2017年11月23日木曜日

ごきげんさん 2017.11.22.

<昨日の続き> 食養生には2大勢力があります。 玄米菜食派と糖質制限(ケトン食)派です。 室田先生は重度の妊娠糖尿病をケトン食で見事に治療されていますので、重度の糖尿病の方にはケトン食:糖質制限食をお薦めしています。 ケトン食は、ご飯・パン・パスタなどはもちろんのこと、イモやカボチャなどの高糖質の野菜までもシャットアウトする食養生です。その代わり肉・チーズ・卵・魚は無制限に食べられます。 癌は糖質を栄養源としているから・・・癌患者さんに糖質制限食を薦めているドクターもおられます。 私は玄米菜食&たっぷり発酵食品をしていますが、癌患者さんの多くも、まずは玄米菜食から食養生に入られます。 青汁1日1杯で元気にお仕事や講演会をされている森美智代先生と 魚と獣しか食べないエスキモーたちは 長い年月をかけてそれぞれにふさわしい腸内フローラを構築された典型例です。 どちらが今の自分にふさわしいのか? それは身体の声を聞くのが一番確かです。 身体の声の聞き方には、Oリング、波動量子測定器、チャネリングを用いているドクターが多いですが、私は「光の前世療法:光との対話」で光さん(高次の存在・神さま・守護神など)に尋ねるのが最も確かだと思います。 玄米菜食にもケトン食にも、それぞれ問題点がありますが、特に食材の安全性が挙げられます。 野菜&果物の栽培には 1)慣行栽培:農薬・化学肥料・除草剤をたっぷりと使います(特に日本は世界一!) 2)有機栽培:有機肥料と国認定の農薬を使います。 3)自然栽培:無農薬・無肥料・無除草剤が基本で、最近では無耕作もあります。 (1)と(2)は腐る野菜&果物です。(最も腐敗が激しいのは(2) (3)の自然栽培の作物は枯れます。 栄養価も硝酸態窒素も(1)(2)と(3)では天国と地獄です。 オーガニックの闇 ・硝酸態窒素のない完熟堆肥は3年寝かせなければいけません。 ・堆肥となる家畜の糞尿に遺伝子組み換え作物・ホルモン剤・抗生物質が大量に混入しています。 ・未完熟肥料の畑には大量の害虫が発生するので農薬を使います。 ・例えば、合鴨農法の米は洗うと黒ずみます(合鴨の生の糞尿が稲に吸収されます) オーガニックのお店で 「何年肥料を寝かせましたか?」の質問が身を守ります。 自然栽培は、土を育てること・作物の能力を引き出すことを大切にします。 自然栽培も自然医学も、手間と時間がかかります。 自然栽培は、目が農薬、手が肥料です。 自然医学は、目で診て、触って治します。 そこから得られるものは・・・ 美味しい食物    心身が悦ぶ医療 安全な食物     未病を治す医療 元気な食物     元気になれる医療 個性豊かな食物   個性を伸ばす医療 枯れる食物     眠るように逝ける老衰医療 自然栽培も自然医学も、自然治癒力と免疫力と生きる力を向上させます。 自然栽培の心得 by 木村秋則 1)土作りには3年かかると心得ること 2)生産者によって収穫のばらつきがあると知っておくこと 3)これまでの農業の常識を捨てること 4)一般栽培や有機栽培の実践者とのトラブル回避に心をくだくこと 5)自らが確立した技術を独り占めせず、いっさい隠さず伝えること これを自然医学に言い換えてみると・・・ 自然医学の心得 1)デトックスには1年、向精神薬の断薬には3年かかると心得ること 2)患者さんによって回復のスピードにばらつきがあると知っておくこと 3)これまでの医学の常識とプライドを捨てること 4)西洋医学・東洋医学・統合医療・代替医療の実践者とのトラブル回避に心をくだくこと 5)自らが確立した技術を独り占めせず、いっさい隠さず伝えること 農家も医者も我欲が強ければ強いほど(3)(5)は特に難しいですね。 それでも 自然治癒力をもった自然栽培作物は、人間の自然治癒力&免疫力を高めてくれます。 医と農は男女のように引きよせあい、絡み合って、いよいよ本物の医療、本物の農業が花開く時が来たと感じています。