2019年6月11日火曜日

おはようさん 2019.6.11.

 平行次元病  今、すべての過去生も未来生も平行次元も「今この時」の一点に収束しています。  退行催眠や瞑想を使わなくても、フッと意識を向けるだけで過去生・未来生・平行次元が見えます。頬を撫でるそよ風のように、過去生・未来生・平行次元の自分の声や想いが伝わってくることもよくあります。  これらの次元たちが「今この時」に同居しているために、過去生のトラウマや絶望的な未来生のビジョンや平行次元にいる「もうひとりの自分」が助けを呼ぶ叫び声などが幻聴幻視や幻覚妄想を引き起こしていることは拙著「幽幻医学」に書きました。  宇宙は不必要なことは起こしません。すべてに必ず意味や目的があります。今、すべての次元が「今この時」に収束しているのは、私たち個人個人も、すべての動植物たちも、地球自体までもが三次元波動から五次元波動へとジャンプアアップするために不可欠だからこそ起こっているのです。これは宇宙の一大イベントなので、多くの宇宙人や宇宙意識体が今、地球と私たちに熱い視線を向けています。  「今この時」にいる私たちは、誰もが最初は三次元波動世界の住人です。「今この時」に収束している過去生も未来生も平行次元も、すべて三次元波動の世界にいます。五次元波動の人には三次元波動の世界は見えますが、三次元波動の人に五次元波動の世界は雲の上の世界なので見えません。三次元波動の人には、五次元世界の過去生・未来生・平行次元は見えないのです(実は五次元世界にはもう過去生も未来生も平行次元もないのですが、そのお話はまた別の機会にしましょう)。  宇宙も地球も、私たちが五次元波動に目覚めるように促《うなが》しています。五次元波動のエネルギーを送ってくれたり、三次元世界の末路を見せてくれたり、宇宙の英知を味見させてくれたりしながら、私たちの目覚めをサポートしてくれています。  三次元世界と五次元世界は、右足から左足へと軸足を移す要領で簡単に移行できることは別の章で述べました。三次元世界と五次元世界の隔たりは、そんな一歩分でしかないのですが、三次元世界の人たちにはその一歩が、エベレストの頂上のようにはるか彼方に思えます。三次元世界の我欲とエゴと煩悩への執着をすべて手放して自由にならないと、五次元波動にはなれないからです。  魂レベルで「目覚めるぞ!」 と決心した人には、財・愛・病・生きがいの4つの試練と浄化が起こります。自分が三次元世界の我欲とエゴと煩悩に如何に執着していたか、毒されていたのかをまざまざと見せつけられます。それぞれの試練のどん底で徹底的に浄化されると、五次元波動の「自由自在」を得ることができます。この自由自在が五次元世界へと飛翔していく翼となります。  そんな試練と浄化は、過去生や未来生や平行次元の「もうひとりの私」にも及ぶことが多々あります。いつの時代もカルマの浄化を生業《なりわい》にしてきた人たちがおりましたが、幸いにして「今この時」にすべてが収束している今なら、簡単にすべてのカルマを浄化してしまうこともできます。大本の過去生を浄化解放してあげると、あとは芋づる式に浄化解放されてしまいます。  逆に、「今この時」にすべてが収束しているからこそ、試練に破れてしまった「もうひとりの私」や浄化の炎に苦悩している「もうひとりの私」が、自由自在の翼で五次元世界へと飛翔している「本当の私」の足を引っぱっていることがよくあります。もう五次元波動なのに、なぜか財・愛・病・生きがいの試練を引きずってしまっているケースです。  これは「本当の私」の平行次元である「もうひとりの私」が原因であることがほとんどです。ロケットの打ち上げシーンを思い浮かべてください。三次元世界から打ち上げられたロケットは大空高く上昇すると、第一段目を切り離します。さらに高く上昇すると、第二段目を切り離します。最後に衛星を周回軌道に投入できれば大成功! です。  「本当の私」が衛星で、「もうひとりの私」は切り離されていったロケット部分だと思ってください。切り離されたロケット部分は地上に落ちていきます。せっかく五次元世界へ行くぞ! とがんばったのに、燃え尽きて三次元世界へ落ちていく「もうひとりの自分」がいるのです。  三次元世界へと落ちていく「もうひとりの私」が、順調に五次元世界へと上昇している「本当の私」に気づくとどうなるでしょうか?  私は試練に負けて三次元世界へ落ちていきますが、あなたはこのまま五次元世界へ飛んでいってくださいね。無事を祈っています・・・なら良いのですが、そこは生身の人間ですし、我欲とエゴと煩悩が渦巻く三次元世界へ落ちてしまうわけですから、浄化したはずの嫉妬や悲しみや憎しみに囚われてしまっても不思議ではありません。ひどい自己卑下や虚無感や後悔の念にさいなまれたゾンビになってしまうことさえあります。  このような「もうひとりの私」たちは、早く死にたい・・・ 早くすべてを終わらせたい・・・ と思いながら三次元世界をさまよっています。この怨念が五次元世界へ飛翔している「本当の私」にからみついて、財・愛・病の幻獣となって襲いかかってくることがあるのです。  それは試練に負けた「もうひとりの私」が生き霊となって「本当の私」に取り憑き、霊障病や幽幻病となっているケースです。過去生や未来生には起こりません。五次元世界へ飛翔している「本当の私」の平行次元にだけ起こる病です。  例えれば、女性がワクワク&ドキドキしながら思い切って長年のロングヘアからショートヘアにバッサリとカットしたとしましょう。「うわぁ ステキ! とっても似合ってるわ」 と人生がグレードアップすれば万々歳ですが、「あぁぁ やっぱりダメだわ。何をやってもダメねぇ。あぁ やめておけばよかった」 と後悔と自己卑下の嵐に翻弄されている時、目の前を颯爽と楽しそうに歩くショートヘアの自分のそっくりさんが現れたら・・・あなたなら、どうする? です。  そう、そのダメだとわかっているけど思ってしまう想念が、そっくりさんに目の前でつまづいて大ゴケさせてしまいます。普段なら「あぁ ごめんなさい。とんでもない念を送ってしまいました。もう二度としません」 と言えるあなたでも、ヘアースタイル事件でこころが闇に染まったあなたには、魔性のささやきが次々と聞こえてくるでしょう。  ショートヘアのそっくりさんがその後も、痴漢やストーカーに襲われたり、泥棒に入られてお金の蓄えを全部持っていかれたり、早期ガンが見つかったり、婚約していた彼に愛人が発覚したり・・・あなたが鏡を見て溜息をつく度に、何かがそっくりさんを襲ってしまうのが、この平行次元病の恐ろしさです。  治療法は、まず三次元世界のアカシックレコードを破壊します。自分の過去生・未来生・平行次元はもちろんですが、もう三次元世界は不要ですので、丸ごと破壊してしまいます。幸いなことに、三次元波動のアカシックレコードは、すでに破壊されてしまって、今、見に行っても廃墟が広がっているだけですので、その廃墟の中から自分のアカシックレコードの破片を集めてきて、空と無の世界の究極のゴミ箱に放り込んでしまうだけでOKです。  次に「本当の私」に取り憑いている生き霊の「もうひとりの私」を救済・浄化していきます。三次元世界に落ちてしまった「もうひとりの私」を五次元世界へと連れ戻すことは難しいでしょう。三次元世界の我欲とエゴと煩悩の力を甘く見てはいけません。  手立ては、落ちていった「もうひとりの私」を黄泉の国へ封印してしまいます。「もうひとりの私」の魂もその人生もすべて、黄泉の国へ導いて完全に封印してしまいます。この際に必要なのは、「本当の私」の女性生を十分に解放しておくことです。「本当の私」の意識体を縄文開竅しておくことが求められます。  すでに2018年の年頭に世界中の磐座が開竅して、世界が縄文の波動に染まりました。世界中で女性生が解放されたのです。この女性生のエネルギーを用いれば、「本当の私」の女性生の解放もそれほど困難なことではありません。  縄文開竅は、黄泉の国に封印されていた女性生の解放が始まったことを意味します。女性生を解放できた人だけが黄泉の国へと行き来できるのです。「本当の私」の女性生が解放されていれば、「もうひとりの私」がどんなに傷つき、女性生が未だに虐《しいた》げられていても、黄泉の国へと連れて行くことができます。黄泉の国に封印して、時間を止めてしまうことが「もうひとりの私」の最高の救済になります。  具体的施術は、「イザナミの術」を用います。まず空と無の世界から「もうひとりの私」に波動的に繋がり、空と無の世界に連れ戻ってきて浄化します。次に空と無の世界から黄泉の国へと繋がり、「もうひとりの私」を送り出します。その際、黄泉の国の守護神の許可を得ます。黄泉の国に入った「もうひとりの私」の時空間は永久に止まります。もう生き霊ではなくなった「もうひとりの私」は、「本当の私」が五次元波動の世界を自由自在に飛翔している夢を永久に見続けるでしょう。やがて「もうひとりの私」は「本当の私」と夢の和合を起こし、「もうひとりの私」は消えてしまい完治します。  平行次元病は、自分が生き霊となって自分を霊障する病です。もうひとりの自分が生き霊の正体だった・・・まさかそんなことが・・・起こるのが三次元世界と五次元世界の狭間の摩訶不思議なところなのです。