2011年5月11日水曜日

おはようさん 2011.5.11.

すっかり梅雨模様ですね。
シトシト・・ジメジメ・・・
まぁ、たまにはお日さまにも背伸びさせてあげましょう。
雨雲の上で、思いっきりくつろいでいるお日さまに、
いつも&これからもありがとうです。

おはようさん!

大震災から二ヶ月過ぎて。
亡くなった方たちのために祈りを捧げ、その家族を励まし勇気づけるのは宗教の天職です。
平和な時は、曹洞宗、真言宗、天台宗、臨済宗、日蓮宗、浄土宗・・・十三宗五十六派、それぞれが好きにしても構いません。
でも、お釈迦様の教えの解釈の仕様がちょっと違うだけ。
どの宗教だって同じで、キリスト教もイスラム教もこの「解釈のちょっとの違い」でたくさんの宗派に分かれてます。
平和な時はそれでオーケー。
他はダメだ、我が最高だ・・なんていってると、大いなる光さんから笑われちゃうけど、まぁ、全身泥だらけになっておままごとしてる幼子のようで、大いなる光さんはオーケー&オーケーしてくれてます。
今回の大震災にはさまざまな意味がありますが、宗教にとっても大きな試練であり、覚醒のチャンスです。
それは群雄割拠していた戦国時代を天下布武していった信長、秀吉、家康たちの時代にも、右往左往してる幕府の下で全国諸藩を新しい形にまとめ上げていった幕末維新の時代にも似ています。
仏教だけでも五十六派あるけど、今、この時にこそ、ひとつにまとまって、人々のために祈らなければ・・・次の光の時代には移れないでしょう。
仏教のことも、ましてや他の宗教のこともよくはわかりません。
けれど、「人々のために祈る」「人々を元気に、笑顔にする」のはどの宗教宗派でも根源じゃないかな?と思います。
直接、お釈迦様に聞いてきたわけじゃないけど、きっとね、お釈迦様にコンタクトすれば、そういうだろうなぁと思います。
戦国時代も幕末も、日本がひとつにまとまっていなければ、外国の植民地になっていたかもしれません。
政治経済でひとつにまとまるのはムリでしょう。我欲もエゴも強すぎますから。
祈りの世界が唯一残された希望です。
私も去年秋、剃髪してみて分かりました。
生まれた時からの頭髪がバサッ、バザッと落ちていく時に、それまでの我欲もエゴも呪縛も一緒に落ちていく、手放していく感覚が妙にうれしくもあり、爽快でした。
だから、お釈迦様の弟子に連なる皆さんが今、ひとつになれないわけがありません。
この大震災はあらゆることに「原点に戻りなさい」と言っている気がします。
祈りの原点に戻りましょう。
そうすれば、自ずと今、やるべきことが見えてきます。
お釈迦様だったら、今、どうしているかな?
どの教典教義を持ち出してきても、きっと震災地でお釈迦様が祈ってる姿が見えてくるんじゃないかな?と思います。
誰かだけのためにじゃなく、道々で出会う人、みんなに涙しながら祈っている姿、手を取って励ましている姿が見えます。
袈裟も衣も骸に捧げて、裸で歩き祈っている姿が見えます。
人影のなくなった家々に残された獣たちにエサを与えている姿が見えます。
放射能? 生と死を説くからには、すでに死の向こうにいますからね、気にしませんし、ちゃんと守られてます。
自衛隊10万人。お坊さん30万人・・・
東北の人たちがどんどん笑顔になって、こころから元気になって・・・
東北に極楽浄土が生まれ、日本中にひろがっていく・・・
きっと十三人の偉大な教祖さまたちも、同じ夢を見ながら、立ち上がろうとしていることに期待しています。