2017年7月3日月曜日

ごきげんさん 2017.7.3.

心斎橋には美容院がとても多いです(奥山医院の下階も美容院さんです) アトピーで受診される患者さんの多くが美容師さんです。 その手は、アトピーと言うよりも毒炎です。 毒ガスに触れたような手〜腕をされています。 シャンプーや毛染薬品、化粧品による毒炎です。 経皮毒となって全身に拡がり、免疫系や自律神経系を破壊します。 若い美容師さんは貧乏暇なし。食事は不規則で、コンビニ食やファーストフードが主体ですので、食毒もアトピーを悪化させています。 安保徹先生の免疫論に基づく白血球の顆粒球:リンパ球迅速測定では、 普通のアトピーのように、リンパ球過多=副交感神経の過緊張状態の方が多いですが、 日常のストレス(イライラ・怒り・焦り)が強いために交感神経の過緊張状態=顆粒球過多の方もおられます。 リンパ球過多の方のアトピー性皮膚炎は、水毒がベースになっていて、糖分の摂りすぎによる悪血が皮膚の局所老化を促進しています。 水ぶくれっぽい白い肌にひび割れ・深い亀裂が入って、痒くて掻いてしまううちに老人の肌のようにボロボロになってしまうタイプです。 顆粒球過多の方のアトピー性皮膚炎は、気逆と頭熱足寒がベースになっていて、赤っぽく熱感のある肌にストレス喰い・イライラ・怒りなどが顆粒球の手〜腕での自爆テロを促進するので、ともかく痒くて・・・掻きむしると血だらけになってしまうタイプです。 西洋医学では、どちらのタイプもステロイド療法です。 (ステロイドは使いません!と宣伝・集客している皮膚科の中には、さらに強力な免疫抑制剤を使っているところもありますのでご用心を) 漢方治療では、水毒には利水と肺の宣散から始めます。 気逆&頭熱足寒が酷ければ承気湯類で気逆頭熱を下すこともあります(下痢させる) 肝や脾・胃土の乱れも整えていきます。 アトピーにも華陀刺絡はよく効きます。 安保先生の盟友ドクターも、手十井穴刺絡療法で多くのアトピーを治してこられました。 ただ1回で魔法のようには・・・治りません。 漢方薬で水毒や悪血を治しながら、月2〜3回の華陀刺絡を半年、1年と続けていけば、美容師をしながらアトピーを完治することも可能です。 難点は、喘息患者さんと同じく、副交感神経の過緊張状態のアトピー患者さんたちは、治す根気に欠けています。 治療が長続きせず、ステロイドなどの服用に逃げてしまいます。 アトピーのない綺麗な手をしている若い美容師さんは、将来、大成功するでしょう。 アトピーで酷い手をしている若い美容師さんには、明るい将来は望めません。 セルフケアーがきちんとできる=自己研鑽がしっかりできる です。 アトピーを克服すると、運気隆盛になれます。 下階の美容師さんたちは、みなさん、手が綺麗です。 オーナーさんもとてもしっかりされた方です。やっぱりさすがですね。