2011年11月30日水曜日

おはようさん 2011.11.30.

今朝の山元加津子さんのメルマガを読んでいて、ほくそ笑んでしまいました。
真夜中のラヴレター。
でも、同い年の人が情熱にうなされながら想いを書けるってことが、とってもうれしかったのです。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/miyapupuro/kokorokakehasi.html

睡眠薬と脳のお話をちょっとしましょう。
アーユルヴェーダでも脳科学でも、一日は朝・昼・夕が2サイクル回っていると考えています。
夜12時を過ぎると、脳は真っ昼間の活動期と同じ状態に入ります。
一番受験勉強がはかどる時間帯で、本来、脳は昨日あったことや情報を花占いのように、要る・・要らない・・・って仕分けしてるわけですね。
だから終わったこと、要らないことは忘れられるし、大切なことは引き出しにしまっておけるわけです。
早朝4時になってやっと夕暮れクーリング帯です。
だから、不眠症の人も早朝は眠れるわけです。
一睡もしていない!って言う人たちも、結構この時間帯はウトウトしてます。ただ、寝た気がしないだけです。(ちなみに、ベトナム戦争の人体実験で、捕虜を完全監視下で眠らせないと、72時間で全員、気が狂ったそうです。だから、不眠症の人は、必ずどっかでちょろっとウトウトしてます)
睡眠薬を処方するときも、患者さんには12時のシンデレラタイムまでに飲むように指導してます。
12時を過ぎると、体内時計との兼ね合いから、必ず翌朝はボッ〜としちゃいます。どんなに弱くて少ない睡眠薬でも、ボッ〜〜です。
睡眠薬なしで眠りたい。だから飲まなかったけど、やっぱり眠れないから1時、2時に飲んだら、朝からボッ〜〜としてしまった。やっぱり睡眠薬は怖い。。。になってませんか?
それは飲み方が悪かっただけなんですよ。
最近は、睡眠導入剤に弱い抗不安剤を加えて飲んでいただいて、ぐっすり眠れたって(子供の頃に戻ったようにって満面の笑みで喜んでいただいた方も)喜んでいただいています。
シンデレラタイム。
身体は眠って、脳が「昨日」のお掃除してくれてる大切な時間帯だから、ちゃんと寝ましょうね。
若返りのホルモンも出て欲しいでしょう?
夜は身体は眠ります。そして朝4時頃から目覚め始めて、いろんなホルモンを放出します。
成長期の子供の何十分の1だけど、ちゃんと成長ホルモンも分泌されてきます。
若い頃は夜、身体を眠らせないで成長ホルモンや下垂体・甲状腺ホルモンの分泌量が落ちても、元々の量が中高年&老人とは違うから、平気です。
若い頃は無理ができる・・・ってヤツですね。
ピンピンコロリしたければ、無理がきかなくなったなって感じ始め頃から、早寝早起きしましょう。
男性はヤル気元気の源の男性ホルモンを保てるし、女性はピチピチキラキラの成長ホルモンで人生をいつまでも楽しめますよ。


「ずるくて、自分が優位に立ちたくて、誰かの幸せがねたましくて、強くみせた
くて、でも誰よりも弱くて、情けなくて…。でも、湧き上がるようにしたくなってし
まう思いは、自分では制御のなかなかきかないことなのかもしれません。」(宮ぷー こころの架け橋ぷろじぇくと 第848号)

先日、京都の紅葉写真を撮りに行ってきました。一人暮らしや足腰の悪いお年寄りたちを連れて行ってあげたいけど無理だから、せめて写真で楽しんでもらいましょうって。
医院のリハビリ室と待合のTVでスライドショーしたら、錦の思い出話に彩られて、笑顔が増えました。
(appleTVが大活躍。ジョブズさんが思い描いた近未来のビジョンです)
でも、今年の京都の紅葉スポットではなぜか、かっこさんが今日書いたような写真家さんばかりで、すごくこころが疲れちゃいました。
美しいものを撮らせていただくには、自分のこころが美しくなければ、優しくなければ、愛おしくなければ・・ね。
お相撲さんの心技体と同じ。
今年の京都の紅葉は、どこもくすんでいて、まるで毒に当たったようでした。
だからかな? 写真家さんたちのこころの奥の毒も出てきたのかもしれないなって思っていました。

「そしてその男の人の心はたぶん私の中にもある闇の部分。私たちはいつも闇の部分を抱えながら、けれど、光の部分も確かに持っていて、生きている。もし、誰かの闇の部分にひどく傷ついてしまう自分があるときいたとしても、決してその人自身を恨んだり、憎んだりしても仕方がないこと。だって、その部分は自分の中にもあるし、みんな与えられた生まれや、顔やその時々の心を船に積み込んで一生懸命明日へ向かって漕いでいるんだもの。」

たくさんの人たちを過去生&光さんのところへとガイドしてきて、ご褒美にいただいた悟りは、私はあなたで、あなたは彼で、彼はあいつで・・・。殺し殺され、愛し愛され、裏切り裏切られ・・・ずっとずっとありとあらゆる人をやってきたわけです、誰もがみんな。今、世界中で生きてる人たちの人生も全部、いつかのどこかの自分だったわけです。
♪ 左の人 右の人 ふとした場所できっと繋がってるから 片一方を裁けないよな 僕らは連鎖する生き物だよ ♪ (ミスチル タダダキアッテ)

ハヤク ソコ ドイテ! ってココロのどっかで叫んでいる自分も、口に出してブツブツいってるお隣さんも、罵声を浴びせてるあそこのおじさんも、同じだよねって思うと、許せるし、愛せるし、まぁいいかって手放せるし。
こころの闇って、とっても大切なものだと思う。
光だけだと、それは真っ白な画用紙だから。
闇が赤青黄色の彩りを生み出し、陰影が奥行きを味わわせてくれます。

神さまにこの悟りでどうだ?!のリーチ!してる「和・輪・笑」も、光と闇が織りなすもの、清濁善悪愛憎・・・全部飲み込んだ背景に浮かび上がってくるものだから、この宇宙は光と闇で充たされているし、美と祈りが響き渡ってるわけ。
光と闇は良いことも悪さもしなくって、ただ水のように充たされてるだけ。そこに風のように美と祈りが響いて(それも未来から過去へ!)、キラキラさざ波を起こしてる。だから、いつかの善きことが宇宙の約束になってるのです。

来年の紅葉はきっと透き通ってきれいですよ。
そんな確信が湧きあがってきてるから、今年の紅葉さんを、こころからありがとう&ごくろうさまって光の世界へ送り出してあげたいと思います。