2018年6月6日水曜日

ごきげんさん 2018.6.6.

傷ついたインナーチャイルドを残したまま、肉体の死を迎えたらどうなるのでしょうか? 傷ついたインナーチャイルドは様々な思念を抱いています。 悲しみ、こころの痛み、苦しみ、絶望、恨みや憎しみ、嫉妬、自己否定感・・・ インナーチャイルドの場合、それらのネガティブな思念を代表するのが「悲しみ」です。 大人の誰もが、多少なりとも傷ついたインナーチャイルドを持っています。 死が訪れた時、そんな傷ついたインナーチャイルドの思念も肉体を離れます。 傷ついたインナーチャイルドのことをすっかり忘れてしまった大人たち、 インナーチャイルドのトラウマに執着しなくなった大人たちが死を迎えた時には、 傷ついたインナーチャイルドの思念は、スッーと霧が晴れるように蒸発してしまいます。 トラウマを負った事件は、人生の中で流れゆく、ひとつの単なる出来事になってしまいます。 時々、インナーチャイルドのトラウマに執着している大人を見かけます。 「許せない」「信じられない」という言葉をよく口にされる方々です。 死を迎えて魂が天へと昇って行っても、インナーチャイルドの「悲しみ」の思念は、この世とあの世の境に取り残されます。 「悲しみ」の波動は、同じ「悲しみ」の波動と静電気のように引き合い、大きな集まりを作ります。 インナーチャイルドの「悲しみ」の湖ができてしまいます。 多くの人が亡くなるところ・・・例えば病院に行くと、生気を吸い取られたように疲れてしまうのは、そんな「悲しみ」の湖に足を取られたからかもしれません。 地球は私たちの母なる星です。 母の慈愛で満ちています。 インナーチャイルドの「悲しみ」の思念も、母なる大地にゆっくりと降りていき、やがて母なる大地に吸い込まれ浄化されます。 インナーチャイルドのトラウマへの執着が弱いほど、その「悲しみ」の思念は早く母なる大地へと降りて行けます。 あまりに「許せない」「信じられない」執着が強いと、「悲しみ」の思念は、夜な夜な、この世をさまようことになるかもしれません。 もし、同じような「許せない」「信じられない」強い執着を持って生きている人と出会うと・・・毎夜の悪夢や金縛りの原因になることもあります。 母なる大地で浄化されたインナーチャイルドの「悲しみ」の思念は、感謝と喜びに昇華されます。 母なる大地に、感謝と喜びが芽を出し、葉っぱを茂らせて、花が咲きます。 色とりどりの感謝と喜びの花々です。 ひとつひとつの花から妖精が生まれます。 インナーチャイルドが妖精に生まれ変わったのです。 妖精たちは、感謝と喜びに引き寄せられます。 素直な人、自分を許せる人、自分を信じられる人、自分を愛せる人に、妖精たちは集まってきます。 妖精たちが集まるところに、天使も守護神も集まってきます。 そんな妖精たち、天使や守護神たちのいのちの源をたどっていくと、母なる大地が浄化したインナーチャイルドの「悲しみ」の思念が見えてきます。 この世を生きていく中で、誰しもインナーチャイルドの「悲しみ」の思念を抱きます。 それは悪いことではありません。天地自然の理のひとつです。 その思念を手放すことを学ぶために、この世を生まれてきたわけですから。 感謝と喜びで満ちた妖精たちも、インナーチャイルドの「悲しみ」のことはよく知っています。 その「悲しみ」の浄化を糧として、生まれてきたわけですからね。 インナーチャイルドの「悲しみ」の思念をよく知っているからこそ、この世の子どもたちの気持ちととてもよく通じあえます。 妖精が見えるのは子どもだけ。 それは、大人になると、インナーチャイルドの「悲しみ」の思念を忘れてしまうからかもしれません。 死ぬ直前には、今生の最初から最後までをゆっくりと見直すことができます。 その時、インナーチャイルドの「悲しみ」の思念を思い出すことでしょう。 執着せず、許して、信じて、感謝して・・・そうだったのかぁ ありがとう と言えれば・・・ あなたの「ありがとう」の言霊から、妖精が生まれます。 妖精を生んだあなたの魂の波動は、より美しく、より高くなります。 とても大きく深い「悲しみ」の思念を「ありがとう」の言霊に昇華すれば、天使が生まれるかもしれません。 死の床について、自分のインナーチャイルドの「悲しみ」の思念を思い出したら・・・ 「ありがとう」と呟きましょう。 あなたが生んだ妖精や天使が、きっとどこかのだれかを守り、幸せにしてくれます。 まわりまわって、いつか、生まれ変わったあなたが、あなたの生んだ妖精や天使に出会い守護してもらうと・・・ その人生は最幸になること まちがいなしですよ。