2017年6月20日火曜日

ごきげんさん 2017.6.20.

早朝の夢の中に、安保徹先生が現れて・・・(自ら名乗られました) 「私の自律神経免疫論をもっと多くの患者さんに活用してください」とお願いされました。 漢方診だけでなく、 自律神経免疫論の交感神経・副交感神経の過緊張状態(顆粒球過多・リンパ球過多によるさまざまな病態)の面からも診てください、ということでした。 早速、今日の初診に 何となく体調が悪い倦怠感・朝から元気が出ない疲労感・不妊症や肥満 の患者さんたちがお越しになりました。 安保先生が連れてきたのかしら? 梅雨の時期ですから、当然のように湿痰が鼻水・痰・のどのベトベト感・むくみ・頭重感などに出ています。 夏だからと言っても、元凶は「冷え」です。 今日の患者さんたちも皆さん、丹田の「冷え」でした。 安保先生の免疫論に基づいて白血球の顆粒球:リンパ球比率を調べると、 漢方脈診で頭熱足寒が目立った患者さんは、ひどい顆粒球過多=交感神経の過緊張状態でした。 脳氣功診で仙骨からの氣血の流れが衰えていた患者さんは、リンパ球過多=副交感神経の過緊張状態でした。 漢方薬の処方は、どちらも「冷え症」治療を主に置きますが、 食養生や生活指導では、安保免疫論の結果:交感神経の過緊張なのか? 副交感神経の過緊張なのか?で内容が異なってきます。 例えば、眠くて仕方ない症状に、顆粒球過多の場合は「出来るだけゆっくりと休んでください」ですし、リンパ球過多の場合は「ブラブラと散歩をしましょう」となります。 特に顆粒球過多で75%を超える場合は、脳卒中や心筋梗塞のハイリスク状況ですので、要休業のドクターストップも考えます。 顆粒球過多は、ひどい過労とストレスを伴っているケースがほとんどですが、ここでエナジードリンクや栄養ドリンクなどを飲むのは自殺行為です。 リンパ球過多=副交感神経の過緊張では、過労やストレスは過食・スィーツ食へと向かいます。糖尿・肥満へまっしぐらです。 脳も腸内フローラも糖化されているので、プチ断食や少食療法をお薦めします。 漢方診と安保先生の免疫論は、とても良好な補完的関係にあることがよくわかりました。 安保先生もきっとこれを伝えに来てくださったのですね。