2011年7月30日土曜日

おはようさん 2011.7.30.

7月も終わり、来週はもう8月ですね。
梅雨が戻ってきたような天気が続きますが、お空の神さまが節電に強力してくれてるのかな?
東北の大雨も、河川が氾濫するのは困りますが、春から積もり積もった放射性物質を一気に洗い流してくれているのかもしれません。
町中の放射能をクリーンアップするには、あれだけの豪雨が必要だったのでしょう。
そう思うと改めて、これからの原発をどうするのか?
天地自然の答えは明確です。
豪雨や洪水を人間のパワーと頭脳で完全にコントロールできないのに、原子力に手出しするなぞ100年早い!・・・とつぶやいているような気がします。
医療も同じ。
検査して、手術して、投薬して、リハビリして・・・同じ病状に同じ治療しても、なぜか結果・予後に差が出てしまうことがあります。
なぜ? の答えはうやむやです。家族歴、生活習慣、性格・・??だからそんな落としどころで一件落着させて、忘れてしまいます。
万全の準備をして手術に臨んでも、何かが起こる・・起こらない方が不思議なくらいです。だから、医療では「想定外」は言い逃れだと怒られる&バカにされます。
明治&大正生まれの人たちは、そんな??の大いなる力が見えていました。
だから、毎日祈っていたし、治療がうまくいってもいかなくても、とても素直な感謝をいただけました。
こちらが全力を尽くしていることをちゃんと感じ取ってくれるから、うまくいけば、感謝&幸せに充ちた笑顔だったし、うまくいかなくても、ごくろうさまの感謝と大きな力に愛する人をゆだねた安堵感を感じさせてくれました。
患者さん&家族とひとつになって治療に専念できていた古き善き時代でした。
今はどうかな?
マニュアル化、この病気にはこの治療(他はダメ!)、コンピューター診断、ロボット手術・・・
うまく使いこなせればいいのだけど、ワープロ使ってると漢字が書けなくなるように、患者さんを自分の五感で診て、いろいろ感じて、失敗挫折を乗り越えながら、「自分の医療」の感性を磨き上げることが出来なくなってきているように感じます。
スキルアップは技術の向上だけではダメです。
感性がついてこないと、手術が上手なだけの先生やむちゃくちゃ論文が多いだけの先生になってしまいます。
我欲とエゴの世界が平和な時は、そういう先生方が大手をふるいます。
でも戦国時代末期や幕末のような時代の大転換期には、出る杭を打つハンマーな先生方であり、新しい時代の抵抗勢力になってしまいます。
原発はダメだ。だったら地熱はどうだ? 風は? 太陽光は? 波は?
我欲とエゴに支配されていない人は、発想の転換を自由にできます。
とんでもない、そんなことはありえない!発想ができます。
この国にはこれまで何度もそんな人たちが集まって、大転換を成し遂げてきた歴史があります。
これは日本のすばらしい遺伝子パワーです。
いつの時代でも、できない・ありえない・そんなはずはない・ムリな話だ・・・な人たちの方が大多数です。
でもなぜか日本では、そんな強大な殻を打ち破るヒーローが現れる歴史になっています。
今がその時。
この7月のモヤモヤした気分の中に、そんな夢と希望がちっちゃく輝いていることに気づきました。
だから、大丈夫。