2017年11月24日金曜日

ごきげんさん 2017.11.24.

今日は癌のセカンドオピニオン:華佗診療の方がお二人続けて初診されました。 症例Aさん 子宮ガン・卵巣ガン(精査せず)でひどい腹水貯留です。 漢方薬局?から血液検査データーを持ってくるように言われましたが、大病院などからは精査とガン標準治療をしないなら診ないと言われ、ネットで当院を探されての初診です。 標準治療なら、まず腹水を抜くでしょう。 この方なら経験的には4L以上抜けて、とりあえず呼吸苦は楽になります。 しかし腹水はタンパク質(アルブミン)が豊富なので、それを除去すると低栄養と免疫低下を来してガクッと悪化します。 腹診で左卵巣に強い熱邪気があったので、ここが原発かもしれません。 腹水=腹膜全体にガン細胞が広がっているので、すでに多臓器転移の状態です。 癌専門医なら余命1〜3ヶ月と宣告しながら抗癌剤を勧めるでしょう。 安保徹先生の自律神経免疫論の基づく血液検査では、 なんと顆粒球が76%=ひどい交感神経の過緊張状態です。 これは免疫力の低下(ガンを攻撃するNK細胞・NKT細胞の働きが落ちて、ガン細胞が増殖する)を示唆します。 安保免疫理論:白血球の 顆粒球が過剰=交感神経の過緊張状態=イライラ型の病気  リンパ球が過剰=副交感神経の過緊張状態=ノロノロ型の病気 この方は自己流の尿療法をしたりしなかったりで、いろいろな民間療法情報に翻弄されておられました。 弁証は、元々の性格が交感神経の過緊張タイプ(家族も)で慢性的な頭熱足寒であった。 実熱型の癌が卵巣子宮にあり、それを冷やすために腹水が貯留した。 また頭熱:肝肺心の実邪熱を冷却するためにも腹水が貯留している。 易の火水未済に当たり、病気は長引くが大いに努力して養生に努めれば回復も期待できる卦です。 漢方薬での介入は慎重を要しますが、私なら承気湯類で実邪熱を払うことで腹水を治めます。 大承気湯:厚朴5.0;枳実・芒硝各3.0;大黄2.0(適量) 調胃承気湯:大黄2-6.4;芒硝1-6.5;甘草1-3.2 桃核承気湯:桃仁5;桂皮4;大黄3;芒硝2;甘草1.5 (ただし当初は週3回の受診要です) うまく心身が反応すれば、一時的な下血・血尿・発熱発汗を来すので承気湯は中止して、補腎など次の弁証へ向かいます。 漢方薬局さんはどんな弁証で何を処方されるのかな? お薦めした養生法は 食養生:1ヶ月間の石原式人参+リンゴジュースと飲尿の断食に 腹部の尿湿布・瞑想・華佗鼎灸・温熱マットなどです。 症例Bさん 左乳ガン表層浸潤型クラス2で3cmほど乳頭部にあります。 もちろん標準療法を進められましたが拒否されての初診です。 この方はとてもお勉強されていて、レベルの高いお話ができました。 安保先生の自律神経免疫論の血液検査では、リンパ球やや優位で、単球(マクロファージ)数が高値でした。これは免疫力が保たれている証拠で予後良好です。 華佗氣功診では、肩から癌病巣に入る経絡が悪血・邪気で閉塞していました。 元々、お仕事でひどい肩こりがあり、頭熱足寒も自覚されていました。 ある強いストレスがあり、それが弱点だった肩から侵入して乳ガンとなったと弁証しました。 本当に乳ガンなのかどうか? ガンモドキの可能性も大です。 食養生:お仕事があるので、石原式ニンジン+リンゴジュース変法(朝と夕・夜ジュースたっぷり) 2日断食&1日夕食可としました。 華佗鼎灸、岩盤浴、瞑想、尿療法もお薦めしました。 いろいろお勉強されているので、食材や民間代替治療などのご質問をたくさんされました。 これはとても良いことです。 この方には、光の前世療法:光との対話の「癌治療のためのワーク」録音版もお薦めしました。 このワークの中には、100以上の詳細な「癌を治すために必要なもの」の光さんへの質問が入っています。 (例:春の野菜、夏の果物、癌を治す色、癌を治す呪文・・・) お二人ともセカンドオピニオンを求めての初診でした。 華佗刺絡による免疫力&自然治癒力の回復は私の切り札ですが、 症例Aさんは腹水貯留がひどく通院も困難なので、週3回以上の治療は難しいでしょう。 症例Bさんにも華佗刺絡は効果的ですが、週2回の治療を要します。 お二人とも不思議な縁でこちらへ導かれて来られました。 これは神さまからの大きなチャンスです。 今日は診察だけでしたが、診療後の顔色、生気はとても良くなっておられました。 まだまだ治る可能性大です。 これからの1ヶ月、どの道を選び、どのように進まれるのか・・・善き道を進まれることを願っています。