2018年4月24日火曜日

ごきげんさん 2018.4.24.

2週間前に風邪をひきました。本格的な風邪は7年ぶりかな? 熱はないし、のどの痛みもありませんが、咳:特に夜間の咳がとっても酷い気管支炎でした。 あまりの咳に眠れない夜が続いて、なるほど気管支肺炎はこんな感じで死ぬのか・・・と思ったくらいです。 (肺炎球菌ワクチンをしていたら本当に死んでいたかもしれません) 漢方的には明かな湿痰で、咳とともに痰もかなり出ました。 この風邪の原因は、過労と白砂糖! 風邪の前に心身の過労が甘味への誘惑を強めて、つい・・・。 白砂糖 恐るべし! 夜間は陰が盛衰します。咳は陰が盛んになるにつれ増強し、陰が衰えるとともに眠れました。 1週間目に身体は冷えていることに気づきました。早速、華陀鼎灸を日中も夜間も続けてみると、夜間の下半身の冷えが実感されました。 そこで冬と同じく毛布を被って寝てみましたが、やはり汗は出ません。 なるほど・・・やっと気管支炎の元凶の発見です。 夜間の毛布かぶり&華佗鼎灸に加えてヒートテックを履いての重装備で風邪に対峙すること4日目に、やっと気持ちよい汗が出ました。 汗が出ると咳も軽くなっていき、やっと先日、寛解を得ました。 この風邪の意味(学び)のひとつは、砂糖恐るべし!ですが、 もうひとつは、腎不全の患者さんにも、この「夜間発汗療法」がお勧めだということです。 汗は皮膚から出ます。皮膚は腸と強く結びついています。腸の主役は腸内フローラです。 今回の風邪は自己免疫機能も自然治癒力もなぜかあまり働いていないように感じていました。 腸内フローラが弱っているのかな? 腸も丹田も冷えてるのかな?・・・そうか!あの白砂糖か! 毛布&ヒートテックはセルフ温熱療法です。それでもなかなか発汗しなかったのは、自覚できない冷えの恐ろしさです。 腎不全の方は当然、下腹部が冷えています。バリバリの腎虚です。 尿は出ても老廃物の排泄能力は低下しています。 汗は重金属や病毒、薬毒の排泄に優れています。(先日、汗の排泄能力が乏しい、という医学ニュースが流れていましたが) インフルエンザの時、麻黄湯を飲んで毛布を被って汗をかきながら寝ると、明くる日には頭痛も関節痛も怠さも全部吹き飛んでいます。これは汗から病毒が排泄されたためです。 腎不全の方は、この汗の排泄を多いに活用すべし! です。 汗をかくことで腎を休めてあげるのです。 やり方は・・・ 華陀鼎灸+毛布+ヒートテック です。 注意点は脱水と水中毒、高カリウム血症です。 腎不全の病状によってはかなり高度な管理が必要ですので、かならず主治医と相談しましょうね。 腎不全の方も、最初は汗が出ないかもしれません。それだけ冷えているという証です。 汗が出てきて、翌朝には下着もヒートテックもドロドロの汗でびしょびしょになっていればOKです。 磁器ゼロの温熱マットを加えると、更に効果的でしょう。 これに気づいたら、咳はスッとよくなっていきました。病の意味をクリアしたのですね。 もう一歩アグレッシブに行けば、昼間、ヨモギ蒸しを毎日やれば腎虚がしっかりと温補されるのでお勧めします。(ちょうど内海先生のショップで、ヨモギ蒸しセットを12万円で販売していました) ちなみに、この風邪に個別の霊障は関与していませんでしたが、咳がとてもひどかった時に垣間見えたのは、霊障の集合意識体が槍投げに使うような長い槍で主気管支のあたりを貫抜かれたビジョンでした。 「霊障医学」なんて書いた仕返しでしょう。 まぁそれくらい霊障の集合意識体も焦っているということで善しとしましょう。