2010年10月27日水曜日

ホルモン補充療法

今夜のためしてガッテン。ホルモン補充療法がテーマだった。
更年期障害に数年間の女性ホルモン服用を。
安全性のアピールはもちろんのこと、昔の癌になる妄信をわかりやすく否定していたのがよかった。

最後に、長期服用例の効能もさらっと入れてくれて。
これはアンチエージングの世界の話題。
患者さんと二人三脚でうまく使えば、ほんとに良い療法なのだ。
でも、こういう療法は患者さんの生活レベル・常識レベルに相関する。
「近所の誰かがやめとけと言ってた」に負けるようではどうしようもない。

医療は「お任せします」から「私が決めます」の時代へ。
自分の身体は自分でケアーする。
人生50年の時代はみんな横並びの医療でよかったが、人生100年以上になると、自分で生き方を決めるしかない。
大原則は自己責任。

患者さんに自己責任を求めるには、医療側が多くの選択肢とそのメリット・デメリットの情報を提供できなくてはならない。
療法の選択肢が限られる専門医ばかりになると、「お任せします」で「責任取れ!」な和輪笑のないモンスターランドになる。

大病院志向は、専門医がたくさんいるから何にでも対処してくれるという妄想から来ているのかも?
実態は、医者同士のプライド・意地で和も輪も皆無な白い巨塔。
町の開業医は医療費抑制の集中攻撃で壊滅しパッションも希望もなく信頼されない。
モンスターが増殖&闊歩するのはこれも原因だろう。

今夜のガッテン見ながら、そんな哀れを想ってた。
私? 
ホルモン補充療法の短期も長期も出来るし(抗加齢医学会専門医だもん)、ホルモン使えない人への漢方だってお手のもん(漢方専門医だよ)、癌検診の紹介状だって平気で書くしね。
このオープン過ぎるのが医師会&お上の逆鱗に触れるんだろうなぁ。