2018年1月11日木曜日
ごきげんさん 2018.1.11.
線維筋痛症を安保徹先生の門下ドクターの灸法で克服した後に、難治性の腹部脂肪肉腫の手術を繰り返している患者さんが初診されました。
度重なる手術と放射線治療で左足に障害が出ています。
顔望診で左顔面神経の軽度マヒ(舌咽・舌下神経にはマヒなし)、軽度の肝火、元々右>左の先輝暗点や嘔吐を伴う偏頭痛があったそうです。
舌診は見事に現症状通りで腹部に強い陥凹が目立つので腹腔内の癒着は相当にひどいと診ました。
アーユルヴェーダの脈診でも腹部初見は舌診と同じ強い虚を呈していました。松果体にヴァータにあおられたピッタがあり、これが不眠症の1次的原因でした。
深い脈から今生の既往を診ていくと(プライベートなことなので書けませんが)偏頭痛・線維筋痛症・腹部脂肪肉腫という一連の病の根本原因が浮かび上がってきました。
チベット医学の病の4分類
1 過去生のカルマ(行為)に起因する病
2 今生のカルマに起因する病
3 鬼神による病
4 表面的な病(食養生と生活養生で治る病)
この方の病の根本原因は、今生のカルマに起因する病だと診ました。
(もちろん 表面的な病を治す食養生と生活養生も大切ですが)
腹診では予想通り肝火上炎犯胃の証であり、特に下腹部にひどい冷えと悪血がありました。
右腎は虚冷で先天の腎精虚、左腎は虚の中に実陽が潜んでいて後天の腎精実でした。
背診では、左膈兪(BL17)に最も強い反応がありました。
脳氣功では鎮痛剤等の薬害が脳全体を覆い隠していたので、薬師波動に上げて診ると、前述の松果体部に冬の夜空にさめざめと輝くお月さまのようなエネルギー体がありました。
頭頂(百会穴・北斗穴)は閉じており、中脳・視床下部のホルモン中枢はエネルギー的にコントロール不能状態でした。
ただ、脳幹と小脳に冷えはなく、多少のアンバランスはあるものの、治療のアンカーポイントが見つかったことはとても明るい希望です。
頭蓋仙骨経絡:中脈はひどい気虚ですが閉塞はしていませんでした。
華佗氣功で全身を診ていくと、すでに脾臓摘出術・大腸の一部切除術・下腹部への放射線治療を受けた関係で食道と胃に腸管造血幹細胞が集まっており、その分、消化機能は落ちていました。
膵臓もやや脂肪化して肥大気味、肝臓もエネルギー的に脂肪化していました。
チベット尿診でも実熱証を診ました(詳細はプライベートにて伏せます)
安保徹先生の自律神経免疫論に基づく白血球の顆粒球:リンパ球比率は、顆粒球が60%より少し過多で軽度の交感神経の緊張状態でした。
以上を踏まえての私からの治療提案は・・・
光の前世療法:光との対話グループワーク仕様録音版の「病気の原因篇」と「病気の治し方篇」をやってみて、今生のカルマ(この患者さんご自身が引き起こしたカルマではなく、生まれながらに持たされてきた「仕方のない」カルマです・・・詳細は患者さんには語りましたが、ここでは伏せます)と向きあうことで、病気の原因と意味・学びを悟れば、この病気は治っていくでしょう。
カルマとの対峙が難しいようなら個人ワークも必要でしょう。
松果体のエネルギー過剰反応には「おやすみヒプノ」をお薦めしました。
これは前述のカルマとの対峙にも役立ちます。
病の根本原因がほぐれ始めたら、次の治療ステップとして華佗刺絡氣功や尿療法をお薦めします。
うまくいけば、春には歩けて、夏には走れるようになるでしょう(そんなビジョンが見えましたから)