2016年2月21日日曜日

ごきげんさん 2016.2.21.

蓮村誠先生の医療従事者のためのアーユルヴェーダ脈診コース応用編が始まりました。 今日はアグニについてのお勉強でした。 教わったことを受講生同士で実習していくと、脈診のすばらしさがよくわかります。 私の我欲は帰りに551の豚まんを買って帰ろう!と叫んでいましたが、脈診では・・NO! お魚と玄米とブロッコリーをいただきました。 今の自分の身体の声を聞く。 これこそ最高の健康法であり、アンチエイジングだと思います。 午前中は日本東洋医学会関西支部例会へ参加しました。 今回のテーマは「癌と漢方」 漢方の最先端ではどんな癌治療をしているのだろう? とても期待していました。 補気を強調された講演や最先端の西洋医学癌治療を押し出された講演も、体表観察や経絡経穴診断が欠けているので、とても薄っぺらい治療に見えてしまいました。 「それじゃ治らないから、氣を動かす鍼灸治療に活路を求めたんだ」 4年前にワクワクしながら鍼灸の世界へと飛び込んだ時のことを思い出しました。 おひとり1時間近くの講演時間をいただける先生方の癌の漢方治療がこの程度なのか・・・ それはとても良い勉強になりました。 もちろん私も「癌を治せる」とは言えません。 ただ、癌の患者さまを「ごきげんさん」にすることはできます。 癌も「ごきげんさん」になってくれれば、その癌はもう悪さはしなくなります。 患者さまと共存できます。 30年前の緑膿菌は毒性のとても強い死の細菌でした。 それが次第に日和見感染程度の共存する細菌へと変化していきました。 これが自然の摂理です。 癌だって同じです。 癌を怒らせずに、「ごきげんさん」になってもらえば、自然の摂理に乗って生体と共存しようとしてくれます。 末期癌でも元気で楽しく生きながらえている患者さまも増えてきました。 癌治療のキーワードも「ごきげんさん」だと思います。 斉藤一人さん風に言えば 「ものすごい人がすごい治療をやっている」んだな、と思いました。 神さまが「よし! これでいこう!」とGOを出してくださったら、きっと癌患者さまたちの治療が始まることでしょう。 それはもうすぐそこまで迫ってきているように感じています。