2017年8月16日水曜日

ごきげんさん 2017.8.16.

華陀刺絡に月1で通われている患者さんを今日、診療しました。 ここのところ白血球のリンパ球比率がどんどん高くなっていますが、特に自覚症状はありません。 今日はとうとうリンパ球が50%を超えました。 安保徹先生の免疫論では、これは副交感神経の極度の緊張状態を示します。 副交感神経の緊張状態は、喘息・アトピーなどのアレルギー疾患、肥満・糖尿病、うつ・倦怠感、ゆっくり増大型の癌(膀胱癌や腎癌など)を引き起こします。 百会も北斗穴(後頂 GV19)も閉じており、統合脳も認めませんでした。 腸内フローラは中度の冷えですが、頭部への氣血が妨げられているようには見えません。 脳氣功しながら頭の反応穴に置鍼していくと「これは電磁波の所業だ」と患者さんの氣血の声が教えてくれました。 アーユルヴェーダの脈診をして、手指の十井穴刺絡をすると、患者さんの氣血とのシンクロ:共感がかなり強くなってきて、患者さんの心身の声が聞こえてくることがあります。 患者さんによると、この春から新型スマホに代えてから、You Tubeなどを見る時間が増えたそうです。 睡眠中も枕元で充電しているとか・・・ これですね! スマホは強力&ブロードバンドに電磁波を拾います。 ハンディータイプの電子レンジのようなモノです。 電源OFFでも油断できません。マルチフェーズで周囲の電磁波を吸い寄せます。 北欧では、スマホと脳腫瘍の因果関係がクロと出たことがありましたが、すぐにレポートは消されてしまいました。 脳腫瘍は、ゆっくり型の癌タイプですから、副交感神経の緊張状態と合いますね。 これまでの白血球の顆粒球:リンパ球比率を見ると、この春から徐々にリンパ球が増え始めています。 今日からスマホ時間を減らして、夜間は別室に置くようにしていただき、来月、どのような結果になるのか? 再検査します。 リンパ球比率が上昇し始めて、まだ数ヶ月ですので、脳腫瘍は出来ていないと思います。 まだまだ未病・・・ここで気づいてよかったですね。 華陀刺絡は、こうやって未病を治しますよ、という良きお手本となっていただきました。 検診は病気を作り、病院は生命を奪います。 華陀刺絡は未病を見つけ、免疫力&自然治癒力で治します。 良い子ちゃんは検診に行きます。 善き大人は未病のメンテナンスに行きます。 あなたは羊? それとも龍かな? P.S. ・遠いから ・高いから ・忙しいから  のいつもの人たちは土竜だね 今日も「前世物語」から1症例をご紹介しましょう。   柿の実  明治の中頃の信州に仲の良い夫婦がいました。旦那さんはちょんまげをした優しい人でした。妻は 「みちこ」と言いました。やがて二人に女の子が生まれました。「ゆり」と名付けました。とても幸せ な家族でした。  ある春の日、二人はいつものように楽しく畑仕事をしていました。広い畑の中を馬に乗った役人たち がやって来ました。みんなとても険しい表情です。夫は有無を言わさずに、どこかへ連れ去られてしま いました。みちこはひどい寂しさの中で混乱しました。どうやって帰ったのか、わかりません。気がつ くと、ゆりと二人、大きな家の中で泣いていました。  みちこは待ち続けました。ただひたすら夫の帰りを待ちました。 「旦那さんは誰かに騙だまされたのかなぁ。悪いことなど、するはずがないわ・・・」  夫の消息はわかりませんでした。  みちこは七十四歳になりました。娘は結婚して幸せに暮らしていました。旦那さんは帰ってきません でした。 「ひとりで死ぬのは嫌だなぁ。寂しいなぁ。誰かにずっとそばにいて欲しかったなぁ。もっといろいろ なことを分かち合いたかったなぁ」  彼女は眠っている間に死にました。それはとても安らかな死でした。 先生は、みちこの魂に尋ねました。 「死んだ時に、何か決心したことはありますか?」 「旦那さんを探します」と、みちこが答えました。「やっぱり、かなり以前に死んでいたみたいです」 「あなたが死んだ時に、そばに誰か迎えに来ましたか?」 「旦那さんがいます。会えて良かったって言ってます。私も会いたかったと言いました」  先生は旦那さんの魂に聞きました。 「あの後、どうなったのですか?」 「殺されました」 「誰かを恨んでいませんか?」 「恨んでません」 「死ぬ時に、何を考えていましたか?」 「何でこんなことになったのだろう・・・」  先生はみちこに代わって彼に尋ねました。 「待っててくれたの?」 「待ってたよ」 「先に死んで、何か私に合図をしてくれた?」 「したよ。家の柿の木に実をならしたよ。気づいてくれるかなぁって思ってたよ。みちこが気づいて くれなくって、ちょっと寂しかったなぁ」 「私を見守ってくれていたの?」 「ずっと見ていたよ」  先生は二人を高みへと導きました。そして尋ねました。 「今、旦那さんと巡めぐり会って、何か決心したことはありますか?」 「もう離れたくありません。今度も一緒になれるように生まれようと思いました。探そうと思いまし た。探したかった・・・」 「探すために、今回の人生をどのように仕組んだのですか?」 「彼が先に生まれるのを見届けてから生まれてきました」  先生はもっと高みへと導きました。そして、みちこの人生を振り返りました。 「何事も強く想うことです。そうすれば必ず叶います」  先生は二人をさらに高みへと導きます。そこには安らかな光がありました。二人で光の中へ入ります。 真ん中に光のポールがありました。 「そのポールに向って聞いてください。私の今回の人生の目的は何ですか?」  光が答えました。 「人を愛することです。しっかりと愛しなさい」 「それはどういう意味ですか?」 「許すことです」 「許すとは、どういう意味ですか?」 「いろんな人がいることをわかることです」 「そのためにはどうしたらいいのですか?」 「本当にいろんな人がいるのだから、広くものを見なさい」 「私に愛せますか?」 「大丈夫です」  先生は光に尋ねました。 「彼との関係は何ですか?」 「大事な存在です。磨き合う関係です。どんなことがあっても、お互いを想い合う関係です」 「私は今までに何回生まれ変わりましたか?」 「六十八回です」 「彼とは何回、一緒の人生を歩みましたか?」 「四十八回です」 「人間関係で何に気をつけたらいいですか?」 「クヨクヨしないことです。下ではなく前をまっすぐ見なさい」  先生は光に頼みました。 「このまま人生を乗り切っていくために何かアドバイスをください」 「人を信じることです」 「そのためにはどうしたらいいですか?」 「穏やかな気持ちになることです」 「私はなぜ何度も生まれ変わっているのですか?」  光が答えました。 「人間感係を磨くためです」 「私は今回の人生で、彼と結ばれる運命なのですか?」 「わかりません」 「どうしたら結ばれますか?」 「わかりません」 「結ばれなくても磨き合えるのですか?」 「出来ます。相手を思いやることが大事なのです」  先生は光にお願いしました。 「私の今回の人生の目的をクリアーできた、未来の私の姿をちょっと見せてください」  するとヴィジョンが見えてきました。 「三十五歳で子どもを抱いています。女の子が二人と男の子が一人です。子どもを見て笑っています」  先生は未来の彼女に聞きました。 「今の私に何かアドバイスがありますか?」  未来の彼女が答えました。 「悩むことだよ、でも大丈夫。笑う日が来るからね」 「悩むなんて辛いよ」 「それが課題だよ」 「あなたは解決できたの?」 「ちょっとはね。でも、これからも悩むよ」 「私の人生はそんなに悩んでばかりなの?」 「学習しているのだよ」 「あなた、それで幸せ?」 「幸せだよ」 「どうしたらあなたのようになれるの?」 「笑うことだよ」 「どうやったら笑えるの?」 「悩み抜いたら笑えるよ」 「私に出来るかなぁ?」 「もちろん出来るよ」 「ねぇ、夫は誰? 教えてくれる?」  彼女が残念そうに答えました。 「顔も姿もよくわかりません」 「子供たちにもメッセージをもらってください」  未来の子供たちが答えました。 「時間が解決するよ、だから待っててね」 「君たちが私をお母さんに選んだの?」 「そうだよ」 「なぜ私をお母さんに選んだの?」 「逞しいし、楽しそうだからだよ」 「お母さんは合格かな?」 「うん。これからかな」 「私を選んで良かった?」 「うん。がんばってね。笑ってね」  先生は光に尋ねました。 「私の人生はここまで順調ですか?」 「順調です」 「この人生は誰が決めたのですか?」 「私自身です。今回の人生はちょっと波があってもいいかなって決めました。でも大丈夫、やってい けます」 「あなたも私を応援してくれますか?」 「いつもいるよ」 「困った時、あなたに会いに来ていいですか?」 「うん。手の上に来るみたいです。来てくれるって言ってくれました」