりを繰り返しながら祈りの言葉を捧げています。 そうやって山の上で祈りの儀式をずっと繰り返していたある夜、何か光のようなものに撃たれました。 夜なのに昼のように明るい光です」  私は思わず身を乗り出して耳を振り立てました。 「その光はどこから来たのですか?」 「空でしょうか? 光に包まれていますが炎ではありません」 「その時、どんな気持ちでしたか?」 「神の啓示が降りて来た、と思いました」 「それから?」 「やった、という感じに心が満たされています」 「それから?」 「その光とともに山を下りました。胸のあたりに光を抱いたまま歩いて行きます」 「それから?」 「自分の村に戻って来て酋長に会いました。『私は正しかったのです』と言いました。しかし酋長は何 も答えずにただ怒っています。酋長は怒った目のままテントを出て行ってしまいました。酋長のそばに いたインディアンたちが駆け寄ってきて『すごい!』と驚いてくれてはいますが、私はガッカリしてい ます。そして『このまま独りで続けなければならない』と覚悟を決めました」 「それからどうしましたか?」 「娘の前で、このまま続けることを宣言しています。娘は泣いて悲しんでいます」 「なぜ悲しんでいるのでしょうか?」 「私がどんどん離れて行ってしまうからです」 「あなたは娘さんの気持ちをどう思っていますか?」 「でも、やらないといけません。・・・私は再び最初の場面のような格好をして村を出て行きました。 ずっと道に立っています。朝も昼も夜も過ぎて行きます。私はただ待っています。そして先程の角の立 派な大きな鹿が現れたのです」 「その大鹿に尋ねてください。あなたは誰ですか?」  大鹿はゆったりとした口調で答えました。 「私は大いなるもの。鹿であって、鹿でない。おまえは何を求めているのか?」 「あなたは何と答えましたか?」 「私はただ真実を求めている」 「すると鹿は何と言いましたか?」 「真実とは何ぞや」 「あなたは何と?」 「わからない。だから知りたい」 「そしたら鹿は何と?」 「知ることは出来ない」 「あなたは何と?」 「ならば生きる意味はない」 「すると鹿は何と?」 「生とはそのようなものではない。ただ生きるのは苦痛だが、苦痛もまた生なり。生とは何ぞや。それ を知りたいか? 知りたい。では、と言って角で突かれました。私は驚いていますが予感もしていまし た。さっきの夜空を見ながら旅に出ます。だから心安らかなのです」 「それはどんな旅ですか?」  大鹿が威厳に満ちた声で答えました。 「生とは何ぞや? それを知ることになるだろう」 「あなたは肉体からだを離れましたか?」 「はい。今、上から見ています」 「それからあなたの魂はどうなりましたか?」 「彼の肉体から細い糸で繋がっていますが、とても自由になりました。もしかしたら彼はまだ死んでい ないのかもしれません。私は自由になって、どんどん上の方に向かって上がっていきます。もう宇宙に まで来ています。宇宙の中で何かに向かって飛んでいます。大きくて重い光輝く扉の中に吸い込まれま した。そのままトンネルのようなところをスッーと進んで行きます」 「そのまま進んでください。その先はどうなっていますか?」 「光がいっぱいです」 「あなたはどうなっていますか?」 「小さな男の子になっています。あのインディアンと繋がっています」 「光は何か言っていますか?」 「私に何か言っている様です。・・・笑っています。私はその光の中で浮かびながら戸惑っています。 どうなってるのかわかりません。  光の中からたくさんの手が出てきて、赤ん坊のように私を支えてくれています。  私は赤ちゃんに戻っています。  そして小さな丸いものになって、今、弾けました。弾けたらたくさんの小さな丸い粒になってしまい ました」 「その丸い粒は光っていますか?」 「すべて光っています。みんな四方八方に広がっていきます。広がっていきますが細い光の糸ですべて が繋がっています。とってもきれい・・・光の真珠のネックレスのようです。それがどんどん地球に降 りていきます。そしていろいろな人の中に入っていきます。ひとりは長いスカートをはいたヨーロッパ の女の人です」 「その人の中には元々の魂がいたのではないですか? 元々の魂との関係はどうなるのですか?」 「でも入れました。私がその女の人の中に入っているのではなくて、光の粒がその人の中に入っている ようです」 「粒が入ってから、その女の人に何か変化はありましたか?」 「特にありません」 「光の粒はその女の人のどこに入ったのですか?」 「腰の辺りです」 「どの光の粒もみんな腰の辺りに入ったのですか?」 「いいえ、いろいろなところです。みんないろいろなところでしたが、この女の人の姿だけが、今、はっ きり見えています」 「腰の辺りとは子宮のことですか?」 「そうかもしれません。腰から入ってお腹に降りている感じがします」 「それからどうなりましたか?」 「女の人のお腹が大きくなって、私が生まれます」 「他に飛び散った光の粒からも子供が生まれていますか?」 「いいえ。ひとりは兵隊の男の人で頭に入りました。鉄砲を持っていますが、何か疑問を感じながら勤 めを果たしている感じです」 「その男の人とさっきの女の人は同じ時代の人ですか?」 「いいえ。時間を超えています」 「男の人に入ってからの変化は何ですか?」 「男の人が私を受け入れるような心理状態を持っていたから、私は彼の中に入れました」 「そうやって、あなたはたくさん飛び散ったのですか?」 「はい」 「では、あなたは何ですか?」 「・・・・・・」 「あなたは無数に飛び散ったのですか?」 「いいえ、十個くらいでした」 「光の粒として飛び散って、人々に入って、そしてそれからどうなりましたか?」 「その人が死ななくても足下から出て行って、地中でまたひとつになります。光りの玉になってインディ アンのところに戻って来ました。そして起き上がりました。でもジェロニモではありません。スーツを 着た金髪の青年になっています。場所はイギリスの森の中です。緑の木々が円形のアーチを形作ってい ます。その森の出口を抜けて行くと、城のような建物がありました。木の扉を開けて階段を数段登って から、その横の扉を開けて中に入って行きます。ここは教会でしょうか? 長い椅子が並んでいて、前 に牧師さんがいます。私は後ろの方の長椅子に座って礼拝を聴いています。ステンドグラスからきれい な光が差し込んできて私だけが照らされています。また何か聞こえてきます。光が何かを言っています。 『何かをしろ!』と言っています」 「私は何をしたらいいのでしょうか?」 「お前のなすべきことをしろ!」 「それは何ですか?」 「それを自分で見つけろ! 私は立ち上がって教会を後にしました。すると中年の男の人になっていて、 教室で何かを人に教えています」  彼女は混乱してきた様子です。返事が間延びし始めました。先生はジェロニモの意識へ戻しました。 「鹿の角に突かれた場面に戻って、大きな鹿に聞いてください。今のこの経験は何ですか?」  彼女は大鹿の声で答えました。 「答えを求めるな」 「ジェロニモの魂は未だに何かを、生の意味を求めているのですか?」 「エサーナ!」 「それは何ですか?」 「わかる必要はない」 「エサーナという言葉、諳おんは何ですか?」 「何だろうな」  先生は彼女に代わって大鹿に尋ねました。 「今の私にもジェロニモの小さな光は入っていますか?」 「かなりたくさん入っている」 「ジェロニモのあの光は私の中で何を求めているのですか?」 「答えを求め続けている」 「それは何の答えですか?」 「生きる意味の答えを求めている。だが、お前はもう見つけている。だからもう問う必要はないのだ。 もうお前は理解している、理解しているはずだ。だからもう私は必要ないのだ。違うか?」 「それに対してあなたは何と答えますか?」 「そうかもしれません」 「そしたら?」 「それを続けるのだ」 「何を?」 「お前にわかったことを続けていけ!」  彼女は深く頷きました。先生は少し話題を変えて大鹿に聞きました。 「私が今回生まれてきた意味は何ですか?」 「完結。この世の終わり」 「それはどういうことですか?」 「この生で終わらせる終わりだ」 「何を終わらせるのですか?」 「お前の役割を終わらせるのだ」 「私の役割は何ですか?」 「知ることだっただろう? お前は知ったから、もう終わりだ」 「わたしが知ったら、この世は終わるのですか?」  彼女は淡々と答えました。 「私が終わるのです」 「私が終わったら、私はどうなるのですか?」 「宇宙に戻るのだ」 「それから私はどうなるの?」 「大いなる意志となって・・・人々を見守り続けるのだ。女神、神、見守り、見続ける・・・ただそれ だけだ」  先生はわざと不思議そうな声で尋ねました。 「本当に?」 「本当だとも」  彼女は大きく息を吐きました。先生は少し時間をあけました。 「それでは死んだ弟との関係は何ですか? 弟から私は何を学んだのですか?」 「助けてもらったのだ。彼の死の意味が私を助けるようです。物質的にも精神的にも私を助けてくれま す」 「太郎さんとの関係は何ですか? 私は彼から何を学ぶのですか?」 「対立するものと一緒になることだ」 「それはどういう意味ですか?」  彼女は静かに答えました。 「彼が男で、私が女で、夫婦になることです。現実的な結婚という意味ではなく精神的に結ばれること です。でも交わることはありません」 「精神的に結ばれることとは一体どういうことなのですか?」 「共に歩くことではあるけれど、ただそれだけなのだ。いろいろな、そしてあらゆる意味で共に歩むの だ。お前は今、それをすごく拒否している。彼を受け入れることを強く拒否している。だからお前には この意味はわかるまい」 「彼を拒否したら駄目なのですか?」 「駄目ではないが、拒否をしてはいけないのだ。拒否するな、と私はずっと言っているだろう、それと もお前には聞こえていなかったのかな。そのうち彼と向き合う時も来るだろう。今はそれまで待つしか ない。  そう言うと場面が変わって、私と彼がインディアンの時、火をはさんで向き合っている場面が見えま した。この状態がいずれ来るのです。その時、焚き火が眩しい光となって空高く登って行きます」  彼女は光の煙がユラユラと昇って行くのを目で追いました。先生は質問を変えました。 「今の仕事の意味は何ですか?」 「光が強過ぎて仕事の意味が見えてきません。・・・仕事の内容はどうでもいいのです。その光が大切 なのです」 「その光は何ですか? その光は何から来ているのですか?」 「太陽のように強いもの、みんなに影響するものです。その光がどんどん小さくなって降りてきて、そ して手に触れます。それを口から飲み込んで自分のものとします。だから仕事だけではなく、すべての ことが光を体現することなのです。だから仕事に意味はないのです。仕事は道具なのです。表現するた めの道具でしかないから、仕事自体に意味はないのです。私自身が意味なのです」  彼女は一言一言、確かめるように答えました。先生はまた少し時間を取ってから尋ねました。 「私の今回の人生はここまで順調ですか?」 「まあ、だいたいはなぁ、これでいいだろう。多少、遠回りはしてきたな。これからも遠回りをするか もしれない。だが恐れなくても必ず行き着く」 「行き着く、ってどこにですか?」 「どこだろうか・・・元の宇宙に行き着くだろう。さっきの鹿に倒されたジェロニモの場面にも行き着 くだろう。そして永遠に行き着くのだ」 「永遠に行き着くのですか?」 「そんなものよ」 「このジェロニモの人生は私だけのものですか?」  大鹿が諭すように答えました。 「いや、違う。でもお前だけのものでもある。集合はひとつでもあるが、ひとつではない。難しいか・・・ わからなくともいい。わからなくともすべては動いておる」 「どうしたらあなたを呼び出せますか?」 「呼び出さなくてもいつもお前と共にあるではないか。  そう言って鹿の姿が白い人間の形に変わりました。男なのか女なのか、性別はわからないままで光に 包まれているので、見えないようで見えている状態です。優しくて女性的な感じかと思うと、力強くて 男性的にも見えます」  先生はその白い人に尋ねました。 「あなたはどなたですか?」 「意志です」 「どんな意志なのですか?」 「意識です。そう言うと、また宇宙に帰って行きました」 「どの宇宙に帰って行きましたか?」 「クネクネと蛇みたいに舞い上がって宇宙になります・・・宇宙から更に上があります。そこは光、す ごい光です! そしてどんどん上に昇って行くと、そこは静かな闇のような空間ですが落ち着いた感じ もしています」 「そこをもっと上に昇ると?」 「何かが開きました。そこは層になっていて円が回っているのが見えます。景色が見えます。人間の営 みが見えます」 「この人間の営みの絵は何ですか?」 「それよりも、私は途中でまた落ちて行きました。落ちて行った先で円錐のそばにぶら下がっています」 「そこから上に昇れませんか?」 「上がれます」 「上がると、どうなっていますか?」 「光です。光の庭園です。眩しいけれど、すごくきれいです」 「ここはどこですか?」 「天国です・・・中心に円形の噴水があります。そこに向かって歩いています。そこに座ってみると、 何かが降り注がれてきました。すると私が浄化されていきます。羽のようなものが後ろからフワッと包 み込んでくれました」 「これからいつでもここに戻って来てもいいですか?」 「いいよ」 「どうやったら来れますか?」 「深く瞑想した時・・・それが必要な時ならば」