2011年5月26日木曜日

おはようさん 2011.5.24.

わんこのお散歩の帰り道、近くの黄梅寺のわんこ君にごあいさつを、と寄り道したら、お庭の佐藤錦をちぎってくださいました。
初物のさくらんぼ。
甘酸っぱくてほんわか優しい味が梅雨空を晴らしてくれました。
旬のものは、身体もこころもニュートラルに戻してくれます。
昔からずっとずっと天地自然は、わたしたちを愛してくれているんですね。
わたしたちが天地自然を愛して感謝すれば、善き道が見えてきます。
原発事故以来、悲しいことに政府にも企業にも国民にも一片の愛も感謝もありません。
事態は悪化し続けて、挙げ句の果てには神さまのせいにまでしてしまいました。

人間が病気から治るのは、薬や手術のおかげではありません。
自然治癒力がなければ、どんな薬も手術も効きません。
メスを入れれば傷がふさがらず、薬を飲んでも胃腸も肝臓も吸収代謝せず、
じゃぁこれではどうだ!と薬を点滴すれば腎臓がダウン・・・
そもそも自然治癒力がないと、明日の生命さえおぼつきません。
内科医でも外科医でも、己を知り畏れを知る医者は祈ります。
できるだけの手当をして、後は時間に委ねます。自然治癒力に患者さんを託します。
人間は生きものであること、人間は生かされていることを知っているから、自分が治したのではなく、天地自然の法則に乗れたから治ってくれたと祈り、感謝します。
医者はみんな、天地自然に逆らう恐ろしさを若いときにこころに叩き込まれます。
その恐ろしさを祈りと感謝に昇華させられるかどうか・・・上医への道だと思います。

今、この国の舵取りをしている人たちに欠けているのは、そんな畏れではないでしょうか。
愛と感謝、そして祈り。どこにも誰にもありません。
保身、エゴ、我欲。
この国を、そして世界を恐怖と絶望の暗黒が飲み込もうとしています。

命惜しむな名をこそ惜しめ

命どころか、権力や利権、金銭争奪戦に奔走してる各界のリーダーたちに絶望した向こうに、
何が待っているのでしょうか・・・

感謝と祈りのこころがあれば、天地自然は穏やかに私たちを迎え入れてくれます。
私たちの科学技術も一緒に迎え入れてくれるので、案外、日々の暮らしもお仕事もやっていけますよ。
100年前、50年前、20年前に戻ることはありません。
今までの競争&消費社会の流れがコロッと変わってしまうだけです。
そして、まるで有酸素運動してるように、そんなゆったり世界の方が心地よく、みんな笑顔になれます。
前に戻るのではなく、別の道を前へ進んでいきましょう。