2018年1月30日火曜日

ごきげんさん 2018.1.30.

「スリランカの悪魔祓い」を書かれた上田紀行さんは、すでに30年前に「日本人には何かが憑いている」と指摘されています。私も、実は日本人は憑依されやすい体質だと感じています。その第一の原因は、喜怒哀楽の表現が下手なことです。  感情を抑え込んでいると、こころの換気が悪くなります。動物霊は暗い気持ち、ジメジメしたこころが大好きです。いつもうつむきかげんでいると、背後からソッと忍び寄ってきた動物霊に簡単に憑依されてしまいます。  怒りや憎しみ、嫉妬をこころに閉じ込めていると、五臓六腑が次々と病気に冒されます。そして、難治性の高血圧や不眠症、頭痛、胸痛、腰痛、イライラ型の認知症に陥ってしまうと、攻撃が大好きな霊障に憑依されてしまいます。  日本人は喜怒哀楽の表現が下手くそな上に、近年、忖度が強く求められるようになり、身体にもこころにも押し殺された感情の毒が充満している人たちが増えました。老若男女すべてが吐き出す感情毒が霊障病のパンデミックを支えています。  霊障病のワクチンはありませんが、喜怒哀楽の感情を発散することで、霊障病を予防することはできます。  歌を歌う。運動する。おしゃべりする。  いつも鼻歌を歌っている人、いつも階段を使っている人、ペットやTVにしゃべりかけている人は霊障病になりません。  昔ながらの祭りや年中行事は、喜怒哀楽の発散の場でもあり、この世と霊界のバランスを保つ一翼を担っていました。それを現代人は少子高齢化や騒音問題、人々の閉じこもり化などで疎かにしてしまいました。  時間、to do、お金、デジタルにがんじがらめになってしまった日本人を霊界から見ると、どのように見えるのでしょうか?  すべての人たちが霊障病に冒されてしまうと、それが普通となってしまいます。この世がゾンビの世界となってしまいます。無表情にスマホを見ながら電車に乗り、食事をし、デートをしている人たちは、デジタル・ゾンビそのものです。仮想通貨に群がり、阿鼻叫喚の奪い合いを繰り広げている人たちは、デジタル我利我利亡者です。  霊障治療はまず自然医学から。食養生と生活養生が免疫力と自然治癒力を高めてくれます。自然医学に軸足を置くと、時間がゆっくりと流れ始めます。アナログな景色が蘇ってきて、五感の喜びを取り戻せます。お金よりも大切なものを思い出します。そして本当に今やるべきことが見えてきます。デジタルの呪縛が解けて、デジタルを使いこなすことができるようになります。  多くの人たちが、このままでは大変なことになる、世界が終わってしまう、と心のどこかで危惧しています。それは霊界でも同じです。この世と霊界は陰陽で、霊界は天上の光に照らされたこの世の影の部分です。もしこの世が終わってしまえば、霊界も同時に消えてしまいます。  霊障が急増してきたのは、このままだとこの世も霊界も共倒れになってしまう、早く気づいてくれ!という霊界からの悲痛なメッセージなのかもしれません。  自然医学、食養生と生活養生に切り替えないと、未知の致命的な流行病がこの世も霊界も滅ぼしてしまうという警告を霊障たちは伝えに来ているように感じています。