2017年7月1日土曜日

ごきげんさん 2017.7.1.

「脳梗塞の予防にアスピリン製剤を処方されたのですが、飲んだ方が良いですか?」とのご相談を受けました。 門真の奥山医院時代は、脳梗塞やTIA(脳梗塞の前駆段階)にはアスピリン製剤などを処方していました。 幸いにして、アスピリン製剤を服用されていた患者さんたちに脳梗塞の再発はありませんでした。 副作用としては、軽い打ち身でも皮下出血が起こることくらいでした。 自然医学主体となった心斎橋の奥山医院では、アスピリン製剤は処方しません。 (服用したい方には、無理強いして止めさせたりもしませんが) 脳梗塞やTIAなどの血栓症の成り立ちも 交感神経の過緊張=白血球の顆粒球過多 副交感神経の過緊張=リンパ球の過多  で説明できます。 交感神経の過緊張状態は、イライラ・怒り・憎しみ・焦り・過労などから生まれます。 顆粒球が直ちに反応して過多となりますが、攻撃すべき細菌はどこにもいないので、2〜3日後には血管壁で自爆テロして果てます。 イライラや怒りなどでは頭熱足寒も甚だしくなるので、自爆テロは上半身、特に頭部で集中して起こります。 脳血管内で顆粒球が自爆テロすると、その血管壁は傷つき、血栓ができます。 交感神経の過緊張状態は、血液の流れもドロドロにするので、どんどん血栓が大きくなり・・・ついには詰まってしまいます。 顔がどす黒かったり、表情が険しく赤顔の人は要注意です。 副交感神経の過緊張状態は、運動不足・過食肥満・糖尿病・アトピー・喘息・うつ気分・自己否定・依存症などを伴います。 リンパ球は自爆テロは起こしませんが、長く血液中にあってアトピーなどの自己免疫疾患を起こします。 ダラダラ・ウツウツしていると水毒:湿痰・湿濁や悪血を起こしますが、これが頭部に及ぶと、血管内アテローム形成や赤血球凝集が進展して、ついには血栓症となります。 顔がむくんでいたり、いつも痰で喉がゴロゴロしていたり、歯茎が浮いて白いベットリした舌苔が治らない人は要注意です。 アスピリンなどの血栓予防剤は、交感神経の過緊張による顆粒球過多・副交感神経の過緊張によるリンパ球過多には作用できず、最後のステップ:血栓が大きくなるのを何とか阻止しようとする薬効でしかありません。 顆粒球の自爆テロも、リンパ球の水毒・悪血もそのまま放置ですから、いつかは全身のどこかに重大な病変が現れてきます。 では、自然医学ではどのように対処するのでしょうか? 奥山医院では、華陀刺絡をお薦めします。 十井穴刺絡・百会の刺絡・経穴刺絡打鍼・脳氣功などを用いて、顆粒球:リンパ球比率を正常化して、交感神経と副交感神経のバランスを整え、免疫力&自然治癒力を回復していきます。 患者さんの心身の状況によっては、背骨の上:督脈に吸角刺絡や亜門の刺絡を加えたりもします。 頻度は、顆粒球60%以下・リンパ球41%以下なら月1回のメンテナンスで。 食養生は、今のままでOKです。 顆粒球65%以下・リンパ球46%以下なら2週間毎に。 1日1食の少食療法&週末断食がお薦めです。 顆粒球70%以上・リンパ球50%以上は要注意ですので、週1回で。 ゲルソン療法&週末断食が必須になります。 脳卒中:脳梗塞・脳出血は、発症してしまうとかなりの後遺症が残ってしまいます。 だからこそ、未病で治してしまいたい疾患です。 アスピリン製剤などを服用するのも良し(いろいろ問題はありますが) 自然医学で未病で治してしまうのも良し 患者さんの智恵と波動のレベル次第ですね。