2018年1月6日土曜日
ごきげんさん 2018.1.6.
慢性腎不全で透析の宣告を受けられた方が華佗診を初診されました。
食べ過ぎの肥満ー糖尿(ダイエットに成功)ー脳卒中(右脳内出血)ー慢性腎不全 の経過です。
顔貌にはさほど腎虚は現れておらず、これで透析?が第一印象でした。
腎臓内科医は足がむくんでいないのを不思議がっていたそうですが、左右照海穴(KI6)に水毒がないのでまだむくみません(これで透析??)
アーユルヴェーダの脈診では、ピッタが全体的に暴れ回っている実熱タイプ・・なるほど脳卒中になりますね。
過剰なピッタの原因はいろいろ伺って目星がつきましたが、プライベートなことなので割愛です。
舌診も脈診通りの初見があり、腹診では鳩尾(CV15)まで圧痛のある強い柴胡証でした。
チベット尿診では、やはり軽い実熱証で頭熱足寒、中脈にやや蛇行ありでした。
安保徹先生の自律神経免疫論に準拠した院内採血では、なんと顆粒球75%以上の交感神経の超過緊張状態でした・・・脈診でピッタ過剰になるはずです。
脳氣功では、左脳がとても固い方で右脳を強く圧迫していました。右脳の脳内出血はこの固い左脳に押しつぶされる形で二次的に生じた出血だったので、リハビリもよく効き後遺症もなかったのでしょう。
この左脳の固さの原因も推察できましたが、これもプライベート割愛します。
左脳には、これまでの心的ストレスによる微小梗塞がたくさんありましたが、これも顆粒球過多によるものです。
このまま気づかずに交感神経の超過緊張状態を放置していたら、透析ー認知症ー脳卒中再発の最悪コースになっていたでしょう。
華佗氣功で心身を診ると、運動不足による軽度心不全、脾腫による胃彎部の圧排、十二指腸の胆汁汚染、脂肪肝、腸内フローラの冷え、左右腎の冷えと悪血などが診えました。
弁証は、典型的な頭熱足寒、腎の二次的な水毒悪血、主因は慢性的な心因反応と診ました。
つまり・・・慢性腎不全モドキです。
血液検査上のBUNとクレアチニンも高値ですが、数ヶ月ならまだがんばれる値です。
この方は以前に飲尿療法をされたことがあったので、
1)まず尿療法の本の中から「命の水」と「尿療法バイブル」を読んでいただいた上で
2)尿断食1ヶ月間(自尿すべての飲尿と人参+リンゴジュース)
3)伴侶に下腹部への尿マッサージをしてもらう
4)早寝早起き 太陽礼賛
5)腎不全を脱したら、アダム徳永先生のカップル講習を受けるべし
(この夫婦に最も必要なもので、腎不全を完治させるための最強の治療法=性格と生き方の大どんでん返しに最適)
これらの療法をお示ししました。
本来はひどい交感神経の過緊張状態ですから、華佗刺絡氣功の絶対適応ですが遠方の方ですし、他の鍼灸師さんを主治医にされておられるので、こちらはあえてお薦めしませんでした。
再度、アーユルヴェーダの脈診を介して、これらを素直に取り入れた近未来を診ると、春には完治して、新しい人生の使命と天職を始められていました。
今回、私の診察に導かれて来られたのは、これらの生活養生を聞くためだったのでしょう。
すぐに本気で取りかかれば春には完治しますが、ズルズルとやらなければ透析に堕ちるでしょう。
せっかく神さまがくれたチャンスです。
うまくチャンスを活かして欲しいと願っています。