2016年2月7日日曜日

ごきげんさん 2016.2.7.

金曜日の夜からずっと新医院のパンフレットの作り直し作業に追われています。 (ずっとコピーや文章を考えてたので、とてもブログは書けませんでした) 12月末の締め切りに間に合わせようと必死で作ったパンフレットでしたが、年末の変なハイテンションの影響のまま作ったこともあり、あまりの評判の悪さに、ちょうど在庫もなくなるので早急に作り直すことになったのでした。 金曜日の診療終わりに弟君がやって来て、いろいろと相談に乗ってくれました。 弟君、不思議とベストなタイミングでやって来ては、ベストなアドバイスをさりげなくしてくれます。 前回もスタッフたちが駅前で広告ティッシュならぬ広告マスク配りをしてくれると盛り上がっていたところにやって来て、許認可のことやアッチの怖い筋のことなどを経験談を交えながら教えてくれました。 危なく地雷を踏んでしまうところでした。 今回も、前のパンフレットを配ってみた手応えと反応からの改善点を詳しく教えてくれました。 ひとつひとつ、現場の意見でとても貴重で参考になりました。 弟君は両親が亡くなった時の手配も葬式の段取りもお墓のことまで、すべてやってくれましたし、今回の新医院の開設に際しても、いろいろとややこしい行政上の手配があったのですが、うまくやり通してくれました。 今は新医院の財務(金策ですね(;^^)ヘ..)で奔走してくれています。 金曜日、そんな弟君の成長と頼もしさがとても嬉しく思いました。 帰ってから泣けてきちゃいました。うれし涙です。 弟君は子供の頃から私と正反対・・・勉強苦手でスポーツ大好き少年でした。 明るくひょうきんで、いつもクラスの人気者、友だちもたくさんいました。 勉強苦手だったので、なかなか大学に受からず苦労していました。 両親は私には高評価を、弟君には愛を注いでいました。 スポーツクラブのインストラクターとして活躍した後、父の事務所に入りましたが、なかなか資格試験に受からず、父からボロかすに言われ続けてもがんばっていました。 金曜日に、思えば子供の頃からずっとこれまで、弟君をちゃんと評価したことがなかったことに気づきました。 「兄ちゃん、兄ちゃん」と今でも親身になって奔走してくれる唯一の兄弟です。 でも、ずっと上から目線で見てきたことに改めて気づき、恥ずかしく思いました。 今回、スタッフたちと私に、パンフの悪いところ、改善点、集客アイデアなどをこれまでの自分の経験を踏まえながら語ってくれている姿を見て「大きくなったなぁ。立派になったなぁ。私を超えたなぁ」としみじみ思いました。 もしかしたらこれに気づきために、神さまがあの酷いパンフを書かせたのかもしれません。 だとしたら、とっても高い授業料になりましたが、いやいや、これに気づかぬまま人生を終える方がよっぽど高くついたことでしょう。 医者というのはどうしても上から目線で見てしまいます。 患者さまは弱い立場ですから、よけいにそうなります。 それが当たり前・・・病医院でも治療院でも社会でも、どこでも「上から目線」しかありません。 今、新医院では「患者さま目線」での治療とサービスを模索しています。 パンフレットも「患者さま目線」でスタッフたちからダメ出しの連続です。 書いては直され、書き直してはまた直されの連続です。 さすがにこの3日間で頚肩はパンパン、頭ガンガンです。 でも、とても嬉しい。 これまでそうやって直してくれる人たちっていなかったから。 まだまだ「患者さま目線」は朧気にしか見えないけれど、「上から目線」に気をつけるようになって、「患者さんは今、どう思っているのだろう?」と気づかいできるようになってきただけ、大きな進歩だと思うのです。 新しいパンフレットの原稿は完成しましたが、明日、スタッフたちにいっぱいダメ出しされることでしょう。 「会う人 みんな 神さま」 うちのスタッフたち、患者さまたち、もちろん弟君も、みんな 神さまに思えてきました。 ありがたいことです。 だから新医院は誰もが「とても善い気に満ちている」とおっしゃってくれるのでしょう。 神さまが集う聖地ですからね。