2017年8月13日日曜日

ごきげんさん 2017.8.13.

木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」を読みました。 4年前にNHKで放映され、一大ブームになった時には、何かがブレーキをかけていて、本に手を出しませんでした。 先週、フッと呼ばれるような流れで、この本を読みました。 正しく今の私が読むべき本でした。去年ではまだ早すぎです。今こそベストタイミングでした。 読み始めてすぐに今の医療界とリンゴ農業を重ねていました。 無農薬。それは医療に換言すると、減薬廃薬の医療です。 リンゴの害虫や疫病は、細菌やウィルスによる人の病気や癌・難病に当たります。 土の大切さに気づいて、肥料も草刈りも止め、山のドングリの木のように自然に任せて、やっと無農薬無肥料のリンゴの花が咲きました。 これは医療でも、自然医療:特に食養生と免疫力&自然治癒力の回復が最も大切だということに重なります。 下痢・嘔吐・熱発・鼻水・咳・発汗・諸所の痛みなどは、この免疫力&自然治癒力の成せる技だと自然医学では考えます。 だからできるだけ放っておく。悪いもの・排泄すべきものが出てしまえば、症状は回復します。 リンゴに害虫や疫病が大繁殖しても、リンゴの木の免疫力&自然治癒力が回復してくれば、いつか害虫も疫病もいなくなってしまう・・・人もリンゴも宇宙の理で生きているのですから同じです。 木村さんの極貧生活のすごさには、脱帽です。 私自身もこの2年間、人生最悪の極貧ですが「まだまだ甘い」と叱咤激励されました。 木村さんは万策尽きて、とうとう首をつろうと山中に分け入った時に、運命のドングリの木と出会いました。 木村さんの切羽詰まった気持ちがよくわかります。 それなりに安泰だった医院から、火事という神さまの強硬手段で自然医学(食養生・尿療法)&波動量子医学(氣功・刺絡)へと大方向転換させられました。 今では自然医学も波動量子医学も新しい時代に必要不可欠な医学だと思っています。 こんな素晴らしい医学を担わせていただいて、神さまにこころから感謝しています。 ただ、キツい。 木村さんは人前ではいつも笑っておられたそうですが、追い詰められた夜には空のリンゴ箱の上で自己嫌悪に押しつぶされながらジッと座っておられた・・・その気持ちが痛いほどよくわかります。 私の甘さは、ここまで神さまが特別に育ててくださった氣功の手と自然医学の智恵をボツにしてしまうことはないだろう・・・神さまを信じると言えば聞こえは良いですが、これは依存でもあり、甘さです。 甘いから、神さまはさらに塩対応されます。気がつけば8月も半ば・・・ 木村さんが縄を手に山道を登っている時には、これまで9年間に及ぶ無農薬リンゴの膨大な知識を永遠に消し去ることへの悔しさや申し訳なさはもう意中になく、ただ自然の美しさを楽しまれていたそうです。そして運命のドングリの木と巡り会いました。 私も自殺はしませんが、その時が来れば、神さまから授かった自然医学の智恵も氣功の手も光の前世療法もすべて封印する覚悟は済んでいます。(生きがいの創造セミナーだけは必ず12月まで続けます。例え福1からでも駆けつけてきます。お約束ですからね) 私も運命のドングリの木に巡り会えるのでしょうか? 残り2週間 余命2週間ですね。 自然医学と波動量子医学がこの世に受け入れられるのか、封印されてしまうのか・・・ともに私に大いにシンクロしている未来予言の2週間になりそうです。 今日も「前世物語」からひとつの症例をご紹介しましょう。 昔々、青葉の美しい城下町に、サチオという男の子がいました。優しいお母さんと二人で暮らしてい ました。サチオのお母さんは「今の亡くなった娘」です。  十六歳の時、サチオは外国へ奉公に行きました。母は泣きながら駅で見送ってくれました。 「行かないで、サチオ!」  彼は決心しました。 「絶対、戻ってくるぞ!」  時が過ぎて、サチオはヒマラヤで暮らしていました。妻のマーシャと男の子がいました。黒いクルク ルした髪がかわいい男の子でした。この子は「今のお父さん」です。妻も子供もサチオをとても愛して いました。  ある時、子供が心臓の病気になりました。近くに病院はありません。マーシャは神様に祈り続けまし た。 「何とかして、この子をお助けください」  サチオは自分で薬草を採りに行こう、と決心しました。初めての薬草採りです。彼は妻と子供に約束 しました。 「絶対、採ってくるからね」  でも、サチオは戻りませんでした。もう少しのところで高い崖から滑り落ちてしまいました。彼は死 にました。  サチオの魂をお母さんが出迎えてくれました。 「もう、いいんだよ」と優しく抱きしめてくれました。  先生はサチオと母の魂を高みへと導きました。そしてサチオの人生と、今、生きている人生を見比べ てみるように促しました。サチオの魂が言いました。 「人を助けないと。私は人を助けなくてはいけません」  先生は更に高みへと導きます。 「そこから上はどうなっていますか?」 「雲の上に誰かいます」 「どんな人がいますか?」 「男の人です。神様みたいな感じです」 「その人に聞いてください。今回の人生の目的は何ですか?」  神様が答えました。 「無理をしたらダメです」 「それはどういうことですか?」 「人のことを気にしないで、人のために助けてあげなさい」  先生は神様に頼みました。 「あーちゃんに会わせてください」  神様が微笑みました。 「出て来た・・・。歩いてます。ママって・・・」 「しっかりと抱きしめて、思いっきり言いたかったことをお話してください」 「・・・ごめんね。守ってあげられなくて」 お母さんは啜すすり泣いています。 「ううう・・・寂しくないって」  先生はお母さんの代わりに尋ねました。 「お母さんのこと、恨んでる?」  あーちゃんが答えました。 「ぜーんぜん」 「あなたを殺しちゃったと思ってるんだけど、恨んでない?」 「恨んでないよ」 「あなたを元気な子供に生んであげられなかったんだけど、怒ってないの?」 「怒ってないよ」 「あーちゃんは元気にしているの?」 「元気です。飛んだりもしています」 「なぜ病気の身体で生まれてきたの?」 「神様にお願いしたんだ」 「あーちゃんが決めたことなの?」 「そうだよ」 「お母さんが悪いんじゃないの?」 「違うってばぁ」 「あーちゃんは死ぬことがわかっていたの?」 「全部わかってたよ」 「死ぬ時、お母さんを恨んだでしょう?」 「苦しくなかったよ」  「あれは、あーちゃんが決めた人生だったの?」 「その通りだよ」 「もっと生きたかったんじゃないの?」 「あれで十分だったんだ」 「あの人生で、あーちゃんは何を学んだの?」 「お母さんにいろんなことを教えようとしたんだよ」 「いろんなことって何を?」 「人と比べないで、ゆっくりすることだよ」 「お母さんに出来るかなぁ?」 「きっと出来るよ」  お母さんは一番心配していたことを尋ねました。 「今、苦しんでない?」 「すごく楽しいよ。ピョンピョン跳ねています。ママとダンスを踊ろうって言っています」 「じゃあ、そこで踊ってください」  お母さんの手がゆっくりと動きます。 「本当はこうやって遊びたかったのです」 「そこでいっぱい遊んであげてください」 「すごく喜んでくれています」  先生は神様に尋ねました。 「あーちゃんは今、幸せですか?」  神様が答えました。 「幸せだよ。任せておきなさい」 「私の人生はこれでも順調ですか?」  「順調だよ」 「子供を亡くすことは決まっていたのですか?」 「決まっていた」 「誰が決めたのですか?」 「ずっと前から決まっていた。・・・宇宙が・・・」 「あーちゃんの死から何を学ぶのですか?」 「命の重さです」 「あーちゃんがお母さんを選んだのですか? それともお母さんがあーちゃんを選んだのですか?」  元気な娘が答えました。 「あーちゃんが選んだんだよ」 「なぜお母さんを選んだの?」 「お母さん、頼りないからねぇ」 「お母さん、そんなに頼りないの?」 「でもだいぶん、しっかりしてきたよ」  もう一度、神様に聞きました。 「私は今まで何回生まれ変わりましたか?」 「十六回」 「その中、あーちゃんとは何回一緒の人生を送りましたか?」 「十六回」 「ずっとあーちゃんと一緒なのですか?」 「そうだよ」 「あーちゃん、ずっとお母さんと一緒だったの?」 「知らなかったのって」  先生は神様にお願いしました。 「今回の人生の目的をクリアーできた、未来の私の姿をちょっと見せてください」 「おばあちゃんになって毛糸を編んでいます。ニコニコしています。子供たちも孫たちもまわりにいま す。また次ぎに生まれてくる孫のために何かを編んでいます」 「その未来のあなたから今のあなたに何かアドバイスをもらいましょう」  未来の彼女が答えました。 「何か他のことにエネルギーを注ぎなさい」 「あなたは何をしたの?」 「特別なことではなくって、障害児の子供や親たちと仲良く一緒に時間を過ごしてあげているだけです。それだけでも助けになるのですよ」 「そこにいる孫の中に、あーちゃんはいますか?」 「いる!」 「そのあーちゃんに聞いてください。生まれ変わってきたの?」 「そうだよ、わかったって言っています」 「なぜ?」 「ママのこと、好きだから」 「未来のあなたに聞いてください。あなたも応援してくれますか?」 「もちろん」 「孫たちにも聞いてください。みんなも応援してくれる?」 「がんばれ! って言ってくれています」 「神様に聞いてください。特別なことじゃなくって、障害児の子供や親たちと仲良く一緒に時間を過ご してあげる、ただそれだけでいいのですか?」 「積み重ねることが大事なのです」 「あーちゃんに会うために、早く死んでもいいかなぁ?」 「絶対ダメ」 「もし早く死んじゃったらどうなるのか、見せてください」 「スーッて下の方に落ちていきます。真っ暗です。ずっと上の方に光があるだけです。狭くて深い井戸 の底みたいです。誰もいない・・・。死ななければ良かった・・・。後悔しています。あーちゃんは上 の方にいて、ここからは声も届きません」 「では、もとの神様の所へ戻ります。そして、あーちゃんに聞いてください。またお母さんの所に生ま れ変わってくるの?」 「うん」 「あーちゃんをしっかり抱きしめながら聞いてください。お母さんを見守ってくれる?」 「いいよ」 「どうしたら、あーちゃんを感じられるかなぁ?」 「温かい風があーちゃんだよ」 「本当にお母さんを恨んでないの?」 「大好きだよ」 「ギューッと抱きしめて、そのあーちゃんのエネルギーを持って帰りましょう」 「ちょっと痛いって言っています」 「神様は何と言っていますか?」 「よく会いに来てくれました」 「私にやっていく力はありますか?」 「辛いけど、がんばりなさい」 「その力が私にありますか?」 「あるからこそ、あーちゃんが生まれたのだよ」 「辛い時、あーちゃんに会いたい時、またここに来てもいいですか?」 「いつでもいいよって」 「あーちゃんは何と言っていますか?」 「またダンスしようって」 「あーちゃんを抱きしめて、そのあーちゃんのエネルギーを持ったまま、あーちゃんを神様に預けましょう。神様は何と言っていますか?」 「心配するな」 「神様としっかり握手します。あーちゃんをもう一度抱きしめます。あーちゃんに約束しましょう。お 母さん、がんばるからねって。あーちゃんは何と言っていますか?」 「ゆびきりげんまん・・・」