2011年7月12日火曜日

おはようさん 2011.7.12.

早朝、朝練の中学生たちの声と一緒に目覚めて。
今日も猛暑を予感させるお日さまの輝きを眺めながら、
まだ蝉の声が響いて来ないのに気づきました。
ちょっと不思議な感覚のタイムラグ。
祇園祭だよ。楽しんでおいで。
大自然の精妙な時計の優しい息吹を感じた朝でした。


大震災から四ヶ月。
あの日あの時に終わったのではなく、
あの日から今も原発問題として試練は続いています。
避難は疎開。節電は「欲しがりません。勝つまでは」。大本営発表やドタバタ指揮権は、まるで太平洋戦争にタイムスリップしてしまったような気分です。
今、私たちは何と戦っているのでしょうか?
放射能、電力会社、マスコミ、政治・・・左脳はいろいろ叫んでいます。
でも、このままだと流れゆく時空間と共に、また輪廻転生してしまいそうです。歴史は繰り返す。繰り返す・・・ままに。

人生も似ていますね。
何となく十年ちょっとの周期で同じ壁にぶつかります。
人それぞれにそれが人間関係であったり、仕事であったり、生き方であったりしますが、何となく同じ試練に出会います。
そこでも、やっぱり左脳の声が聞こえてきます。
自分は本当はどうしたいのか? 
右脳で感じようとしても、左脳の蝉時雨が右脳を苛立たせて暴走させます。
結局、我欲&エゴに有利な方へと論理的に思考して判断したり、感情的に走り出したりしてしまいます。
今の日本の姿、そのものでしょう?

スピリチュアルのひとつの要素に「生まれ変わり」があります。
「前世療法」の大切なポイントのひとつは「人生の比較」です。
過去生を今生と比較して見る。それも死後の意識体の目で、つまりは超変性意識状態下で今生と過去生を見比べてみるポイントです。
すると今生も過去生も「似ている」「同じです」と悟ります。
何が? どこが? は本人にしか分かりません。言葉にできないけど、解釈できないけど、涙があふれてきて、わかるのです。
そこで「人生の節目は?」と聞いてあげると、今生の節目と過去生の節目が絡み合っていて、同じ壁に何度もぶつかっていることに気づきます。
壁にぶつかったらどっちの道を選ぶのか、どっちへ逃げるのか、そんなパターンまでもが見えてきます。
赤い壁にぶつかったら右へ曲がる。青い壁なら左へ曲がる。黒い壁ならバックする。
そんなアルゴリズムに支配された生き方をずっとずっとしてきたことに気がつけば、輪廻転生から自由になれます。
我欲&エゴを捨てろ!
捨てられれば神になれるけど、そこにも輪廻転生のパラドックスが仕込まれています。
難行苦行しなければ・・・。喜捨贖罪しなければ・・・。
又しても、ねばならない&あるべきだの輪廻転生地獄です。
捨てるのはムリ。でも我欲&エゴがあることを認めて、許して、そんな自分でも愛して、信じて、日々笑顔を心がけていれば、「これは我欲&エゴの囁きだな」「あれは我欲&エゴがウン%入っていたよ、ごめんなさい」とわかるようになってきます。
自分に組み込まれ支配されてきたアルゴリズムを捨てるのでなく、自分らしく生きるために使いこなせるようになります。
動物は火を恐れます。火から逃げます。
人間はその火を使いこなすことで文明を築いてきました。
我欲&エゴは内なる火です。
なすすべもなく火に焼かれ、逃げまとい、恐れおののいてきた輪廻転生はもう終わりにしましょう。
我欲&エゴの火の神に人生という生け贄を捧げるのはもう嫌です。
原子力を使いこなしたいという我欲&エゴに支配されるのではなく、
原子力という我欲&エゴを人間の知恵で使いこなしていく節目に今、立っています。
ひとりひとりのこころの奥の光色した叫びがtwitterやfacebookというツールでひとつの大きな声になってきたのも、「今が節目」の証です。
日本に大震災が起こって、世界の経済が断末魔をあげていて、情報公開やコミュニケーションが爆発した今、この時の意味はそこにあると感じています。